« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

2007年4月

Live! GANGA ZUMBA @ SHIBUYA-AX

SHIBUYA-AXがスシ詰め状態になったのって、いつの誰のLive以来だろう。

GANGA ZUMBA史上最大の動員数(1,500~1,600位?)で、会場はとにかくアツかった!
彼女の付き添いで状況を飲み込めていない彼氏も、リズムが取れていない(「裏打ち」ということでもなかった)のだけど最初から最後まで踊り続けた眼鏡をかけたお兄さんも、「MIYA、愛してる」の男子(もちろん女子)も、一緒に行くところまでイってしまった感がある。

『1stフルアルバム発売記念』と銘打つだけあって、演奏曲も、“GANGA ZUMBA mens”による『BRASILEIRO EM TOQUIO』のアコースティック・ヴァージョン、ヴォーカル陣を除いた楽器隊による土屋玲子さんのヴァイオリンをフューチャーしたインスト以外は、全てGANGA ZUMBA名義の曲。
まぁ、1stフルアルバムと言っても、2枚のミニ・アルバムの楽曲に新曲を加えたベスト盤みたいなもんだから、盛り上がらない訳が無い。

とにかく1年間活動してきて、バンドとして完成され、さらに進化していくことが感じられる1stフルアルバム&Liveでした。
クラウディアや高野君のパート比率が増えていたり、ルイスやスザーノのラップが聴けたり。特に、MISIAの代わりに歌う『Survivor』は、クラウディアの素直で真っ直ぐな歌声が良く似合う。デビューLiveでは、ゲストでMISIAが登場したけど、歌う回数的には間違いなくクラウディアの方が多いもんね。
年末のLiveでは、山崎まさよし氏のLiveとブッキングしてお休みだったGENTAさんは今回もお休みだったのは寂しいけど、宮川さんのドラムも楽しそうに演奏していて良かったです。彼、腰低いし。

さて、新曲の『why?』は今かなりのヘビーローテーションで聴いています。適当に録音したMDにも、MP3プレイヤーにも入っています。Liveで聴いたら格好良いだろうなぁ、と思っていたけど、メチャ格好良かった。
特別にWアンコールで「もう1曲、やろう。でも、やれる曲ないよ。」と、もう1度演奏してくれたのですが、当然アンコールの方がお互いに興奮しているし、熱っぽくて良かったです。

Liveで演奏しながらCD化されていなかった『Still Blue』や『銀河』の完成形。特に、前回は弾き語りのバラードだった『銀河』も、リズム隊が入ると身体を動かしたくなるから不思議です。
この曲では、スザーノがすっごい素敵な笑顔を見せながら、パーカッションを叩いていたのが印象的でした。

ラストスパートで聴かせた『DISCOTIQUE』と『WONDERFUL WORLD』は、このまま呼吸が出来なくなっても構わないと言うか、会場が本当に一つになって、ある意味、全員がトランス状態で、ぶっ飛ばした感じでした。
こうやって言葉で書くのが本当にもどかしい位、伝わりにくいのですが、とにかく気持ち良かった。

夏のツアー、東京は9月2日のAX。その前に7月に『寄り道』やるのか。今回はチケット取れるかなぁ。

GW中は4日に代々木公園のイベントに出演するそうですね。不覚にもNo checkでした。
当日券もあるみたいだから、早起きしたら行ってみようかなぁ・・・。

| | コメント (2) | トラックバック (4)

ラグビー!日本代表vs香港代表@秩父宮ラグビー場

P1040078口の悪い観客が「先週が一軍で、今週は二軍みたい」と野次っていました。
確かに、初キャップが12人と前半に固さが見られ、小さなミスやパスの精度は韓国戦よりも悪かったような気もします。この二戦はワールドカップ派遣のセレクションということもありますし、選手たちもいつも調子が良い訳ではないですからね・・・。それに、73-3と大差で勝ったわけですから。

注目した選手を列挙してみます。

まず、フォワード。HOの山本選手は、スローワーとしてもフィールドプレイもHO候補の中では一番安定しているように思いました。FLで出場の渡邉選手はワールドカップに合わせて来たなって感じ。キャプテン・箕内選手は、ボールを奪取してからの動きが早いし、強い。

Img_1481そして、FLで初キャップの佐々木隆道選手。多少緊張していて固かったかな、と思ったのですが、後半に箕内キャプテンが交代するとNo.8に入って、スクラムではSH・矢富選手と「8→9」を決めてくれました。何か、やっぱり観ていてワクワクしました。
トライはなかったですが、相手のこぼれ球をうまく拾って、そこからの攻撃でトライにつなげた時は、「今のは隆道がトライしたようなもんだ!」って歓声が挙がっていました。

バックスでは、まずSHの矢富選手。去年の代表戦では、正直まだ早いかなって印象でしたが、今日は良かったと思います。後は彼のトリッキーな動きに周囲がついて来られるかが課題なのかなぁ。今日も孤立した攻撃が見られましたから・・・。

Img_1522WTBの北川智規選手、遠藤選手は、それぞれの持ち味を活かして良かったです。智規選手はとにかく速かった。『ジャンクスポーツ』で浜チャンに「君は、ビー○ク、注意せなアカンな」と突っ込まれていたのを思い出し、つい見てしまいました。やっぱり目立っていたかも!?

P1040093途中出場のCTB今村雄太選手も得意の脚を活かせていました。大西将太郎選手はディフェンスとパスのセンスは魅力だけど、スロー・フォワードなどのミスが目立っていたかも。
FBの有賀剛選手は、今日は良いところなかったなぁ。普段は蹴っていないプレースキックを任されていて、確立は2/7。もう少し真ん中にトライしてあげてよって感じでした。

Img_1516そして、先週のアレジ選手が好印象だったSOですが、注目の廣瀬俊朗選手はキックというよりは、パスで動かしたり、自らトライも決めるなど攻撃的で良かったかな。
逆に途中交代の安藤選手は、キックの飛距離は魅力ですが、精度にムラがあり、当落線上にいるだけにもう少し頑張って欲しかったかな。

さて、次は1週間空けて、12日に元NZ代表で固めたクラシック・オールブラックスとの対戦です。
生でノムー選手を観られるということで、非常に楽しみです。昔、ジャパンセブンスのゲストで来日した時に、「I would like to watching your exciting play in Japan.」と話しかけたら、「OK. I promise you.」と言ってくれました。その後、肝臓病で休んでしまったので、やっと約束が叶うんです。まぁ、本人は覚えていないだろうけど。

この二戦で結果を残せた人もそうでない人も、出場のチャンスがあれば頑張って下さい!

P1040131Img_1400Img_1508   

| | コメント (0) | トラックバック (3)

『神童』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Shindo

普通の人を演じることは大変なことなのだなぁ、と改めて思いました。

ピアノが好きだけど上手くはない、普通の凡人・和音(ワオ)を演じる松山ケンイチ君。ワオは、“L”のように作り込むことの出来ず、ドラマのロボットオタク君のように動きやしゃべりで滑稽に見せることもない、本当に普通の青年です。頼りなさとか、ぎこちなさという点では上手く表現できていたのではないでしょうか。

この映画は、とにかく14歳の成海璃子の存在感が際立っています。

彼女の出演していたドラマって、そんなに真剣に観たことがなかったのですが、妙に説得力のある演技をする女優ですよね。
言葉を覚える前に音符が読め、ピアノが弾けたという神に選ばれた少女・うたを、チョットひねくれたところも含めて、難なく表現していました。恐ろしい才能です。

この二人が、恋人とも、兄妹とも違う、でも音楽を通して心がつながっているという不思議な関係は、ラストの連弾で見せる穏やかな表情からも伝わってきます。

音楽がテーマの作品なので、二人のピアノ演奏へのこだわりは当然あるのですが、それ以上に音楽以外の“音”に対する非常に繊細なこだわりを感じました。
風の音、虫の音や鳥のさえづり、水のせせらぎ、りんごをかじる、コップを置く、人間の呼吸、そして耳鳴り・・・。生活の中の様々な音が感じられました。

自分も三半規管が強くなく、疲れている時に耳鳴りや眩暈がすることがたまにあるのですが、その時の不安感は、やっぱりネットで症状を調べたりするので、「うた」ほどは深刻ではないにしろ分かる気がしました。

天才を理解できない教育ママ役の手塚理美さん、吉田日出子さん、串田和美さんの教授同士の大人の関係も気になるところでした。それから、うたを天才としてでなく、変な同級生として気になりイタズラをする池山君も良いですよね。男子なら分かるかも。

