『世界はときどき美しい』鑑賞(オススメ映画を紹介します)
“Cinema Poetry”と銘打つだけあって、単なる短編映画という感じでもなく、非常に詩的な映像が観られます。
性別も、年齢も異なる主人公たちのモノローグで進行する5つの物語。
ものすごく日常的な出来事をしゃべっているだけなのに、自然だったり、宇宙だったり、哲学だったり・・・と普遍的なものへと昇華させていっているようでした。
柄本明さんの第2話が印象的。大阪の酔っ払いの労働者の話なのですが、モノローグも段々とロレツがまわらなくなっていって、柄本さんの芸達者ぶりを感じられました。
その他、松田龍平君の恋人を妊娠させてしまうが父親になる実感のない天文所職員の第4話や、市川実日子さんの父の法事で久し振りに帰省したOLが母親の老いや孤独を思いやる第5話は、年代が近いだけに親近感を覚えました。
少々哲学的すぎるところはありましたが、“生”とか“死”と隣り合わせの日常を感じられる作品だったと思います。
(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)
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