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『素敵な夜、ボクにください』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Suteki“青森”、“カーリング”、“韓流スター”。
映画は瞬発力のある媒体ではないから、その時のトレンドな題材を選ぶのは難しいと思うのですが、どう考えても、旬の過ぎた素材と言わざるを得ないと思います。

観る前は「絶対に下らない」と思っていた(なら、観なければ良いのだが)のだけど、展開が定番通りで安心して観られるし、なかなか捨て難いラブコメに仕上がっているんじゃないでしょうか。

まず、吹石一恵さんのコメディアンヌぶりは評価したいと思いました。2時間サスペンスで死体役しかもらえない売れない女優。気の強さと「ジュリア・ロバーツみたいな大女優になりたい」という大きな夢を持つ、ちょっとわがままで、絶えず周囲を騒動に巻き込むけど、みんなに愛されるキャラクターを思いっきりはじけて演じていました。

対する韓流スターのキム・スンウ氏も、選手としては天才だが、協調性がなく、韓国代表チームをクビになるカーリング選手を不貞腐れて情けなかったり、好きな女性のために格好良くもなったりと演じていて、彼目当てのオバ様方にはたまらないのでしょうね。因みに、韓国トップスターとの二役で、こちらではヨン様ポーズをパロディ化していて笑えました。

個人的には主演の二人より助演陣に注目してしまいました。妹役の関めぐみさんは、やれば出来る子なのにやる気のない現代っ子にきちんと見えました。数学が得意な女の子という設定ですが、カーリングはどっちかと言うと物理学ですね。どっちにしろ理数系の女の子です。
『バッシング』で注目された占部房子さんは、何事にも自信の持てない、いじいじした女性を見事に演じていました。ドラマの独学だけであれだけ韓国語会話が出来るのはスゴイですよね。でも、脚本が「ネイティブ二人との会話を聞くと、何処かが違う」ことが分かる仕組みにもなっていて、DVDが出たら語学の教材にすると良いかもなぁ。
小劇団出身の枝元萌さんは、本当に青森港の市場で、赤ん坊を背負って働いていそう。仲間に裏切られても「良いとこ、いっぱい知っているからいいべさぁ」と許してしまう温かさが画面からにじみ出ていました。
それから、日韓バイリンガルだと言う飛坂光輝君は、韓国人留学生役なのでたどたどしい日本語を話さなければいけないのだけど、ある意味で物語の推進力的な役だけに意味不明になってもダメなので、難度の高いバランス感覚が要求されいて大変そうでした。彼のこれまでの出演作を見ると『夜を賭けて』、『血と骨』、『亡国のイージス』とやはり朝鮮半島関係の作品が多いのですね。どんなシーンに出ているのか、DVDでチェックしてみようと思います。

物語は主人公二人の後日談(これが結構ニヤリとさせられます)で終わるのですが、妹や留学生のパク君、幼なじみ達がどうなったのか、見てみたいな、と思ったのでした。(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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