物語と全く関係ないのですが、個人的には世界的なピアニスト・リヒテンシュタインを、イギリスのロックバンド「モット・ザ・フーブル」のモーガン・フィッシャー氏が演じているのが、懐かしくて嬉しかったです。彼はTHE BOOMのツアーメンバーを長いことやってましたからね。彼のアンビエントなメロディも聴いてみたかったですね。

この努力を知らない天才と、努力しても追いつかない凡人の凸凹コンビが、どう成長していくのか、気になる終わり方でした。原作漫画に続きがあるなら、観てみたいなぁ。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ハンニバル・ライジング』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Hannibalいろんな意味で騙された!と思いました。
決して悪い意味ではないです。

『羊たちの沈黙』シリーズの重要な登場人物、精神医学者で、猟奇的、快楽的な殺人者である「サイコ・キラー」レクター博士の誕生秘話ということでしたが、ここに描かれるのは一人の少年の復讐劇でした。

リトアニアの貴族出身のハンニバル少年は、戦争により目前で両親を失い、生き残った妹・ミーシャも兵士達の暴力等により失う。終戦から8年後、戦争孤児の収容所を抜け出し、フランスに住んでいる叔父の元へ逃げるが、叔父は既に亡くなっており、未亡人の日本女性レディ・ムラサキが迎え入れる。ある日、市場で彼女を性的に侮辱した肉屋の男を殺害したことをきっかけに、妹殺害に関与した元・兵士たちのその後を調べ、復讐に乗り出していく。

正直、これだけ復讐の感情を前面に出した悪意に満ちた青年と、後にアンソニー・ホプキンスが演じたレクター博士はつながりづらいと思いました。
「感情を失ったモンスター」というセリフは出てくるのですが、復讐って、ものすごく人間的な感情ですよね?

しかしながら、復讐が終わった後の空しさから、つまりこの後に続くであろうストーリー(原作者の構想では、次は日本が舞台になるとか?)の中で、よりサイコなモンスターとして目覚めていくのだろうと、思うことにしました。
まだ精神科医ではなく、天才的という感じもしなかったのですが、ここでは医療学校の特待生とは言え、解剖の準備しかしていないことも同様のことですから。

逆に、この後にカニバリズム(食人肉)にハマってしまう理由としては、分かりやすかったです。

若きハンニバルを演じるフランスの若手俳優のギャスパー・ウリエルは、与えられた設定の中で好演していたと思います。冷たい表情とかは良かったのではないでしょうか。
しかし、ハンニバルってロシア人だったのですね。ホプキンスはイギリス人で、ギャスパーはフランス人ですので、少々不思議な感じがしたのでした。

さて、レディ・ムラサキを演じたのは、中国の国際派女優のコン・リー。相変わらずキレイでした。
二人の関係を、戦争で家族を失った者同士の擬似母子だったのか、男女間の恋愛感情があったのか、微妙はサジ加減で演じられていました。ギャスパーの出世作である『かげろう』も人妻を恋に溺れさせる少年役でしたので、彼女も甥だと分かっていながらも、若い男にどうしようもなく惹かれていったのかな、と思って観ていました。(コン・リーも同じ解釈だったようです。)

さて、海外映画に日本人が出てくると、どうしても突っ込みたくなってしまいます。この作品でも、レディ・ムラサキがハンニバルに日本文化を教えたことになっていますが、無理があるのは仕方ないのかな・・・。少し残念に思いました。

これはこれで「復讐劇」として十二分に面白かったのですが、何年後でも良いので、次につながる続編が出来ることを期待しています。

しかし、レクター博士って、元々は脇役だったのですよね・・・。スピンオフもここまで来ると素晴らしいのかもしれませんね。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Kachikomi典型的な香港カンフーアクション映画です。

真面目にストーリーを追ってしまうと、ツッコミどころは多いですが、余計な難しいことは考えずに、とにかく面白かったです。

アクションスターでない若手二人には、とにかく頑張ったと言ってあげたい。ニコラスは優雅に舞うように、蹴って、蹴って、蹴りまくりますし、ショーンもヌンチャクで怪物のような敵にも怯まず挑みます。
原作漫画のイメージなのでしょうけど、ショーンの銀色の長髪はどうだったのだろうか?

そして、アクション監督も務めたドニー・イェンのムキムキ、バキバキに鍛え抜かれた肉体から飛び出す技の数々は素晴らしいの一言に尽きます。とにかく強い!
彼のアクションだけでも一見の価値ありと思います。

そして、ヒロインには『至福のとき』のドン・ジェ。たまに日本でも公開される映画に出演していますが、大人になりましたよね。巨匠チャン・イーモウに見出されただけに演技はしっかりしているし、家族思いで恋に出会うキラキラした女の子の魅力も見せてくれています。こういう映画で会えるとは思ってもいなかっただけに、嬉しかったですね。

アクションだけでなく、タイガーとドラゴンの兄弟愛もしっかり描かれています。龍虎門のある場所が、ちょっと前の時代ようでもあるし、近未来の取り残された場所のようだし不思議な雰囲気を醸し出していたのも良かったです。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『明日、君がいない』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

237カンヌでセンセーショナルを巻き起こし、東京国際映画祭でも話題になったオーストラリア映画。

監督・脚本を手掛けたのが、19歳の青年(完成時は21歳)というのがまず驚きです。2年前の東京国際では見逃していたので、今回の一般公開が初見でした。

原題は『2:37』。ある日の午後、学校のトイレで誰かが自殺を計る。誰がなぜ自らの命を絶たなければならなかったのかを、その日の朝からの生徒達の行動を振り返り、関係者のインタビューを交えながらドキュメンタリータッチに進行していくサスペンスです。

主人公達の抱える問題、親からの過剰なプレッシャー、妊娠、拒食症、ドラッグ、ゲイ、近親相姦、身体障害、イジメ、もつれた恋愛感情・・・、がとにかくリアルです。親や友達にも言えない悩みの中で、誰しもが自殺してもおかしくないと思わせるキャラクター作りには上手いと思いました。
(しかし、僕は、かなり早い段階で誰が当事者なのか、想像がついてしまいました。)

同じ場所、同じ時、同じシチュエーションを、登場人物それぞれの視点を変えて、微妙にずらして見せていきます。本人にとっては深刻な悩みも、他人から見ると気が付かない程度のことだったりもします。
だから、外見上は何の問題もなく、インタビューにも明るくハキハキ答えていた人物が、どうして自殺なんてしたのだろう、と衝撃を受けるのではないでしょうか。

自らのハイスクール時代に実際にあった友人の自殺事件の衝撃をヒントに一気に書き上げたという新たな才能に、今後も期待したいです。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『オール・ザ・キングスメン』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Allthekingsmenう~ん、何なのだろうか。

アメリカ・ルイジアナ州。不正を告発した下級役人ウィリー(ショーン・ペン)が、半ば騙されて州知事選挙に立候補し、労働階級を味方につけるイメージ戦略に成功して知事となるが、数年後には自らもスキャンダルにまみれていくという、実話を基にした映画のリメイク作品です。

ウィリーを取材し、彼にのめり込んでいくジャーナリスト・ジャックに、ジュード・ロウ。ジャックの初恋の女性にケイト・ウィンスレット、ジャックの名付け親でやがてウィリーと敵対する判事にアンソニー・ホプキンスと豪華キャストとなっているのですが・・・。

ショーン・ペンの演技は見事です。前半の理想に燃える労働階級のヒーローも、後半の賄賂や愛人に溺れる囲った汚職知事も、違和感なくハマって見えました。毎回違ったキャラクターを演じるというよりなり切っています。

そして、ジュード・ロウは、格好良かったなぁ。前半はウィリーを擁護する記事を書き、選挙戦を有利に戦うための指南役というか、アドバイザー的な役回りだったのですが、後半に彼の恋愛や過去の秘密が描かれることで展開が面白くなりました。

しかし、正直、主演二人の演技の上手さだけが際立ち、ストーリーの展開に魅力を感じることが出来ませんでした。

全体としては「政治サスペンス」ということで、夜のシーンも多く、全体に暗めな印象で、説明的な長セリフも多く、途中で眠たくなりました。拳銃シーンをセピア調にしたり、構図を対象形にしたりという演出もあったのですけどね。

ジャックが新聞記者という職を捨ててまでウィリーに傾倒していったのか分かりづらかったし、いきなり5年の時間を飛ばしたので理想主義に見えたウィリーがどうして不正に手を染めていったのか気になりました。
その辺りのバックボーンがもう少し分かると、「善は、悪から生まれる」というテーマも見えてきたのかもしれませんが・・・。

それから、判事役のアンソニー・ホプキンスは、相変わらずオイシイところを持っていきましたね。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (2)

『クィーン』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Queenヘレン・ミランのオスカー受賞も納得しました。

