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『パリ、ジュテーム』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Parisパリって絵になりますね。

フランス国内にこだわらず世界中から映画監督、俳優が結集し、完成した18本のショートムービー。持ち時間5分の中で、起承転結を描ききる方もいれば、街中で起きた5分間をそのまま切り取った方、出逢いだけ見せて「この先二人はどうなるの?」と言うの作品もあり、それぞれの持ち味が活きていて新鮮でした。

日本からは諏訪敦彦監督が参加。幼くして亡くなった少年と母親の心のつながりを描いた哀しくも愛情にあふれた物語。日本人にも理解しやすい幻想的な物語で、Jホラーとはまた違うのだけど、ヨーロッパの風景で描くとこうなるのだなぁ、と思ったのでした。

ナタリー・ポートマン主演の『フォーブル・サン・ドニ』は、女優と盲目の学生の恋物語。二人の出逢いは彼女が芝居の稽古をしていているところに、目が見えない彼が本当の事件だと思って声をかけたことでした。ストップモーションとか絵的な手法も印象的ですが、リフレインとも言える脚本には引っ掛けられましたし、とにかくナタリー・ポートマンがいつになく可愛かったです。

イライジャ・ウッドは、バックパッカーの青年とヴァンパイアの出逢いの話。まず「どうして吸血鬼なの?」と驚きますが、モノクロの映像が夜のパリの風景をより美しく際立たせ、そこに広がっていく真っ赤な血が印象的でした。「人間と異形の物との種族を超えた究極の愛」を描くことで「国や文化、宗教を越えた相互理解」みたいなのがテーマだったのかな、と思ったのですが、最後の18話目が終わった後のエンディングに種明かしが・・・。やられたって感じでした。

『あなたになら言える秘密のこと』のイサベル・コイシェ監督の妻に離婚を切り出そうとした男が妻に2度目の恋に落ちる物語も印象的。いわゆる病気物なのですが、この監督の作風はやはり好きなタイプだなぁ、と再確認しました。

3話目の『マレ地区』は、『グット・ウィル・ハンティング』のガス・ヴァン・サント監督によるイケメン男子二人のソウルメイトにまつわる話も非常に印象的でした。
物語とは全然関係ないのですが、大学時代に同じ学部の同期に、TVや雑誌に良く出ていたゲイの子がいて、卒業する時に「私、パリでデザイナーになるの。」と言っていて、何も知らずに「やっぱ、ファッションの修行と言えばパリだよなぁ。」と納得していたら、別の友達が「あんなのウソ。パリはゲイの本場らしいぜ。」と教えてもらったのを思い出しました。その後、奴はどうしているのだろう?

とにかく1度パリに行って、その美しい街角の一つ一つを、自分の目で確かめてみたいと思う映画でした。(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

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