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『絶対の愛』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Jikan韓国の奇才キム・キドク監督の作品。
「もう韓国映画は作らない」と引退宣言をした監督ですが、新作『息』の撮影を開始したそうで、最後の作品にはなりませんでした。

キム・キドクと言えばインモラルな表現の中で孤独とか、悲しみをかを描く監督ですが、この作品、特に前半ではいつもと感じが違うなぁと思いました。テーマも、内容も平凡かな、と思っていたのですが・・・。

今回のテーマは「整形」です。韓国美人を指して「整形している」と言われるますが、プチ整形みたいなのを含めれば、「整形天国」なのでしょうね。
そこを切り込んだ訳ですが、原型がなくなるまで顔を変えて、元カレの前に別人として現れるのはなしと思いますけど、整形自体がインモラルかどうか微妙です・・・。

女は男の愛が続くことを信じられず、心変わりを引き止めるために姿を変えようと思う。男はときめきが少なくなったかもしれないが、愛は変わらずそこにあることを知っている。元カノが消えてからの男の落ち込み、狼狽ぶりは情けなくリアルだし、そこには二人の愛の時間の密度が表われていると思う。しかし、突然目の前に現れた美人の女にときめくのも男の性というもので、元カノから「会いに行く」と手紙をもらい、元カノを選ぼうとした男の気持ちは理解できます。

『許されざるもの』で、模範兵を演じたハ・ジョンウが女の激しい愛を受け止める男を繊細に演じていて好感が持てます。ミス・コリア出身のソン・ヒョナは、自らの整形体験をカミング・アウトしている女優だけにハマリ役とも言える。

この後からの展開、元カノが突然に消えた理由が整形で顔を変えていたから、と知った男の取った行動、そして女が味わう地獄のような日々は、キドク節炸裂と言う感じでしょうか。

姿を変えてまで男の気を引こうとした女の想い叶わず、選択した道。整形という悲しい愛の形が永遠に繰り返されることを暗示するラストは背筋がゾッと怖くなりました。

激しく、絶対的な永遠の愛を模索しようとした男女の愛と地獄を味わえます。

(満足度:★★★★、オススメ度:★★★)

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