ダイアナ元皇太子妃の事故死から国葬までの1週間の王室の様子を、エリザベス女王を中心に描かれます。

女王役のヘレン・ミランは、顔がそっくりとか言うわけではないのだけど、自分の感情を抑え、国のことを第一に考える女王としての威厳があり、チョッピリ皮肉屋でユーモラスな面もあるチャーミングな女性として見事にスクリーンで生きていましたし、孤独との戦いとも言える渓流での涙は素晴らしいものがありました。

ブレア首相を演じたマイケル・シーンも良かったです。王室と国民との距離感を憂いながらも、女王の真の強さや優しさに惹かれていく過程を丁寧に演じていて、擬似母子とも言えるドラマを作り上げています。
母親に疎まれ、保身のために現代的思想の持ち主ぶるチャールズが情けなく見えてくるので、面白かったです。

かなりの脚色は手を加えているでしょうが、登場人物のほとんどが存命の中、たった10年前の出来事を映画にしてしまうのはスゴイことだと思います。

マスメディアが、事故の原因が自らにあることを、王室の非情さを報道することで、見事に問題のすり替えに成功しているのですが、メディアの怖さを感じることが出来ます。そこで語られるのが「真実」であれ、そうではないとしても・・・。

スキャンダラスに描こうと思えば描ける題材を、抑制の効かせて淡々と描いた演出が良かったと思います。

イギリス王室ファンなのでしょうか。割と年齢層の高い観客で一杯になっていました。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラグビー!日本代表vs韓国代表@秩父宮ラグビー場

0422_boardJKジャパン、白星発進!

前日までの天気予報では雨が心配だったのですが、大丈夫でしたね。

元・オールブラックスの伝説の「JK」ことジョン・カーワン氏が率いるジャパンの2007年の初陣です。今年の9月にワールドカップ・フランス大会を控え、重要な強化試合の一つとなっています。

0422_enjinとは言え、本戦への切符を逃した韓国は、やはりテンションが低く、セブンスで見られるような高速ラグビーを期待したのですが、面白みに欠ける展開となってしまいました。
前半は日本のやりたいことが次々と決まり、100点試合ペースで進みますが、後半は風下でもたついていることもあり、フラストレーションが溜まりましたが、「82-0」というスコアになりました。

さて、今日は今回のジャパンの目玉とも言える二人のSOが登場しました。

一人はニュージーランドからやって来て関西ラグビーリーグのNTTドコモ関西でプレイするジェームス・アレジ選手。走れる、パスは切れる、そして蹴れると大活躍でした。
コンバージョンは難しい角度も含めて全て成功。今回はキッキング・コーチに回った廣瀬(佳司)選手がいなくても、得点が確保されているのは嬉しいですね。キックパスとかは岩渕選手も良くやっていたけど、その正確なキックはロアマヌ選手のトライに結びついていました。

0422_onoそして、JKの秘密兵器、ニュージーランドで育まれた19歳の若き指令塔・小野晃征選手がデビューしました。
留学とかではなくて、ご家族で向こうに居住されているそうで、子供の時から大国の技を生で体感していると言うのは魅力ですよね。
後半から登場して、ミスがあったり、小野澤選手へのキックがオフサイド判定でトライが幻になってしまったりと、チョッピリ「ほろ苦」デビューでしたが、大器を感じさせます。

廣瀬選手やアンドリュー・ミラー選手の後、「これだっ!」と言うSOの選手がなかなか出てこなくて、ベスト15を選ぼうとしても該当者がいないポジションでしたが、いよいよ本命が現れたのですかね。
今日は出場しなかった東芝の廣瀬俊朗選手と共に注目したいと思います。

その他では、常にボールに絡んでいたPRの西浦選手、スピードで駆け抜けたWTBのクリスチャン・ロアマヌ選手は良かったですね。

0422_zawaサンゴリアスからは、WTB・小野澤選手、CTB・平選手が先発出場。ザワ選手は4トライ(だったよね?)の安定ある活躍でしたし、浩二選手も代表デビュー戦ながら、1トライの活躍。タックルも、WTB二人へのラストパスも文句なく良かったと思います。
後半、FB・有賀選手、HO・青木選手も出場しました。青木選手はケガで一度辞退していて、先週、猪口選手に代わって追加で招集されたのですが、とりあえずデビューとなりました。でも、時間的に短かったですね・・・。

来週は香港戦。中国復帰後、有能な選手達が自国に帰ってしまい、弱体化は否めない香港代表ですが、今日よりも「アツイ」パフォーマンスが見たい!

0422_go0422_miuchi0422_aoki_taira

| | コメント (0) | トラックバック (0)

期日前投票に行って来ました。【2007統一地方選挙】

何か、普通の日記を書くのは久し振りな気がするので新鮮です。

明日は統一地方選挙の投票日です。

国会議員選挙と違って有名な方はいないし、昔から住んでいる土地ではないので知り合いとかもいないのですが、15年前の大学生の時、友達に「誰を書けば良いのか分からなければ白紙でも良いのだから、行った方が良いよ」と言われてからは、必ず行くようにしています。

さて、僕の住んでいる地域の投票所となっている小学校は、駅とかバス停のある方角とは反対側にあるので、日曜日に投票行くのに予定の30分前とかに家を出ないといけなかったりしていたのですね。
毎回、「次こそは期日前投票に行くゾ」とか思うのだけど、忘れてしまっていて当日に行っていたのですが、今回は忘れずに行くことにしました。

新宿区の場合は、各地域の派出所でも受け付けているようなのですが、歌舞伎町にある区役所に行きました。
靖国通りに面している第一分庁の1階が投票所となっています。

既に数名の方が、案内係の人に、ハガキ裏面の期日前投票の理由を記入するように、左手のテーブルに通されていました。
ハガキを受付に提出すると、バーコードを読み込まれます。当日の会場では機械で1枚1枚投票用紙が出てくるのですが、選挙人の方に手渡しされました。後は投票する人の名前を書いて、投票するだけ。

広い小学校で、ゆっくり歩かれているご老人達と一緒に投票するよりも、流れがスムーズで、時間が掛かりませんでした。

うん、次の選挙も、レジャーの予定があるだろうから(!?)、期日前投票にしようと決めたのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『東京タワー』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Tokyotower全ての作品に接したわけではないですが、この映画版が一番好きになりました。

もう誰もが知っているストーリーだけに、敢えて「泣きのドラマ」にしなかった松尾スズキの脚本と松岡錠司監督の演出が良かったのかな。ラストには泣かされるの分かってるんですもんね。

笑って、泣ける、老若男女誰もが安心して鑑賞できる良質な日本映画です。
観る前は「男は、奥さんや恋人とは観に行かない方が良いのかな」と思ったのですが、それほどマザコンぽく描かれておらず、割とリアルな親子関係だったように思います。

オダジョー史上初と言っても良い位に、ボクことマー君は何処にでもいそうな普通の青年。これを淡々と演じられるオダジョーの演技力は大したモンだと思いました。濃ゆいキャラの方が絶対に演技しやすいですもんね。
原作と映画は別物と分かっていても、オダジョーがリリーさんに見えてきたシーンがいくつも有るから不思議でした。後半のファッションは格好良い、と言うか、全身ピンクみたいなのが似合うのはオダジョーだけなんだろうなぁ。

松たか子さんの演じたミズエは、映画のために松尾氏が創ったキャラクター。多分、観客に一番近い目線で母子を見ていたのだと思います。オカンに抗癌剤治療を進めるシーンや、亡き骸に横たわるマー君に忘れていた伝言をするシーン、そしてラストシーン・・・好きなシーンには松さんも収まっていたような気がします。
松さんが「私は東京生まれなので、この作品の本質は理解できていないのかも」と話していて、そこは僕と共通するところなので、自然にミズエにシンクロしたのかもしれませんね。

そして、この作品は樹木希林さんなしには語れません。本当に見事です。マー君から「大学を留年するか、中退するか」と電話をもらった時の「何で頑張れんかったやろ」という落胆から、「新しい仕事が見つかったけん、マー君も頑張りんしゃい」と瞬時にパワフルなオカンに転じます。「オトンが見舞いに上京する」と聞いて恥ずかしがる仕草はカワイイと思いました。
樹木さんが演じたのは、リリーさんのオカンでもあり、映画の中のマー君のオカンでもありますが、日本人の誰もの最大公約数のオカンだったのではないかと思えました。
それだけに闘病のシーンは、近未来の自分を見ているようで、つらい部分もありましたが、あそこに時間をかけて描いているところが良かったと思います。悶え苦しむ演技は相当の体力を使ったのではないでしょうか。
東京タワーの見える信号でオダジョーと手をつなぐシーンは印象的でした。あの場所で手をつなぐ親子が増えたりしたら、面白いなぁと思いました。

