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【舞台鑑賞】血の婚礼

二日続けての舞台鑑賞。
本日は新宿グローブ座です。

スペインのアンダルシア地方。照りつける太陽、気性の激しい女たち、情熱的なフラメンコ・・・。
裕福な家庭同士の結婚式に、花嫁の元恋人・レオナルドが従妹の婿としてやって来る。二人は愛し合いながら、家柄の違いから別れることになったのだった。あの別れは正しかったのか、心のままに行動すべきではなかったのか。花嫁の心は大きく揺れ始める。

スペインの詩人で劇作家のフェデリコ・ガルシア・ロルカの原作を、三谷作品でおなじみの俳優・白井晃氏が日本語訳し、演出します。
セリフが非常に詩的な上に長く、ベテラン女優の江波杏子さんでさえ、噛んだり、他の俳優のセリフに被ったりと難しそうでした。でも、安定感のある俳優を揃え、見事なカンパニーとなっていました。
そして、音楽はギタリストの渡辺香津美氏の生演奏で、それに合わせて歌い、踊り、舞台を駆け回ります。

レオナルド役の森山未來君は、セリフとか表情だけではなく、しなやかな肉体全てが感情表現の手段。多分、フラメンコは初挑戦だと思いますが、生まれながらのダンサーである彼は見事に決めてくれていました。
床を叩き、宙を舞う姿をいつまでも観ていたかったです。

花嫁役のソニンも良かったです。最近は女優としての評価の高い彼女ですが、未來君同様にフラメンコに挑戦。一応、デビューは歌って、踊れるアイドルですからね。
家庭とか土地の因習の中で、二人の男性の間で揺れながら、最終的に許されない愛に走り、悲劇を招くヒロイン。でも、後悔はしないという気丈さを見せる情熱の女性。
そう、この舞台の主人公はレオナルドですが、実は女の物語なんですね。

レオナルドの妻に浅見れいな、花婿の岡田輝暉といった若手も安心して観ていられます。
浅見れいなはTVや映画の印象が強いですが、舞台は2作目だそうです。全然感じられないくらい堂々としていました。
また、関係ありませんが、解散してしまったトゥビ・コンは、デビュー時に誰も知らない頃から好きだったんですよね。演技も良いですが、たまには歌って欲しいです。

前述の江波さんはヒステリックな中年女性を迫力のある圧倒的な存在感で見せてくれます。
同じくベテランの根岸季枝さんが優しい姑役で、その土地で生きる強い女として良い味を出していました。歌手が多く出演している中で、女優の根岸さんが子守唄や婚礼の唄を歌ってくれます。
僕はギリギリ『ふぞろい』の世代だし、大林監督作品の常連なので、根岸さんはいつも注目してしまいます。

舞台を階段状に前にせり出し、観客席の通路も利用しているので、俳優達がものすごく近くに感じられます。
余りキャパの大きくないグローブ座だからこそ出来る「技」と言えます。

そういえば、ここで芝居を観るのは初めてだったんだ。
(チョット前までジャニーズ専用でしたもんね。)

今年のGWは充実しています。
これで明日、雨が降らなければ・・・。

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