さて、若い頃を演じた内田也哉子さんは演技は正直に言って下手でしたが、母子だけあって表情や仕草はそっくりなので、違和感はありませんでした。也哉子さんの出演シーンの撮影が先だったらしく、樹木さんは病気になる前のシーンでは、也哉子さんに似せるために、肉襦袢を着たり、口調を少しのんびりさせて演じていたそうです。さすがベテラン女優と思わせるエピソードです。

この母子以外だと、寺島母子がまず思い浮かびましたが、キャラ的には向いていない感じがするので、正解だったのでしょう。
場外では「我が家の“時々、オトン”が・・・」とリップサービスしているのも「◎」です。

オトン役の小林薫さんは、これまでの作品のイメージだと「バンカラさ」とか「破天荒」な感じが足りないかな、とも思いますが、絵も模型も最後まで作れなかったり、他の女と暮らしている何となく頼りない亭主とすれば適役だったのではないでしょうか。
原作とは違っても、映画の中では、こちらの方がリアルなような感じがしました。

友人達も勝地涼、伊藤歩、平山正行と若手演技派で固め、仲村トオル、小泉今日子、宮崎あおい等多彩なカメオ出演も楽しみなところなのですが、母子の物語の邪魔にならないギリギリのところで抑えてあったと思います。

是非是非観ておきたい作品と思います。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『サンシャイン2057』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Sunshine_1期待していたものとは全く違う映画でした。

『ザ・ビーチ』のダニー・ボイル監督。出演が『麦の穂をゆらす風』のキリアン・マーフィ、真田広之、ミショル・ヨー、『ファンタスティック・フォー』シリーズのクリス・エヴァンスというオールスターな布陣。ストーリーも、太陽消滅の危機によって寒冷化が進む地球を救うため、8人のエリート宇宙飛行士達がイカロスⅡに乗り込み、太陽に核爆弾を仕掛けるという、ものすごい大作を思わせるものでした。

しかし、観終わった感想は、メチャクチャB級なSFサスペンス映画でした。
しかも、途中でホラー的要素が加わってくるのです。
目的達成のために乗組員が一人ずつ命を落としていくというのは定石通りなのですが、7年前に消息を絶ったイカロスを発見し、ランデブーを試みる辺りから話がややこしくなってくるのでした。

個人的に印象的なシーンとしては、酸素を生産するための植物室が事故で爆発して、黒こげの中から新しい芽が出ているのをミシェル・ヨー演じるコラゾンが見つけるシーン。
それまでの人間の醜い部分や弱い部分を見せていただけに、たとえ全て無くなったとしても、自然の力はスゴイのだぞ、というところを見せたかったのかな、と思いました。

すごく哲学的で、宗教的な部分も含まれる作品なので、太陽=神と対峙すると言う展開が日本人向けではないのかもしれません。
太陽を崇拝しないと地球はヤバイとも受け取れるし、崇拝しすぎるのもチョットなぁ、というか、程々が一番ということなのでしょうかね・・・?

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『大帝の剣』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Taiteinokenこういうバカバカしいの好きです。
まさに「面白ければ、それで良い」です。

原作・夢枕獏、監督・堤幸彦、主演・阿部寛のこの作品、時代劇かと思いきや、いきなり太陽系内でUFO同士が対決しているし、不気味な妖怪...じゃない土蜘蛛衆とか言う奴等は出てくるし、何でもありの冒険活劇になっております。

初っ端から、江守徹さんのナレーションがNHKの某番組のように格調高くて、バカバカしかったのですが、とにかくキャスティングが見事です。
堤組の常連である阿部チャンは言うまでもなく、クドカン(宮藤官九郎)や大倉孝二の演じる忍者は動きが妙なこと以前に見た目だけでも笑えるし、異性人に乗り移られる竹内力さんや遠藤憲一さんはそこまでやるかって感じでしたし、六平直政はとにかく気持ち悪かった。

女優では、エロモード全開の杉本彩さんは、サスガです。竹内力さんの演じる坊さんの杖で悶えているのですが、肝心な温泉でのサービスシーンでは全く身体を見せず終い。じらすのではなく、本当に見せない堤演出にやられました。

『愛の流刑地』もイメージにない役を演じたハセキョー(長谷川京子)ですが、今回はイメージ通りの豊臣の姫君と、訳の分からない言葉を発する異性人の二役(?)を演じていて良かったですよ。何か吹っ切れた感じがしました。

そして、黒木メイサはやっぱりカワイイ。牡丹という謎の美剣士役なのですが、他がバカバカパワー全開なのに、一人クールに振舞っていて、舞台『あずみ』などでも披露した殺陣も格好良かったです。
非常に華のある女優さんなので、もっと色々な役柄で見てみたいです。

昨年、『明日の記憶』で映画界から絶賛された堤幸彦監督が、全く逆の方向に振れた奇想天外な物語ではあるのですが、『トリック』ほどマニア向けなカルト作品ではないので、どなたでも理屈抜きに楽しめると思います。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『おまえを逮捕する』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Kyoryoku3han『強力3班』、観たかったのですよ。

脇役陣だけを見るとコメディ路線なのかなと不安にもなりましたが、相手を3秒見ただけで犯罪者を見分ける新米刑事と、健忘症に悩まされるベテラン刑事を中心にした、本格的なアクション映画で、手に汗握る展開を楽しめました。

主演のホンジュ役のキム・ミンジュンも格好良いですが、ムン刑事役のホ・ジュノ氏が渋いですね。刑事として致命傷とも言える健忘症にうろたえる苦しみ、犯人との交流の中で時折見せる優しさ、敵のアジトへと乗り込む決死の覚悟、どれも見事でした。

また、麻薬密売人の「ガス缶」役は、『王の男』など韓国映画のヒット作品には必ず参加しているユ・ヘジン。いつものように笑いの部分を担当しつつ、泣きの部分も見せるオイシイ役になっていました。

はじめはバラバラだった落ちこぼれの強力3班が、強大な敵を前に結束していく。

韓国の警察が班(課)毎に検挙数でノルマがあって、競い合っているなんて豆知識も知りました。

(満足度:★★★、オススメ度:★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『檸檬のころ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Lemonうん、リアルに青春だなぁ~、と思いました。

よく考えてみると(考えてみなくてもなのだけど)、僕は東京生まれの東京育ちなので上京の経験ってないのですけどね・・・。
それでも、「公立、共学、進学校」というのは同じなので、描かれている世界は似ていました。そう言えば、軽音部だったし。

原作は少し前にタイトルが気になって読んでいました。この連作をどう料理するのかなと思ったら、2人の女の子に焦点を合わせつつ、いくつかのエピソードも散りばめていました。
エピソードを詰め込みすぎて、人間関係の分かりづらい部分もありましたが・・・。

二人の男子の間で、東京と田舎で揺れ動く加代子は、下手にすると単なるヤな奴になりそうなキャラクターですが、榮倉奈々を持ってきたことで成功していましたね。彼女はやっぱり明るい女の子の役で観てみたいけど。

音楽ライターを夢見る白田恵は、原作よりも数段魅力的に描かれていたような気がするのは、演じた谷村美月のおかげだと思います。初めて男子に恋するドキドキ感や、同じくライターを目指す保健室登校の従妹に対する焦り、そして失恋があって、学祭での加代子との会話での吹っ切れた表情など、この年代の女の子の中では上手いですよね。

彼女と『カナリヤ』で共演していた石田法嗣君は、大人っぽくなりましたよね。出番が少なかったのが残念でしたが、加代子に恋する野球部員を思春期の少年らしく、特に彼女を見つめる目線が上手かったです。
今回、出番の少なかった分は『恋しくて』に期待しましょう。

柄本佑はテンションの高い役でしたが、いつもみたいなエキセントリックな感じはなく、自然な感じで演じていて良かったです。“平川地”の直次郎はセリフが棒読みなのは仕方ないとして、学祭のライブシーンの説得力は流石でした。

“世界はこんなに熱いんだ”

でも、今どきこんなに純情な恋愛している高校生はいないのかも。携帯やメールも出てきませんからね・・・。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『世界はときどき美しい』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Sekai劇場で8mm映画を観るなんて不思議な感覚でした。

“Cinema Poetry”と銘打つだけあって、単なる短編映画という感じでもなく、非常に詩的な映像が観られます。

性別も、年齢も異なる主人公たちのモノローグで進行する5つの物語。
ものすごく日常的な出来事をしゃべっているだけなのに、自然だったり、宇宙だったり、哲学だったり・・・と普遍的なものへと昇華させていっているようでした。

柄本明さんの第2話が印象的。大阪の酔っ払いの労働者の話なのですが、モノローグも段々とロレツがまわらなくなっていって、柄本さんの芸達者ぶりを感じられました。

その他、松田龍平君の恋人を妊娠させてしまうが父親になる実感のない天文所職員の第4話や、市川実日子さんの父の法事で久し振りに帰省したOLが母親の老いや孤独を思いやる第5話は、年代が近いだけに親近感を覚えました。

少々哲学的すぎるところはありましたが、“生”とか“死”と隣り合わせの日常を感じられる作品だったと思います。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (2)

Jリーグ第6節! 横浜FCvs鹿島@横浜・日産スタジアム

0414_kazu1祝!KAZU選手、J1通算300試合出場!!

途中に海外へ行っていたり、昨期はJ2でプレイしていたわけですから、すごい記録ですよ。
まだまだ走れていますので、行けるとこまで行って欲しいですよね。

0414_board横浜FCがJ1に復帰して、初めての日産スタジアムでのホームゲーム。
報道では「7万人満杯にする」と言っていましたが、結局1万9千人でした。

正直、日産スタジアムはチョット広すぎますよね。ホーム側はサポーターが分散してしまうので、アウェイの鹿島の方がまとまっていた印象がありました。

横浜FCは、川崎戦の時にも感じましたが、やはり中盤の役者が薄いのかなぁ、なんて。フォワードにKAZU選手、久保選手と決められる選手がいるのに、良いボールが出てこないのですよね。
ディフェンスは割りと良くて、特に後半は鹿島に攻められっ放しでしたが得点を与えず、前半のヤナギの1点だけで抑えました。

ジーコ・ジャパンの時にはスター選手が沢山いた鹿島ですが、知らないような選手も多くて、今期リーグ戦初勝利でした。

さてさて、試合後、KAZU選手記念Tシャツを限定500枚販売するというので、並んだのですが、30人くらい前で品切れになってしまいました。僕の後ろにも同じ位並んでいます。
見ていたら、一人で5枚とか買っていた人いたから・・・。
欲しいのは皆同じ。1人2枚までにするとか、並ばせないで整理券を配るとかするなど、販売方法に工夫が欲しかったですね。
限定品なので仕方ないし、無駄遣いしないで済んだと思うことにしました。

0414_kazu20414_kazu3 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『プロジェクトBB』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Pro_bb_2ジャッキーも良かったけど、久しぶりに見たユンピョウに感激しました。

泥棒のジャッキーと幼馴染みで刑事のユンピョウの共演は17年振りだそうで、昔のような無茶はしなくなったとは言え、二人のアクションは格好良く、コメディとしても笑わせてくれる。
よく考えてみると、ヒーロー役が多いジャッキーが泥棒を演じると言うのも非常に珍しいのですね。
小学生の頃、夢中になって観ていた二人なだけに、感慨深いものがありました。

泥棒の相棒役の若手(と言っても、僕より年上)二枚目俳優のルイス・クーが、妻がいるのに浮気ばかりの泥棒を、モテ男の部分とジャッキーや赤ん坊に振り回されるコメディの部分をきちんと演じていて、『エレクション1&2』でクールなマフィア役を観たばかりなので面白かったです。

でも、何と言ってもこの映画の肝は子役のマシュー・メドヴェデス君に尽きる。本当にかわいらしい笑顔で、ジャッキーもルイスも父性本能でメロメロになるのも分かります。
撮影は彼の笑顔待ちとか、泣き止み待ちとかで大変だったのでしょうが、映像として観られたものは完璧な演技でした。
「子供と動物には敵わない」というのは、本当なのかもしれませんね。

「泥棒すれど非道はせず」の3人組が3000万ドルのために手を染めた赤ちゃん誘拐事件。誘拐したものの情が湧き、依頼者への引渡しを拒み、対決していくまでの展開は香港アクション・コメディの王道をまっしぐら。

ただ、かつてと事情が異なるのは、ジャッキーの恋の相手が中国本土からやって来たという看護士と言うこと位でしょうか。カオ・ユェンユェンという美人女優が北京語で出演していますが、香港と中国のコラボ作品って増えていますよね。

その他、TWINSのシャーリーン・チョイが、かなり不幸なルイスの妻役で単なるアイドルでない憂いある演技を見せ、ニコラス・ツェ、ダニエル・ウーがカメオ出演で笑かしてくれます。

Pro_bb本筋以外のところで、ジャッキーと父親との確執やルイスと妻の関係、事件の発端となるギャングのボスの息子への溺愛など、家族の絆がテーマになっています。赤ん坊を通して、家族が再生していくところに、ジャッキーの愛を感じました。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『あかね空』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Akaneこんなに正統派な中谷美紀さんの演技を観るのは、久し振りな気がします。

深川のおきゃんな町娘・おふみが、豆腐屋を切り盛りする妻になり、長男を溺愛する母となり、未亡人となっても気丈に振舞う女の半生をきっちりと演じます。
「平気、平気」というキーワード的なセリフもあるのですが、それよりも夫婦喧嘩のシーンが印象的でした。さっきまで普通に話していた夫婦が夫の何気ない一言で言い合いになるのがリアルでしたし、「あんたは何も分かっていない」という啖呵が、「よぉっ、江戸っ子だねぇ」って感じで見事でした。
しかし、セリフを良く聞いてみると、非常に現代的な話し言葉なのですよね。全く違和感なく溶け込ませたのは、監督の演出手腕なのかもしれません。

中谷さんも良いのですが、この作品では内野聖陽さんの熱演が光ります。京都から江戸に下った豆腐屋・京やの永吉と賭博場を仕切る傳蔵親分の二役を演じるのですが、なめらかな京言葉の物腰柔らかい商売人と、目付きがキツイ強面の眉毛も落とした剃髪の極道者という両極端な役を、完璧に演じ分けています。

後半に入って傳蔵親分は根っからの悪人ではないことが分かってくるのですが、この二人を一人の人間が演じることには、歌舞伎や舞台ならば良くありますが、意味があると思いました。
息子にとって父親は、口うるさい目障りな存在であり、反面では憧れの対象だと思います。長男の栄太郎が、職人気質の父・永吉とソリが合わないと感じていて、そんな時に目の前に現れた傳蔵が格好良いと思ってしまうのですが、両方とも演じているのは内野さんですから、結局は父親に憧れているのだな、という狙いが見えてきます。
永吉の不器用ながらに精一杯の愛情、おふみのように甘やかすことだけでなく、厳しく、真摯に生きることを教える姿勢に感動しました。

話は変わりますが、映画は石橋蓮司と岩下志麻演じる深川の豆腐屋・相州屋夫婦が、永代橋で息子とはぐれてしまうシーンから始まります。
このシーン、CGで再現された永代橋がものすごくリアルで、感動しました。博物館とかでも似たようなものを見たことがありますが、とにかく、でっかいです。
次のシーンは一気に20年後、京から永吉がやって来るシーンになるのですが、ファーストシーンがどういう意味を持つのか、興味を引かせます。この辺りの見せ方も上手いです。
そして、永吉とおふみの祝言の日に、相州屋の主人が亡くなります。後に、永吉・おふみ夫妻は、相州屋の跡地を借りて、大通りで店を出すことになるのですが、腕利きの職人から職人へのバトンタッチという意味を含めているようでした。

そうそう、夫婦がお参りにいく豊岡八幡宮ですが、ロケ地は文京区の根津神社。
昔、近所に住んでいたので良く行きましたが、時代劇の撮影もしょっちゅうやっていて、懐かしく思いました。
自分も江戸文化の残る下町育ちということもありますが、こういう時代劇が心地よいと思うのは、自分もやはり日本人なのだなと感慨深いものがあります。
極道も、嫌がらせする老舗の店主も、基本的に性善説なキャラ設定に安心して観ることが出来ます。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ブラッド・ダイアモンド』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Daiamond12時間半近い時間が長いと感られないほど、充実した作品でした。

レオナルド・ ディカプリオが『ディパーデッド』ではなく、この作品で男優賞を獲得したのが、何となく分かりました。

アフリカ生まれの白人。幼い頃に両親を惨殺され、19歳で傭兵として戦闘に明け暮れるが、悪事にまみれたアフリカに嫌気が差し、ダイアモンドの密売人に転身する。
いつかアフリカの血に染まった赤い大地を脱出することを夢見る男・ダニー役には、ディカプリオよりも似つかわしい男優はいると思うのですが、それでも、このタフな男を野性味たっぷりに演じるディカプリオにはかつてのアイドル俳優の面影はなく、ディカプリオでなければなしえなかったドラマになっていました。

頑強な肉体故に、ダイアモンドの採掘所に収容され、100カラット相当のピンクダイアモンドを発見する漁師・ソロモン役のジャイモン・フンスーは、後でプロフィールを読むと多くの作品に出演されているのですが、この役のために出て来たのではないかと思うほどの俳優でした。奪われた家族を奪還すべく奔走する深い愛情は、時にダニーをピンチに陥れるのだけど、共に行動することで彼の頑なな心を動かし、ラストへと導く男の姿が格好良かったです。

Daiamond2そしてもう一人、ダニーと心を交わすことになるアメリカ人ジャーナリスト・マディ役はジェニファー・コネリー。この人もアイドル俳優だったのですよね。クールな瞳でスクープのためなら危険も顧みない完璧な女性記者が、心を閉ざした男と知り合い、次第に惹かれあう感情を、ノーメイクで泥だらけになりながらも、大人っぽく、本当に美しく演じていて、映画に安定感を出していたように思います。

ここ最近、アフリカ各地の紛争をテーマにした作品を何本か観ましたが、紛争自体が重い問題ですが、子供を誘拐しマインド・コントロールしてテロリストに育て上げるシーンは背筋がゾッとしました。貴重な鉱物資源であるダイアモンドを密売する人間がいて、テロリスト達の資金源となっているのですが、欧米先進国にはそれを購入する者がいて、私達も知らず知らずの内に戦争に加担する連鎖の一部なのかもしれないことを知る。
とりあえず、知ることが大事なのだと思いました。

こういう難しいテーマの作品を、ディカプリオのような俳優が出演することで広く知らしめることに意味があると思います。
忌々しい過去の象徴であるアフリカから逃げ出すことばかり考えていた男が、自分自身を見つめ、アフリカという現実(言い換えれば、自分自身)から逃げ出すことをやめるまでの過程を一緒に感じられるのではないでしょうか。
彼はエコカーのCMにも出ているように環境問題に関心を持っていて、その延長上に今回の映画もあるのかなと思います。

赤い大地に生きる人間達の葛藤や力強さを、いつもなら真新しい新宿バルト9のシートでゆっくりと観るのですが、どうしても大きなスクリーンで観たくて、新宿ミラノ1で堪能させていただきました。

うん、オススメです。

(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『アルゼンチンババア』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Horikitaよしもとばなな原作の映画って、まだ3本しかないのですね。意外!

のんびりした感じの独特な世界。那須や福島で撮影されたようですが、とにかく景色がキレイでした。田舎に忽然と現れる“アルゼンチンビル”も雰囲気があって良かったです。
そもそも『アルゼンチンババア』というタイトルですが、子供の頃に近所に住んでいる風変わりな大人に対して付けたネーミングっぽくて良いです。

母親に死なれ、父親に失踪される不幸な女子高生・みつこ役の堀北真希が、健気に演じています。とにかくカワイイし、役に合っていたと思います。首にギブス巻いた主人公というのも珍しいですよね。
彼女の口から「汚れていくお母さんなんて見たくない。もう死んじゃえと思った。」というセリフが飛び出すのは衝撃的だけど、真理を付いていると言うか、分かるその感覚って思いました。
たまたま入ったマッサージ屋の助手(ココリコ・田中)に恋するエピソードは微妙...かな。最悪な時に優しい言葉をかけられて、分からなくはないけど。

叔母役の森下愛子さんが良い。こういうハスッパな女性を演じるの久し振りですよね。見ていて心地良かったし、可笑しかったです。タクロー夫人であることを忘れちゃいました。
そして、従兄弟役の新人・小林裕吉君も初演技とは思えない自然な感じで良かったです。

肝心な父親・悟役の役所広司さんと、アルゼンチンババアことユリ役の鈴木京香さんは、悪くないのだけど、日本映画界を代表する二人にこの役は勿体ない気がしました。役に合っていないのか、何か違ったような感じがしました。

Kyoukaそれでも、京香さんの熱演ぶりは伝わってきます。特に日系アルゼンチン人の流暢だけど微妙にイントネーションの異なる日本語は、役作りのためにアルゼンチンに取材に行って、出会った日系人のしゃべり方を真似した賜物です。
ある朝、家族を惨殺され、一人生き残り、祖先の故郷の日本にやって来たという苦労、悲壮感が全く感じられないのは、そういう演出だったと言うのは理解できます。
ここ最近の役は「美人だけど(だから?)毒を放つ、悪女(でも意外に良い奴)」というイメージなので、今回の「得たいが知れない悪そうなだけど、天使のように全てを包み込む女」という設定が真逆なだけに、こちら側が勝手に違和感を覚えただけなのかもしれませんが...。
白髪まじりのボサボサ頭で、服装もオバちゃんぽいけど、しわのない肌の艶、手の甲の感じには、正直50代の女性には見えなかったです。(タンゴを踊るラテン系だからなの?)

Yakusho役所さんは、与えられた役割の中で、完璧な演技を見せていたのではないかと思います。だから、演技がどうのと言うよりか、妻を看取らず、葬儀にも出ず、全てを投げ出して、逃げ回る父親像に共感できなかっただけだと思います。

悟からは「大人は子供が思うほど完璧ではなく、弱い者だ。」と、アルゼンチンババアからは「それども、全てを愛してあげたい。」というメッセージがあったのかなぁ...というころで。

(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (2)

『デジャヴ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Dejavu観終わって、もう一度頭から見直したくなりました。

前半は「デジャヴ=既視感」というタイトルの意味がさっぱり分からなくて、でも予告編で観た「U can save her」のホワイトボードがヒントなのだなぁ、と思ったのですが、なるほどそういうことだったのですね。

オープニングのフェリー爆破事件は、これだけ回り込んだ映像も珍しいなぁ、と目を引いたし、事件を捜査するデンゼル・ワシントン演じるダグは、登場シーンから気転の早さや読みの鋭さが表現されていて良かったと思います。

中盤、4日前の過去を思い通りに360℃回転して映し出す装置が登場してから、物語が急展開します。ダグの意見でフェリー乗客と思わせるように殺害された被害者のクレアに接触する人物を探しだすのですが、こんな装置があったらプライベートも何もなくて、怖いなぁ。
ここでクレアが誰かの視線を感じ、ダグも過去の世界の彼女に惹かれていくのですが、クレアを演じたポーラ・パットンは馴染みでない女優ですが、結構魅力的に取られていました。

この装置の小型機を装着してのカーチェイスは見どころの一つだと思います。過去の映像を見ながら、現在の高速道路を逆走するというシーン。教習所のシュミレーションにさえ、吐き気を覚えた僕には、まず無理な行為なのですが、迫力ありました。

そして、後半にこの装置のもう一つの機能が明らかになって、前半に???と感じていた部分が明らかになっていきます。
以前にどこかで聞いたような光景、セリフや価値観。そして、初めて会ったはずなのに、以前から知り合っていたような感覚。
それが「デジャヴ」なわけですね。

バットマンの印象の強いヴァル・キルマーが捜査の指揮を執るFBI捜査官で出演しているのですが、チョット太めの役作りで最初のシーンでは彼だと気が付きませんでした。

SFとして観てしまうと不自然な部分もあるかもしれませんが、パズルの1ピース、1ピースがピシッとはまるような展開は結構好きでした。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

写真展『ふたつの空~東芝・サントリー ラグビーのかたち』

Two_skies下目黒のGALLERY COSMOSという場所で、志賀由佳さん、長尾亜紀さんの写真展が開催されています。

長尾さんはサンゴリアスのホームページに掲載されている写真を撮影されている方で、清宮監督のブログに写真展の紹介がされていたので、足を運んでみました。

「サンゴリアスの選手も見に行きます」と書いてあったので、少し期待して行きましたが、コーチの中村直人さんとSOの菅藤心君がいらしていました。
直人さんはメッセージノートに真剣に何かを書かれていて、心君は直人さんのお子さんと遊んでいました。お兄ちゃんの方は、大きくなりましたよね。

さて、写真の方は、2002年頃からの試合写真が20点位と、練習風景の写真がそれぞれ20点位展示されていました。
「ふたつの空」というのは、お二人の撮影する場所、それぞれの府中のグラウンドのことなのですが、志賀さんの写真はモノクロでアップの写真が多いのが特徴で、長尾さんはカラーなのですが、掲示板の走力測定の結果とかホワイトボードのメモとか人物以外のものも写し込んでいるのが印象的でした。

会場には志賀さんがいらして、「最初の3年位はポジで、05年からはデジタルなんですよ。紙に出力するとポジの方が深みがありますよね。」なんて気さくに話してくれました。
東芝とサントリーの対戦写真は二人の作品をゴッチャに配置してあるのですが、「私はニコンで、長尾さんはキヤノンなので、写真の性格が違うはずなのですが、並べてみて違和感がなかったのが発見でした。」とのことでした。
雑誌に掲載されるような決定的な瞬間とは違う、選手達の表情とか筋肉の躍動とか、とにかく迫力がありますし、被写体への愛情みたいなものを感じました。

サントリーを追い続ける長尾さんが、僕と同じキヤノン派と知り、彼女の作品はずっとホームページで見ていたこともあり、お会いしたかったです。

Megurogawa今日は天気も良くポカポカ日和でしたが、JR目黒駅に帰る途中、目黒川沿いの桜がまだ満開で散歩してみました。
テニスコートの脇とかちょっと広いスペースには、いくつかのグループが鍋を囲んで宴会をしていました。

ちょっと得した気分の日曜の午後でした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『ステップアップ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Stepup基本的に音楽がたくさん流れる映画って好きなのです。

こういう作品の場合、映画というよりプロモーションビデオ的になりがちなのですが、ストーリーやキャラをどう魅力的に見せるかにかかっていると思います。

貧困層の白人男性とセレブな会社重役令嬢が、ヒップホップとバレエで競演。正反対の世界にいる男女が一つの夢を追う事は可能なのか、という正攻法な展開でした。

主人公のタイラーは、本当の親が死んでしまったか犯罪者か何かで里子に出され、スラム街で黒人とつるんで、ストリートダンスしたり、賭けバスケ(3on3)で小遣い稼ぎをしている。貧しさから夢に裏切られることが怖くて夢見ることをやめた青年。
一方、プロのバレリーナを目指すノーラは、2年前に味方だった父に死なれ、母親からは普通に大学に進学するように言われている。「秋のショーケースでスカウトされなかったら進学する」とラスト・チャンスに挑むが、パートナーが負傷してしまう。
軽犯罪の実刑となる奉仕活動で、芸術学校に用務員としてやって来たタイラーとノーラが出遭い、パートナーとなり、恋に落ちる。ノーラはプロ、タイラーは特待生としての編入を掛けて、ラスト・ダンスに挑む。

主人公に新進の若手を起用していましたが、男女共にスタイルが格好良く、ダンスもバッチリ決めてくれます。
また、R&B歌手のマリオやドリュー・シドラが芸術高校の生徒を演じ、Liveシーンでは本物の才能で魅せてくれているところは非常に楽しかったです。

映画とは余り関係ないのですが、エンディングはシアラの歌のままで良かったのではないでしょうか。本編後にダンス・コンテストの最終選考ビデオがあるので、ここで倖田來未の『But』が聴ければ十分だったと思います。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (5)

『ナイト・ミュージアム』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Nightmuseum_1理屈ぬきで楽しめる娯楽作品です。
奇をてらわず、分かりやすい展開に好感が持てます。

設定とか、ストーリーの展開は、まるっきりB級映画のノリなのに、ロビン・ウィリアムスやミッキー・ルーニーのようなアカデミー賞の常連達が出演していて豪華な感じもします。

コメディー・スターのベン・スティラーの得意とするドタバタ劇の中で、ダメ男の再生、父子の絆の再生、純情な大人の恋、窃盗団との対決などが描かれます。

少しでも良いので、アメリカの歴史の知識があったら、もっと楽しめたのかもしれません。
ポカホンタスは知っていても、サカジャウィアは知りませんし、ルーズベルト大統領というと従兄弟のフランクリンを想像してしまいました。

始めは、「離婚した家族、元夫と元妻はともかく、新しい夫と、が仲が良いのが面白いなぁ」とか、「引退した老警備員トリオが元気良いなぁ(やがて理由が分かってくる)」とか、日米の文化の違いみたいなのに目が行っていました。

定職に就こうと博物館の夜警の仕事を始めるのですが、そこからは抱腹絶倒。
蝋人形が、ミニチュアのフィギュアが、剥製の動物が、化石や遺跡たちに魂が宿り、動き出す。それは、ケンカや悪戯もすれば、恋もする。まるで生きている姿そのものに。
いがみ合うローマ帝国とアメリカ開拓団なんて、キャラ設定が面白い。

その後、窃盗団との対決になり、眠っていたリーダーシップを発揮して、困難を乗り越え、最後につかんだ成功は、結果オーライな部分が有りつつも、アメリカっぽいエンディングで嫌いじゃない。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

プロ野球!ヤクルトvs阪神@神宮球場

0405_a久し振りの野球観戦です。
本当は昨日観に行くはずだったのに、季節外れの雷と雪と風で試合中止となり、今日となったのでした。

実は僕は、ヤクルトファンでも、阪神ファンでもないのです。でも、熱狂的な阪神ファンの応援を「生」で体験するのは初めてなので、興奮しました。
しかも、レフト側なので鉄人・金本のアニキが目の前にいます。望遠のついたカメラを持って来れば良かったと反省しました。

0405_d選手を観ると阪神の選手は辛うじて分かりましたが、ヤクルトの選手は宮本選手、青木選手、と先発・石井一久投手、抑えに登場した高津投手位しか知らなかった...。先発が石井一久だったのは、ラッキーでした。

3時間以上の長丁場になってしまったので、9回表に高津投手が出てきて、終わるなぁ、と思ったら、結構グズグズと続いてしまいましたね。

今日はまだ寒かったけど、暑くなったて、ビールがおいしい季節になったら、会社帰りに若者を募って観に行く企画を立てようかな、と思っています。  0405_b 0405_c 0405_e

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『松ヶ根乱射事件』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Matsugane何なんだ、このゆる~い感覚。

『リンダ リンダ リンダ』で有名になった山下敦弘監督が得意とするブラックユーモア満載の群集劇。こんなとこで笑って良いのか、と思いつつ、笑ってしまうダーティなコメディです。

バブル崩壊直後位のどこにでもありそうな、でも変テコな人しかいない田舎町の日常と非日常がゴッチャゴチャになった不思議な世界で事件が起こります。

家業の牧場を手伝う光と警察官の光太郎は双子の兄弟。東京に上京するも、1ヶ月で舞い戻り、やる気がなく、仕事もさぼりがちだが、何となく許されてしまう愛すべき兄と、大きな事件なんて起きるわけのない田舎の派出所で真面目に勤務する、面倒見の良い弟。双子なのに似ていない好対照な二人が、兄が起こした謎の女のひき逃げ事件を契機に、バランスが微妙に崩れていく過程が描かれていきます。

弟・光太郎に新井浩文、兄・光に山中崇と若手個性派を配置。普段ならば逆の配役になりそうな二人ですが、真面目な男が壊れていく過程を、警察官としては優秀なのに、人間性だけがおかしくなっていく、という見事な匙加減で演じる新井君は適役と思いました。

二人の家出中のだらしのない父親を演じる三浦友和も面白い。近所の床屋の未亡人の家に転がり込み、“髪結いの亭主”気取りだが、未亡人の留守中に一人娘を襲ってしまい、お腹の子供は7ヶ月で中絶できない状況に。光太郎達には「恥ずかしくないのか」と怒られつつ、それでもチャランポランに生きている。こんな役、友和さんで良いの、と思いつつ、ハマっているので笑えてしまう。
家業を継いだ二人の姉役が『パパはニュースキャスター』の西尾さんというのも、子役時代のままの芸達者ぶりに、同世代としてはにやけてしまった。

ひき逃げ事件の被害者の川越美和(元アイドル。なつかしい!)、その恋人に木村祐一。
川越美和のソバージュ、ボディコン、太眉毛もバブル時代っぽくて、今見るとどこか可笑しいですね。気絶しただけなのに、検死にかけられるというのが、本当に事件が何も起きない田舎で慣れていないのだな、と思わせ、笑えるのだが、惜し気もなくフルヌードで検死台に横たわる彼女は偉いと思いました。キム兄とのセックスシーンで「そこ、違う」とか言うのも、清純派アイドル時代を知るだけに、ある意味ビックリです。
山中君を殴る蹴るして恐喝するキム兄は、無表情なだけに怖いのだけど、笑いのツボを忘れていないのがポイント。山中君を凍った湖に突き落として、カバンを取りに行かせたり、アイスピックを胸に刺されて、刺されたまま動き回ったり、笑える状況ではないのに笑えました。

ボケた祖父さんが死に、父親が家に戻り、床屋の娘に子供が生まれ、祖父さんの家に住み着いてしまった謎の男女。別に何かが変わったわけではなく、前のままなのに何かがおかしい、どこかが違う。
内緒にしていたことも、全て筒抜けで秘密にならない田舎町の恐怖も感じられます。一番まともだと思っていた人間が実はそうでもないというドンデン返しも用意してあります。

ところで、タイトルになっている“乱射事件”というのは、いつ出てくるのか・・・お楽しみに。

好きな人は好きだけど、ダメな人はダメだろうなぁ。でも、意外と(失礼!)混んでいました。

(満足度:★★★、オススメ度:★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『映画館の恋』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Eiga最新作『海辺の女』では、三角形にこだわったホン・サンス監督のこの作品は、メビウスの輪のように、似たような場面が繰り返され、前半と後半で合わせ鏡のような作品だな、と思いました。

上映時間90分の内、映画の中の映画が40分、映画を観た主人公のエピソードが50分の2部構成になっています。
この取り立てて目新しくはない構成が、映画が人生に、人生が映画に影響し合い、かなり斬新で興味を引きました。

映画館から出てきたら、出演していた女優とすれ違う。しかも、映画のロケ地と寸分違わぬ場所で。映画ファンなら憧れる設定です。
男と女がお酒を飲んで、酔った勢いでホテルで夜を共にし、朝を迎えると新しい関係に転じていく、という展開は、いつものホン・サンス通り。

しかし、第1部の主人公が若手のイ・ギウが19歳の若者をかわいらしく演じたこともあり、第2部のホン・サンス作品の常連キム・サンギョンも少年らしさのある30男という印象で、どこかさわやかな作品になっていました。
『気まぐれな唇』でも『殺人の追憶』でも、男臭い俳優のイメージだったので、少し意外でもあり、何でも出来るのだな、と感心したのでした。

別々な独立した物語なのですが、見方によっては、一人の男の10代の浪人時代と、30代の映画監督の卵の時の話とも取ることが出来ます。
男と女が行き着く所ことは同じでも、やはり30代は大人なのだな、と思ったり、裏テーマとして「母への想い」みたいなのがあって、10代は「反発と甘え」、30代は「手の届かない者への思慕」と言えば良いのかな。その辺も注意して観ると面白いかもしれません。

韓国映画というだけでダメな方もいますが、この作品は優れたアート系作品として観てもらえたら良いと思うのですが・・・。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『バッテリー』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Battery不覚にも泣いてしまいました。しかも号泣。
嗚咽をこらえるので必死でした。

色々な人の感想を読んでみても、皆一様に評価が高い作品なのですが、これだけ感情を揺さぶられた映画は久し振りでした。

小学生離れした速球で全国大会準優勝投手の原田巧は、病弱な弟・青波の静養のため、母の故郷である岡山に引っ越して、中学生活が始まる。

巧は、自分の投球に絶対の自信を持ち、プライドが高く、自己主張が激しい、自分のやりたいことをやりたいようにやっていくタイプの天才。
弟の看病に明け暮れる両親とは少し距離を置いて、クールに接しているが、本当は母親の愛を受けたいという孤独で繊細な屈折した少年。

一方、たった5球で巧の直球を捕らえた、病院の跡取り息子の永倉豪。同じ年の巧に憧れてキャッチャーを始めた田舎の素朴な少年そのもので、意地っ張りな巧に戸惑いながらも、明るい性格で友達や年少者への面倒見の良さに、巧も少しずつ変わっていく。
巧の球を唯一捕れるキャッチャーとして、1年生でレギュラーの座をつかむが、日々進化していく巧の速球に追いつけなり、自信を失いかけるが、最高のバッテリーと成長していく。

この2人の主人公を演じる少年達が見事にハマっている。
本当にそこに生きているかのように自然に演じている。
瞳がキラキラしていて、性格は違うけれど、二人ともに少年のイノセンスを感じることが出来る。

そして、病弱な弟・青波の子役もイイ。運動とかすると熱を出してしまうのに、大好きなお兄ちゃんの後をいつも付いて歩いていて、可愛らしい。病院での親子の会話のシーンは、上手かったです。

子供達を見守る大人たち。巧の一番の理解者である菅原文太さんのお祖父ちゃんは格好良かったし、昨年の『タイヨウのうた』に続き、こういうお父さんを演じさせたら岸谷五朗さんはハマります。萩原聖人君は同じ年なのですが、かつて沢山の学生役を演じていただけに、教師役(しかも強面の体育教師)というのは感慨深いものがありました。

そして、天海祐希さんの母親役が素晴らしかった。
病弱な次男を溺愛し、思い通りに振舞う長男に八つ当たりしてしまう母親は、元野球部監督の父親とも折り合いの悪い、意地っ張りな娘でもある。この辺りは母子だな、と思ったし、本当は野球の応援にだって行ってあげたいのだと、心の奥にある想いもさり気なく見せていて、テレビで見せる敏腕弁護士や演歌歌手とは違う魅力を放っていました。
独身の天海さんが本当の母親に見えてくるのだから、女の母性というのはスゴイなぁ、と思いました。

惜しいのは、ライバルとなる中学生スラッガー門脇と瑞垣を、かなり大人な青年が演じているので15歳の中3生には見えなかったこと位かな・・・。

春休みということで親子連れや野球少年が多かったですが、僕のような元・少年、年配の夫婦や女性も多く、観客席の至る場所からすすり泣く音が聞こえてきました。

誰もが登場人物の誰かに自分を重ね合わすことができると思いますし、青春のキラキラを感じて欲しい作品です。

(満足度:★★★★★、オススメ度:★★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (2)

『キトキト!』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Kitokito1シネカノンの作品って、結構、好きなのですが、この作品も好きな1本に入りました。

『パッチギ』、『フラガール』のスタッフが再結集とありますが、井筒監督作品で“押し掛け助手”をしていたという愛弟子・吉田康弘氏の初監督作品。師匠と同じ笑いあり、涙ありのサービス満点の展開で、シーンによってはまだまだ拙い部分もありましたが、とりあえずは合格点ではないでしょうか。

何より良い演技には定評のある俳優が揃っています。
特に、母親役の大竹しのぶさんが良かったです。天真爛漫で奇想天外、明るくて、強くて、子供達を育てるために苦労して出来る仕事は何でもこなす“スーパー智子さん”は、大竹さん以外は考えられない位、見事にハマっていました。
校長室で消火器をぶっ放したり、東京でパソコンをメチャクチャ値切ったり、新宿の街に絶対に誰も着ないような真っ赤なドレスで登場し、ホストクラブで暴れるわ、歌うわの大騒ぎ。それでも、憎めないのは大竹さんのキャラクター故。
かと言って、感情を100%注ぎ込んだ熱演でない、腹八分の丁度よい力の抜き方が、本当に上手い女優さんだと思いました。このハッチャケ振りは見逃したら勿体ないです。

主人公の悩める息子・優介役の石田卓也君。昨秋の『夜のピクニック』公開時のインタビューで、「優等生なのに、暴走族役を演じていたので、眉毛が細いんです」と話していたので、撮影はこちらの方が先だったようです。
『夜ピク』では、異母妹と同級生になってしまうという、どちらかと言うと陰のある優等生を繊細に演じていましたが、今回の高岡の暴走族(4人だけですが)で、高校を中退するまでのエピソードは、明るく、元気で、彼に合っていたような感じがします。
とりあえず上京してホストとして働きながら、少年から大人へと成長していくという姿は、一応は格好をつけているのだけど、将来像がはっきりしなくて、自分が何をやりたいのか分からない、という、この世代なら誰もが持っているもどかしい気持ちを、上手く表現していたと思います。

元ヤンキーで売れっ子キャバ嬢の姉・美咲役の平山あやさんと「子供の頃、お母ちゃんは不死身だと思っていた」と語るシーンは一番良いシーンなはずなのだけど、置かれている状況を考えると切羽詰った感じがしなかったのは残念でした。
どちらかと言うと優等生的イメージの平山あやさんの元ヤンは、割と様になっていたのではないでしょうか。贅沢を言えば、母娘なのですから、大竹さんのパワフルさの片鱗は欲しかったかな。

清純なイメージのある若手演技派の伊藤歩さんが、優作に恋してしまう風俗嬢を演じているのは意外でした。実年齢ではかなり年上の恋人になるはずですが、違和感は案外なかったのかなぁ。
最近良く出ている尾上寛之君のホストも意外ですが、優柔不断に付いて来ただけなのに、出世欲で鬼気迫る感じは石田君と対照的で面白かった。
女とギャンブルが大好きな祖父さん役の井川比佐志さん、パワフルな智子さんに恋をする堅物でチョット情けない男役の光石研さんが脇をガッチリ固めます。

ラストシーンでは、ファーストシーンの母子の会話や智子さんが上京した時のエピソードにつながるなど、何気ないシーンが伏線になっていて、ほのぼのした良い出来でした。
しかし、その他の伏線の張り方は、唐突だったり、逆に不自然なアップであからさまに示したり、エピソードのつなぎ方がおかしかったりもします。
それ以上に、今後に期待できる若手監督(27歳!)が出て来た、ということで許してしまいましょう。

(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (3)

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »