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2007年2月

『天国は待ってくれる』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Heaven脚本家の岡田惠和氏の原作・脚本による幼なじみの男女3人の友情と恋の物語です。NHKの『ちゅらさん』シリーズや『いま、会い』、『スペーストラベラーズ』も岡田作品なのですね。割と観ていました。

幼なじみが事故で植物状態になって、「元には戻らない」と言われていたのに、ある日突然に目覚める、と言う設定、どこかで観た覚えがあるなぁ、と思ったら、ドラマ『若者のすべて』でした。これも初期の岡田作品で、キムタクと鈴木杏樹さんが出てた青春群像でした。(ストーリーは全く違いますよ。)

不慮の事故で意識不明になる武志役は元EXILEのSHUNこと清木場俊介君。初演技とは思えないほど自然に築地魚河岸の兄ちゃんに見えました。3年間寝たきりだったのに、短髪とアゴ髭の形がキレイなのは気になりましたが、ベットでサイドテーブルの鶴を見つめる時の表情や背景のぼかし方など、人物の映し方が上手いなぁと思いました。

宏樹役のV6・イノッチと、二人のマドンナ・薫役の岡本綾さんは、自分の感情を表に出すというより、相手の行動・言動に対するリアクションの芝居だったので難しかったのではないかと思いますが、若手の中では安定した演技力を持っている二人なので、安心して観ていられました。

ストーリー的には周囲の人の気持ちを大切にしすぎる点で二人は似すぎているので、二人になってからの展開は、面白味がないと言うか・・・。前半から二人の本当の気持ちを見せずぎていたせいもあると思うので、鈍感な人が「エッ、そうだったんだ」という位の見せ方で良かったのではないでしょうか?

とは言え、親子2代に渡る恋物語を絡めるなど、若者たちの恋と友情だけでなく、家族を描いている点で岡田惠和作品らしさは出ているし、いしだあゆみさん、蟹江敬三さん等、親世代の俳優達がしっかりと脇を締めています。

分かっていてもウルウルっと来ますので、岡田作品が好きという方にはオススメします。(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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『長州ファイブ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Five伊藤博文、井上馨など、幕末の長州出身の5人の若者が密航して、イギリスに「生ける機械」になるべく留学したという史実に基づく話です。

主人公である松田龍平君の演じる山尾庸三は、帰国後は造船業の技術者として、また、聾唖者教育に傾倒していくという人物で、歴史上の重要人物である伊藤、井上と比べると地味な印象が強いです。そのおかげと言いますか、僕は歴史、特に幕末は好きなのですが、歴史が苦手という人にも「そんなことあったんだぁ」と、抵抗なく楽しめのではないかと思います。

日本にいる間は北村有起哉さんが演じる志道聞太(後の外務大臣・井上馨)を中心に進んでいき、イギリスに着いてからは庸三が中心になっていく構成になってります。前半から庸三中心にした方が自然だと思うのですが、史実に忠実に描くと仕方のない設定ではあるのですけど・・・。

後半は主に造船技術を取得していく物語なのですが、庸三が聾唖の工員とのほのかな恋愛関係になっていく過程に比重が偏っていたような気がしました。それはそれで良いのですが、職人気質の工員との交流など期待していたものとは違っていたような気がします。山下徹大さんの演じる野村弥吉は函館でロシア人に英語を習ったという設定なのですが、5人とも海外生活にそれほど苦労していないというのが、そもそも気になっていました。まぁ、優秀な若者達であるというのは確かですが。

伊藤俊輔(後の初代総理大臣・伊藤博文、俳優は三浦アキフミさん)が、日本でもイギリスでも娼婦を買うシーンがあったのは意外性はありました。「この国が本当に幸福だと思っているのかい?」とか言われていたので、そこから何かを感じたのかもしれませんが、残念ながら、脇役なので多くは語られていません。

本人は言われるのは嫌かもしれませんが、龍平君は段々と父親の優作さんに似てきましたね。映画の中で何度も「あっ」と思うシーンがありました。そっちの方が気になったかもしれません。(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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『ハミングライフ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Photo_5新宿テアトルでレイトショーで上映していたのだけど観られなくて、諦めていたらシネマート六本木でモーニングショーで上映していました。

短編というには長い60分強の中編作品と言えば良いのでしょうか。撮影もフィルムではなく、ハンディカムで撮られているようで、黄色とか原色がハッキリ、輪郭もクッキリしているのが印象的でした。

人気作家の中村航さんの原作があるのだけど、「GOING UNDER GROUND」と言うバンドの曲が原案になっていると言うのは聞いていました。ゴーイングの曲は『キラリ』位しか聴いたことはない、それもラジオ(J-WAVEだったかな?)か何かで、CDとか持っていないのですが、「真っ直ぐな声で歌っているなぁ」と好感度は前から高かったのですね。
それから、主演の二人もモデルさんとミュージカル俳優(井上芳雄君)ですし、辛島美登里など俳優以外の人が出ていて、キワモノ女優のイメージ(ごめんなさい!)の佐伯日菜子さんが普通に演技している、等など、とても新鮮な映画でした。

下手をすると豪華なPVになってしまうような企画ですが、井上君演じる小川智宏が託児所の保育士で、絵と物語の創作が趣味という設定で、挿入されるいくつかの物語も心地よく大人のファンタジーになっていると思います。
その一役を買っているのが、東京の田舎者といった感じの二人のつながり方。携帯とかメールではなく、1匹の捨て犬が導いた文通、しかも郵便ではなく、公園の木の傍に置いてあるお菓子の缶(?)に入れるという設定がほのぼのしていて良かったです。他の人とは普通に携帯で話しているのに、手紙に携帯番号とか、メアドとか入れないところが不思議と言えば不思議ですけどね。

物語自体は意外性もなく、淡々とした日常が描かれているのですが、ほんの小さな勇気とか、忘れちゃいけないこととか、身の回りにありふれている小さな宝物に気付かせてくれる小品と言えるのではないでしょうか。(満足度:★★★、オススメ度:★★☆)

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ラグビー日本選手権!! 東芝vsトヨタ自動車@秩父宮ラグビー場

0225_1ついに決戦の時が来ました。今シーズンの最後を飾るラグビー日本選手権ファイナル。

本日も満員札止め。と言っても、贔屓チームが負けて、来ないファンもいるので、チラホラと空席はあるのですが・・・。サントリーが負けても、僕は観に行きました。

0225_2東芝とトヨタ自動車。共に強力フォワードで前に出て、快速バックスでも決める力を持っている点で似ていて、観ていて面白かったです。今年はヤマハもそうですが、四強の内の3チームが全体のバランスが非常に良いチームで、サントリーだけが未成熟だったかなと思います。それだけに可能性があったと言うことで・・・。(我ながら未練がましい?)

さて、今日のゲームを一言でまとめると「5cmに笑い、5cmに泣いた」ということでしょうか。

前半の東芝の攻撃、パスが乱れて、走り込んできたWTBの吉田大樹選手の5cm前方に飛んだのだけど、吉田選手の手が伸びて、ボールがつながったのが石澤選手のトライにつながります。大樹、よく取ったなぁ、と感心しました。

後半、追うトヨタの攻撃。ゴール前のラックの状態が続き、膠着状態になってプレイ中断。女性ファンが「えぇー、入ってるじゃん」と叫んでましたが、ボールは白線の少し手前に置かれていました、はい。そして、本当に最後の方、ライン際を走り抜けるセコペ・レアウェル選手が、ゴールまで数メートルというところで、タッチラインを超えてしまいました。あそこも本当に惜しかった。

0225_319-10と多少点差は付きましたが、「勝ちたい」という気迫はトヨタの方がビンビンと感じましたし、プレイでも負けていなかった。それだけ今年の東芝が強かったということだと思います。

東芝ブレイブルーパス、優勝おめでとうございます。

0225_50225_7東芝の薫田監督も、トヨタの朽木監督も、今日の試合での退任を発表していたので、負けたトヨタも勇退セレモニーで監督の胴上げをしていました。(胴上げの写真って、難しいですね。上に上がった時ではもう遅いのですよ。)

薫田さんも朽木さんも、僕がラグビーを観るようになった時はバリバリの現役でしたから、何だか少し寂しいですね。朽木さんの伝統芸的なパス回しは、本当に格好良かったんですよ。トヨタのバックスには、そのDNAがきっと引き継がれていると思います。

毎年秋には「今シーズンはそれほどアツクならないぞ」と誓いつつ、9月から半年間の神宮通いは辞められませんでした。
今年は9月にフランスでワールドカップが開催されます。元NZオールブラックスの「JK」ことジョン・カーワン氏が指揮するジャパンも出場します。選手生活を日本のNECで終えたJKですので、日本ラグビーの良いところも悪いところも理解しているはず。まずは第2回大会以来の1勝を、そして予選突破を目指して・・・。

マイ・ベストXVを近日中に発表できたら・・・と思っております。

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ゼロックス・スーパーカップ!浦和レッズvsガンバ大阪

Jリーグって、来週から開幕なんですね。もう3月かぁ。春なんだなぁ。
(とは言え、今日は天気は良かったけど、風が強くて寒かった!)

0224_1ってことで、国立競技場で恒例のゼロックス・スーパーカップが開催されました。昨年のJリグチャンピオンと1月1日の天皇杯優勝チームによるエキシビジョン・マッチ。昨年度は両方とも浦和レッズが冠を持って行ったので、天皇杯準優勝のガンバ大阪が出場権を得ました。ここ数年のJリーグを盛り上げた2チームの対戦だけに、新戦力(ガンバのバレー選手、レッズの阿部チャン)のフィット具合の確認と共に、今シーズンを占う意味でも楽しみな試合でした。

0224_2東京生まれのクセにガンバ大阪ファンと言う僕は、バックスタンド・アウェイ側の指定席に陣取っていたのですが、関東ということで浦和ファンがかなり侵食してきている。(だからガンバファンじゃない友人を巻き込めるのだけど・・・。)
僕らの4つ前の席に、サポーターのいるゴール裏ではないのに大きな旗を持ち込んでいるカップルがいて、試合開始前に掲げていたのですが、彼女の隣りに座ってのオジサンが迷惑そうな顔して、振り払っているのにお構いなし。「試合中に振られたら嫌だなぁ」と思ったのだけど、それはいらぬ心配でした。

0224_3まず、ガンバのフォワード陣。播戸選手が何度もシュートを放つも、ことごとくゴールに嫌われていましたね。その代わり(?)に得点王・マグノアウベス選手がこぼれ球を処理するなど気が付けばハットトリックを達成。後半、播戸選手に代わって入ったバレー選手は良く分からない内に試合が終わってしまったなぁ。背がデカイということだけは良く分かりましたが。

0224_5_1闘莉王選手を欠いたレッズのディフェンス陣ですが、4点取られたとは言え、坪井選手がしっかり守っているなぁという印象でした。今日は小野選手も先発出場していて、ガンバの遠藤選手、加地選手と、ゴールデンエイジと呼ばれる人たちが頑張っているなぁと思いました。小野選手は加地選手のマーカーだったらしくて、二人が競っていたので注目してしまいました。
浦和の阿部チャンも(安易に抜けられてはいたけれど)良く走っていたし、ガンバの元ジャパンの明神選手も上手いと思いました。

この2チームの試合は、やっぱり楽しいですね。

0224_6結果としては、ガンバ大阪が昨年のゼロックス杯、Jリーグ最終節、天皇杯決勝の借りを返した形になりましたが、4-0というスコアは意外でした。浦和サポーターの大騒ぎも見てみたかったかなぁ・・・。折角、大きな旗、持って来たのに使う機会がなくて少し気の毒でした。

今年も何試合位観られるのかな。17日のフロンターレvs横浜FCは、川崎市民の友人にチケットを頼みました。
今は11日の鹿島vsガンバを鹿島まで観に行こうか悩んでいます。行くとしたら、一人でバス旅だろうなぁ・・・。
それから、5月の浦和vsガンバ大阪戦。チケット争奪戦がツライんだよね・・・。でも、戦線離脱中の、闘莉王、田中達也、長谷部誠とそろったガチンコは観たい!

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今日のBGM~私をゲレンデに連れてって編~

はじめ「私をスキーに連れてって」というタイトルにしたのですが、最近はボードの方が多いと気付いて、変えてみました。(あぶない、あぶない。)

そう言えば、先日紹介した『バブルへGO!』の馬場監督が対談で「バブルの頃は、自分でお気に入りのカセット編集したよね」と話していたけど、まんまですね。3つ下の後輩には「そんなことしませんよ」と笑われました。MP3に入れっ放しのようです。

さて、今回は友人が「スキーに行く」というので、ゲレンデで聴きたい曲をセレクトしてみました。

それでは、Check it out, yo !

Choo Choo TRAIN / EXILE
 ZOOにしなかったのは、単に音源がなかったからです。

Snowdome / 木村カエラ
 最新曲を1曲だけ入れたかったのですが、これにしました。

White Key / 鈴木あみ
I wonder... / DA PUMP

Can't Stop Fallin' in LOVE / globe
Winter, again / GLAY

BLIZZARD / 松任谷由実

 ここは定番3連発で、イイ感じですね。

恋人 / 鈴木雅之
あなたのキスを数えましょう / 小柳ゆき
 夜のゲレンデで聴きたいけど、「どバラード」なので浮いているかも。

Stripe! / 槇原敬之
 これだけ余り知られていない曲かも。シングルだけど。
 スキーでターンしながら降りてくる画をイメージしました。

幸せの結末 / 大瀧詠一
まっ白 / 小田和正
ヘロン / 山下達郎

 この大御所3連発は、我ながらお気に入りです。

SNOW! SNOW! SNOW! / KinKi Kids
 吹雪のリフトの上で聴くシーンが浮かんだので、
 一度は落としたのですが、捨て難く、復活させました。

ゲレンデがとけるほど恋したい / 広瀬香美
サーフ天国、スキー天国 / 松任谷由実

 定番2曲で締めてみました。座りが良くなったと思います。

********************

今回は、他にも入れたい曲があったのですが、収録時間オーバーで落選した候補曲も紹介しておきます。LP2で録音する程でもなかったので・・・。

 Winter fall / L'Arc-en-Ciel
 寒い夜だから / trf
 I BELIEVE / 華原朋美
 DEPARTURES / globe
 LAT. 43゜N / a-mia (オリジナルは、Dreams Come True)
 一緒に... / MAX
 真冬の帰り道 / 広瀬香美

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『あなたになら言える秘密のこと』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Secret急に待ち時間が出来てしまい、予備知識もないままに飛び込んで観たのですが、こういう地味な映画かなり好きです。

「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コイシェ監督とサラ・ポーリー主演で再び描くヒューマンドラマです。しかし、この監督の映画の日本語タイトルは毎回スゴイですね。

少女のモノローグから始まり、後天的な聴覚障害を持つ極度に潔癖症な女性・ハンナの、仕事と自宅を往復するだけの日常が淡々と静かに映し出される出だしは、意味が分かりづらく、退屈する方もいるかもしれません。しかし、徐々に語られていく重く、苦しいテーマは衝撃的であり、ラストまで観終わった時に「なるほど!」と感動を味わえる作りになっていました。

中盤以降は、海上に浮かぶ油田掘削所の事故で重度の火傷を負い、一時的に失明した男・ジョゼフの心の交流が描かれます。自分の名前すら告げないままに看病するハンナには、何か重大な秘密を持っていることが分かってきます。重傷の身でありながら軽口ばかり叩いているジョセフに対し次第にうち解け、笑顔を見せるようになり、最終的には互いの秘密を告白していくことになります。

徹底的に孤独で複雑な心の持ち主であるハンナを繊細に演じるサラ・ポーリーには驚くばかりですが、実は爆発による死亡事故に関連して罪の意識を抱いていていながら皮肉屋を装う屈折したジョセフをサラリと演じるティム・ロビンスは本当に巧かったです。

誰にでも忘れられない過去があり、それを背負って生きていかなければならないし、相手の抱えるには重過ぎる過去をも引き受けて、共に生きていく同志が現れたとしたら素敵なことだと思います。しかし、ハンナの心の傷の深さは想像するより仕方ないのだけど、僕らの許容範囲を越えてしまっているのは間違いなく、実際問題としては引き受けるのは難しいだろうなぁと思います。それでも、明るい方へと歩み始めるラストは、後味は悪くありません。

主人公の二人以外にも、事故で休業中の掘削所の仲間たちも、出番も語られる過去も少ないながら、閉鎖された社会に生きる人々っぽくて、興味深かったです。成り行きを静かに見つめる責任者、陽気で仲良しな機関士の二人、ダンス好きな黒人の掃除夫、会社の依頼で波が鉄柱に打ちつける回数を数えながら趣味で海洋汚染の研究をする学者、そして、スペイン人の料理人サイモン。こちらの人たちを追っても、映画がもう1本出来そうなほど、濃いキャラクター揃いでした。

さて、映画は最初に登場する少女のモノローグで終わります。この声の正体を、僕はハンナの告白の中で語られている“友人”の話にリンクすると解釈したのですが、「ハンナの別人格」とか、「孤独な心が生み出した空想の話し相手」など、観る人の感性によって幾通りにも解釈できると思います。答えがないところが想像をかき立てて良いのではないかなと思いました。(満足度:★★★★、オススメ度:★★★)

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『ドリーム・ガールズ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Dreamgirls話題の映画を観てきました。ミュージカルの映画化ということで、セリフが歌になり、歌がセリフになり、というシーンもあるにはあるのですが、基本がR&B(ソウル・ミュージック、モータウン・サウンド)なのでミュージカルを観ているというより、PVを観ている感覚に近いものがあるかもしれません。

主演のビヨンセより助演のジェニファー・ハドソンの方が話題になっていますが、彼女の圧倒的な歌唱、存在感は確かに凄いし、成功と挫折、そして復活を一人で背負うドラマチックなキャラクターなので、当然と言えば当然ですよね。彼女の歌はソウルフルでマジでヤバイですよ。彼女の歌を聴くためだけでも観る価値はあると思います。

それから、ビヨンセは実にキレイでした。贅沢を言えば、スターとしての苦悩の部分がもう少し分かりやすかったら良かったのかなとも思います。

個人的には、ビヨンセの歌唱にこそ注目して欲しいです。前半は軽く抑え目に歌っていて、普段の個性的でパワフルな魅力が全くないのです。後半に夫となるプロデューサー役のジェイミー・フォックスのセリフに「声に個性がなく、深みがないから、(メロディやアレンジで)いくらでも魅力を引き出せる素材と確信した」という内容のセリフがあって、「なるほどね」と思いました。このセリフの直後に歌われる映画版のための新曲『Listen』は、いつものビヨンセの歌唱に近く、アツサや激しさが非常に感じられます。(この時のジェイミーのしかめっ面も注目していただきたい。)映画全体を通して、押しではなく、引きの芝居をしていたのですね。

この物語はダイアナ・ロスがモデルとも言われていますが、幼なじみのグループがメンバー交代をして、大成功を納め、解散して、リードシンガーが大スターになると言うストーリーは、ビヨンセ自身にも重なるところではあり、感慨深いものがあります。

メインの男優二人は元コメディアンと言う共通点がありますが、夢のために悪に手を染めていくジェイミー・フォックスは歌は控えめで、すっかり役者しています。落ちぶれていく大物シンガー役のエディ・マーフィは、出てくるだけで「何かしてくれるのでは」と言う期待を持てますし、今回は笑いだけでなく、落ちぶれていく男の悲哀とか渋さみたいなのも見事に表現していました。そして、歌唱シーンは、これこそ「ザッツ・エンターテインメント!」と言う感じで素晴らしいです。ジェイミーは歌手としてCDも出していますが、エディがこんなに歌が上手いとは知りませんでした。

アカデミー賞の作品賞のノミネートは逃しましたが、非常に良くできた映画でした。間違いなくオススメできます。(満足度:★★★★☆、オススメ度:★★★★☆)

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『バブルへGo!!』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Bubble

ホイチョイ作品って懐かしいですよね。いわゆる3部作は高校~大学生でタイムリーでしたし、特に高校生の時に『私をスキーに連れてって』を観て、友達と初めてのスキーに行った位ですからね。

映画の舞台となる1990年3月は、都内の高校を卒業して、大学に入学する直前の春休みでした。しかしながら、就活していた93年には、バブルが崩壊していて「就職氷河期」に突入していたし、学生の時は六本木や芝浦「ゴールド」は縁遠くて、ディスコも社会人になってから日比谷のラジオシティに行ったのが初めてでしたので、バブルの恩恵を受けた感覚は余りないのですよね。

それでも、当時の風俗は懐かく、特に『君の瞳に恋してる』、クール&ザ・ギャング、C+C、プリプリ、リンドバーグ、音楽の選曲だけでも結構好きです。レコード会社4社競作で関連CDが出ていますが、1枚にまとめて欲しいです。今井美樹さんの口紅や鷲尾いさ子さんの鉄骨飲料のCMなど、パンフレットを読んでいると「馬場監督のこだわりは相変わらずだなぁ」と思いました。

さて、タイムマシーンものと言えば、歴史を変えないこと、悪者が改ざんしようとするのを主人公が阻止することが定石なのですが、ここでは歴史を変えることで現代を正常な方向に修正しようと主人公が奔走するという逆の発想が面白かったです。

しかしながら、登場人物のクセとか映画的な狙いは見え見えで、過去と現代で同じ人が同じ行動をしてしまうとか、クドイ感じはありました。それでも、同一人物でありながら、現代と過去でほぼ二役(三役?)として描いていることでキャスト、特に阿部チャン、劇団ひとり君の「明と暗」の魅力を活かした作りになっていたと思います。

そして、とにかく広末涼子がカワイイ。年齢を重ねて、結婚して、母親になっても、昔と少しも変わらない可愛らしさって、何なのでしょうか?薬師丸さんも、最近の母親役っぷりを活かしつつ、何か知らないけれどタイムマシーン作っちゃいました、という可愛らしさがあって、新旧コメディエンヌ対決にもなっています。

飯島直子、飯島愛、ラモス、八木アナが、無名時代の本人としてカメオ出演しています。当時の服装やメイクを忠実に再現しているのですが、W飯島(この呼び方、古ッ!)はほぼそのまんまに見えるのですが、若すぎ!ここは必見です。

バブルを味わった人には懐かしく、知らない世代にもポップで新鮮に、観てもらえるのではないでしょうか。僕の年齢より上の世代は、同時期に薬師丸さんと原田知世さんの映画が観られるというのは感慨深いものがあります。(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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『DOA/デッド・オア・アライブ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Doaこれ、意外に面白かったですよ。人気ゲームの映画化と言えば『バイオハザード』や『トゥームレイダー』がありましが、そんな立派な大作チックではなくて、良き伝統のB級アクション映画って感じが素敵でした。

何しろファーストシーンが日本の“忍者の里”ということになっているのですが、中国か韓国のお城って感じで「ノッケから、やってくれたぜ」って嬉しくなってしまいました。

忍者の頭首(頭首の妹だが兄が行方不明のため)で抜け忍となるかすみに『シンシティ』の日系女優・デヴォン青木、彼女の身を案じ、常に守る家臣であり恋の相手のハヤブサにケイン・コスギが出演しています。ケインは強くて、かすみのセクシー衣装に赤面する純情な青年でハリウッドデビューを飾りました。

それから行方不明の世界最強と言われるかすみの兄・ハヤテは台湾出身のコリン・チョウなのですが、ハヤテの元恋人のあやめ役はノルウェー人が紫色のカツラで演じているのも不思議だし、クレジットの順番がデヴォン青木よりハリウッド女優の方が先というのも不思議でした。一応、主役はレスラーと暗殺者を含めた3人ではあるのですが・・・。

DOAを主催する富豪のお嬢とコンピューター・オタク、富豪の莫大な遺産を狙う泥棒も絡んで、アジアンチックな不思議な島での決闘が繰り広げられます。

ケインに代表されるマーシャルアーツの鍛え抜かれた肉体のぶつかり合いや、ワイヤーアクション、そして、ストーリーに関係なく、女優陣がビキニ姿で対決するなどサービスカットも満載で十二分に楽しめる映画となっていました。(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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ラグビー日本選手権!! トヨタ自動車vsサントリー@大阪・花園ラグビー場

0218_boardいやぁ、負けちゃいました。しかも、39-17の完敗です。

天気予報が雨だったので、昨日は「秩父宮で良いかな」とも考えていたのですが、結局は早起きして新幹線に飛び乗って、今年2度目の花園に来ていました。期せずして今期のラストゲームを観戦出来ましたが、「行かなくちゃ」と思ったのは、こういうことだったのかな。

とにかく気合・気迫が違いましたよね。トヨタは直前に朽木監督が退任を発表していて、選手達が「どうしても勝たせたい」というのがあったみたいですし、勢いがありました。ここまで来ると、技術の上手い下手ではなく、気持ちの強い方、アツイ想いのある方が勝つという典型的な試合でした。

トヨタはフォワード戦で来るのかなと思ったら、結構バックスでも回していたし、ケガで欠場の廣瀬選手の代わりにスタンドオフに入っていたアイイ選手はキックもパスも良いですね。来週の東芝戦でも、引っ掻き回してもらいたいなぁ。期待大です。

サントリーのフォワードは、スクラムは第1列の前田、青木、池谷の3選手は良かったと思います。でも、モール、ラックではターンオーバーされていましたね。バックスでも、いつもは攻撃の起点になるライアンが余り目立っていなかったし、パスもキックもイージーなミスが多かったですね。それから、タックルが高すぎ。全然止められていなかった。東芝戦で見せた低くて鋭いタックルは皆無でした。逆に普段ならば、3次、4次まで続くアタックが、2次攻撃でことごとく分断されていて、トヨタのディフェンスが光っていました。良かったのは隆道選手の狭いサイドを突いたトライだけでした。(目の前に座っていました。)

サントリーは攻めている時は強いけど、受けにまわると脆いところは以前からあって、ペースを崩された時の気持ちの切り替えが下手くそなのは相変わらずでした。もっと顔上げて、声出し合って、闘って欲しかったな。とにかく、今日は不完全燃焼でした。

清宮監督はシーズン当初「優勝できなければ辞めるつもりで」と話していたけど、続投してもらえるのかなぁ。「天才」と呼んでいる愛弟子・曽我部選手も入ってくるし、来期はアツイ男・大悟主将が復帰して、今日みたいな時でも選手達の気持ちに火を点けてくれると期待しています。(これでハーフに耕太郎選手が入ったら、完璧に早稲田系ですね。)

来週は東芝さんと3度目の正直で勝ちたかったのだけどなぁ・・・。チケット(しかもメインスタンド側)はもっているので、観戦には行きますよ。でも、東芝とトヨタ、どっちを応援しようかな・・・。ドキドキしなくて良い分、純粋に試合を楽しめそうかな。(少し、負け惜しみです。)

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『守護神』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Guardian予告編を観た時に、「絶対にフジテレビが『海猿』のリメイク権をハリウッドに売った」と思っていましたが、そういうわけではないのですね。

新人救難士の訓練シーンが中心の前半こそ『海猿』に被っている印象が強いのですが、オープニングをはじめとするいくつかの救難シーンのスケール感や迫力が凄くて、特にラストはハリウッド作品らしい終わり方でした。それでいて、『海猿2』ほどサービス過剰に盛り上げることもないので、観ていて疲れることはなかったです。

まず、伝説の救難士役のケビン・コスナーは、50歳を超えたというのが信じ難い位に相変わらず格好良かったですね。オープニングで心身共に負傷して、訓練校の教官として赴任し、型破りのトレーニングに教官達も閉口するのですが、最初に示された過去を知っているだけに甘いだけじゃない愛情を感じますし、心に傷のあるダンディな男はピッタリでした。

高校水泳界の元エースの訓練生を演じるアシュトン・カッチャーも、単なる自信過剰な天才ではなく、心に傷を持った少年から伝説を継ぐべき青年として成長する姿を好演していました。ハリウッドの次世代を担う逸材と言われていますが、『バタフライ・エフェクト』なんかは凝り過ぎていて良く分からなかったけれど、この作品は分かりやすくて正解だったのではないでしょうか。

「ハリウッド作品は難しいことを言ってはダメ。単純明快なのが命。」と言う人にはオススメ。出来ればTV(DVD)ではなく、映画館の大きいスクリーンで、大音響で鑑賞すべき作品です。タイトルがなぜ『守護神』なのかは、映画を最後まで観ていただければ分かるはずです。(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★★)

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『マジシャンズ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Magicians日本ではカン・ウソン主演の『スパイダーフォレスト-懺悔-』で有名なソン・イルゴン監督の実験的作品。2年前の東京フィルメックスで上映されたのですが、見逃していたので楽しみにしていました。

何といっても、95分ワンカットというのが、この映画の“売り”となっています。ワンシーンワンカットではないところがポイントです。田舎の山奥にあるカフェを舞台に、現在と過去を往来していて、きちんとシーン変換がされているところがスゴイです。小道具の使い方や人物の登場の仕方に工夫がされていて、感心しました。この手法の映画って、ヒッチコック監督とか数人しかやったことないらしいですね。

舞台的要素の高い作品なので、出演者(バンドメンバーの4人と僧侶の計5人だけ)は舞台出身の実力派俳優ばかりなので、巧みな演技を堪能することが出来ます。

デビュー作では素人俳優をデジタルカメラで追いかけ、2作目は有名俳優を起用して35mmフィルムで現実と夢がゴッチャになった世界を森を彷徨う感覚として描きだし、3作目がこの映画と気になる監督の一人であります。

渋谷のスペイン坂にあるライズX(シネマライズの地下)は、40席しかない小さな映画館ですが、僕が観た回は10人位しかいませんでした。とりあえず、そんなモノですかね。(満足度:★★★★、オススメ度:★★★)

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『キムチを売る女』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

渋谷三益坂にあるイメージフォーラムで、アンチ韓流をうたった『韓国アートフィルムショーケース』が開催され、4本のアート系映画が紹介されています。今週末からは他の作品になってしまうのですが、第1弾の『キムチを売る女』を観ました。

『韓国アートフィルム』と言いながら、この作品は中国・吉林省が舞台で、主人公の女性は朝鮮族(中国籍の朝鮮/韓国人)で、セリフの6割以上が中国語になっています。監督のチャン・リュル氏自身も朝鮮族で、母と子の悲しい運命を描いた人間ドラマになっています。

ニュースでよくやっている「脱北者」と間違え易いかもしれませんが、彼らの先祖が中国に移り住み、国籍的にも中国人なのだけど、その土地に朝鮮民族だけのコミュニティを築き上げて生活をしています。彼らが主人公の映画を観る機会はほとんどないので、興味深かったです。

夫が犯罪を犯し、故郷を追われた母子が生きるために懸命な姿が印象的ですが、主役の女性は朝鮮族の普通の会社員だそうです。無免許営業の取り締まりにビクビクしながら、生真面目で、それなのに大胆な行動も起こすというキャラクターで、素人とは思えない演技力の高さに驚かされました。

キムチの定期購入の便宜を図ってやると言う工場の食堂のコックからはセクハラ発言を受ける。愛人関係となる朝鮮族の男は、年上の女房に密会現場を見つかると保身のため「彼女は娼婦だ」と主張する。そして拘束された警察では、顔見知りの警官から釈放の見返りに性欲の処理を強要される。男達の身勝手さが浮き彫りになっていて、母子や共同生活をしている娼婦たちとは対照的で面白かったです。

そして、彼女が最後に選択する決着の付け方、前半からは全く想像できない結末なので衝撃を受けます。

そう言えば、男性の映ってはいけない部分が映っていたのですが、余り気にならなかったのはアート系だからなのでしょうか。音楽とかもほとんどなくて、それでいて映像には詩情があって、アート系を観ているって感覚を楽しめました。(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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『となり町戦争』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Tonarimachi静かな小さな田舎町が近隣の町に宣戦布告して、そこに住む町民たちには“見えない”戦闘が繰り返されている。そんなあり得ないシュチュエーションが話題を読んだ三崎亜記さんの“サプライズ小説”が映画化されました。

原作は映画化が決まった頃に買っていて、主演は江口洋介さんと原田知世さんと分かっていたので、二人を想像しながら読んでいました。

町役場の戦争推進室の香西さんは、業務に生真面目でクールな感じが原田さんをイメージしやすく、逆に平凡で自主性のない“僕”こと北原さんは、江口さんに結びつかなかったので、どんな感じになるのかなぁと期待しながら、観ました。

北原さんは江口さんに合わせて、活発さ(野球好き)と感情表現が豊かなキャラクターに修正されていました。個人的には江口洋介にはチョット情けない男性よりアツイ男を演じ続けて欲しいのだけどなぁ。原田さんはほぼイメージ通りでしたが、原作のキャラは真面目な人が真面目に事を進める可笑しさみたいなものがあったのですが、目線で指示するところとか、やや狙い過ぎの感があったのかなぁ。

セリフの中に「戦争の音や光、気配を感じて」というのがあるのですが、文章の表現だと、「感じられない」と言いつつ、それを想像することが出来るのだけど、映像にしてしまうと「感じられない」訳にはいかないから、その点は苦心しているなぁ、と思いました。

その代わり「自分に関係ないと思っている人も、実は気付かない内に戦争に加担している」というのは十二分に伝わってくる展開になっていました。その点で、瑛太君演じる若者の役どころは、原作では結構サプライズなのですが、割と早い段階で面が割れるのだけど、なるほどね、と思いました。

映画全体が僕の期待していたよりコメディ寄りでしたが、身近なところで起きる見えてこない戦争に意外な恐怖感が味わえるかもしれません。(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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『僕は妹に恋をする』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

新宿武蔵野館は広い劇場ではないので、いつ行っても「お立見になります」の札が出ていたのですが、午前中に夕方の回の整理券をもらいに行ったら、1番でした。当然なのだけど、少し恥ずかし。

Bokuimo例の如く、原作漫画は知らないので、正直、双子の兄妹が恋愛感情を抱くという設定自体あり得ないのですが、「私たちはどうして分かれちゃったんだろう」とかのセリフも、「二卵性双生児だからはじめから別々じゃん」と突っ込み所は満載です。

それでも、松本潤君、榮倉奈々さんの兄妹が美しいし、好演振りは評価したいです。セリフが少なく、BGMも控えめなのに、比較的に長回しのシーンが多いため、セリフとセリフの間がシーンとしている場面が多かったのですが、その部分に「おぉ」と思えるか、退屈に感じるかの分かれ目ではないかと思います。

榮倉さんの魅力って『ダンドリ』(←2、3回しか観たことないが)のような明るくてドジな女の子の懸命な姿だと思うのですが、今回はその逆にある、どちらかというと“陰”のイメージがある物静かなキャラクターですが、実は相手を「好き」という気持ちに全く揺らぎのない、登場人物の中ではある意味強い女の子を、素直で厭味なく自然に演じています。

対する松潤は、相手を「好き」と想う気持ち故に揺れる男の子なのですが、前述の長回しでの間の取り方など揺れ位を絶妙に表現していたと思います。ジャニーズに入ったばかりのドラマ(KinKi Kidsが主演だったと思う)のあどけない少年から知っていて、「最近大人っぽくなったなぁ」と思っていたのだけど、時折見せる表情が昔のままだったりもして、ファンの方にはたまらないのではないでしょうか?これも長回しによる効果かもしれませんね。

個人的には助演の2人に注目していました。まず、平岡君の役回りって、登場した時から「多分そうなのだろうなぁ」と思って観ていたのですが、そのような展開になって、「やっぱり」と口に出してしまいました。誰よりも大人っぽい風情ながら、一番切ない想いを抱いている屈折した青年を見事に演じていました。この映画のポイントは、登場人物たちの視線の先にあるものは何か、だと思います。

また、親友のお兄さんに恋をしたために、親友とはライバルとなる女の子を演じた小松彩香は、「天才的にカワイイ」と思いました。多分、グラビアとか見たことはあるのでしょうけど。実際に近くにいたら、すごく嫌な女の子だけど、叶わない想いに真っ向から挑む姿には、リアリティのない物語を唯一リアルは方向に引っ張ってくれるパワーがありました。今後、要チェックだと思います。

こうして観ると、男の方が不安定で、女の子の方が肝が座っているのだな、と改めて感じたのでした。

エンディングのクリスタル・ケイの『きっと永遠に』は、クリ得意のバラードで歌詞が世界観に合っていましたし、最近のお気に入りになっています。

受け付けない人は全く受け付けないでしょうが、少女マンガ的なキレイな物語が好きな人にはハマルのでしょうね。(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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ラグビー日本選手権!! ヤマハ発動機vs関東学院大学他@秩父宮ラグビー場

今日は風の強い1日でした。風上に立つチームが有利なのは仕方がないのですが、前半と後半で全く別のチームのように見えてしまいます。特に1試合目のトヨタvs九州電力では、トヨタが前半54-0とリードするも、後半は10-14と九州電力が押し返していました。でも、トップリーグ4位と来期昇格チームでは、差がハッキリしているのですね。

0211_a2試合目は、ヤマハvs関東学院大学。学生チャンピオンがトップリーグ相手にどこまで通用するのか、注目の一戦でした。先週、早稲田が早々と敗退してしまったので、関東には頑張ってもらいたいところです。そう言えば、早稲田が勝ち抜けると信じていた早稲田ファンもチラホラ見られましたね。お目当てのチームが出なくても、観に来るのはエライよなぁ。(僕も近いものがあるけど。)

0211_bこちらも風の影響で前半は関東有利で進み、ヤマハの応援団のオバサンが「恥ずかしいわ。学生相手に、何で攻められないの?」と言っていましたが、ヤマハは吹き戻されるキックを封印していたので、なかなか前に出てこられなかっただけなのですよね。SO藤井亮太選手のキックで着実に陣地を上げて、隙あれば抜けていく関東学院の、そしてキックが少なかったのでヤマハのバックスのパスワークの良さを観られたのは、大変満足でした。(これは1試合目のトヨタにも言えることで、CTBの難波君、昔はクラッシュ系だと思っていたけど、パス上手くなったなぁ。)

関東学院のフォワードは学生相手だとあれだけ完璧に蹴散らしていただけあって、ヤマハのフォワードともいい闘いしていましたね。とは言え、途中で息切れして、リスタートの戻りや、ラインアウトに並ぶのには遅れが目立っていましたけど・・・。

そんなこんなで、関東学院も奮闘していたのですが、トップリーグ3位の実力というのは確かで、ヤマハが53-14と結構大差のスコアで勝利しました。

来週の準決勝は、秩父宮で東芝vsヤマハ、花園でサントリーvsトヨタとなりました。

トヨタも日本選手権にピークを持ってきているみたいなので、サンゴリアスの最終戦になると嫌なので、大阪に行くつもりではあるのですが、東芝vsヤマハも観たいですよね。リーグ戦では1点差でヤマハが勝っていますから、もしもってことはあります。どっちが勝ち残っても、サンゴリアスにとっては嫌な相手というのは間違いありません。

そう言えば、早稲田のSH・矢富選手はヤマハに決まったそうですね。SH・矢富→SO・大田尾のパス回しかぁ。そして、後半25分位で、亙さんがスーパーサブで交代ですね。想像するだけでワクワクしてしまいました。

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『墨攻』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

話題の新宿バルト9へ行って来ました。この映画は新宿ミラノ1のでっかいスクリーンで観た方が気持ち良いような気もしたのですが、新しいもの好きの血が騒いでしまいました。

エレベーターで9階に着いた瞬間に、ロビーの作りが目茶苦茶キレイなので、まずビックリ!スクリーン自体は他のシネコンと余り変わらないかなと思いましたが、9階のロビーは、スペース的にはもう1スクリーン出来るんじゃない?って位の余裕があって、吹き抜けを10階の喫茶室から見下ろせるのも贅沢ですね。

Andyさて、映画の方ですが、原作が日本のコミックで、香港人監督が、香港、中国、台湾、韓国の俳優と、香港、中国、韓国、日本のスタッフが組んだと言うアジア合作による歴史アクション。合作っぽくない仕上がりなのは、同じ中国文化の影響を受けた国・地域によるものだというのもありますし、最近の各国の映画事情として歴史物が強いということで、ハズレているはずがありません。

10万の軍勢との闘いに、1人で乗り込んで来る墨者を演じるアンディ・ラウは、単なる戦術家としてだけではなく、闘い自体に疑問を感じ、悩む姿を見事に演じています。ここ最近の俳優業の集大成という感じでしょうか。見事にハマっていました。

Ahnそして、敵役となる大国・趙の代償軍に韓国の名優アン・ソンギが扮し、「敗軍の将」っぷりも格好良い。感情を込めるために撮影時はセリフをハングル読みに代えて、後で北京語でアフレコし直したそうで、合作にありがちな違和感が全くありません。(中国公開版は中国声優の声だそうです。)

それに対して、墨家に助けを請うた小国・梁の王と官僚達。趙軍が撤退したら謀反だとか言って墨者を追い出そうとするのはストーリー的に理解するのですが、軍隊や民衆が闘っているのに、普通に宴のように食事を取っている様子には閉口してしまいました。だからこそ、主役の二人の格好良さが引き立つのですが。

墨家思想(“非攻”とか“兼愛”とか)は理解するには易しい哲学ではないと思いますが、作品の持つ“反戦”というテーマは非常に分かりやすく描けているのではないかと思います。(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

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『魂萌え!』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Tamamoe昨秋の東京国際映画祭のコンペ部門に出品されていて、チェックを入れていました。

59歳の未亡人が第二の人生をスタートさせるベストセラー小説の映画化。新宿での上映は今週限りで滑り込みでした。会社帰りの時間帯だったこともあり、40~50代のサラリーマンが多かったのですが、入口ではその1つ前の回の観客になる50代の主婦の方とすれ違いました。

これまで阪本順治監督と言うと、『どついてるねん』に始まって、『KT』、『進駐軍』、『イージス』と男っぽい作品しか観ていないので、意外は意外でした。これまでの日本映画にはない題材ですよね。

米国アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされているメリル・ストリープが、「ハリウッドでは50歳代の女優を活かす題材がない」と話していたそうですが、風吹ジュンさん演じる何処にでもいそうな普通の全くドラマ性のなさそうな主婦が、巻き込まれ型の主人公という感じで、いつもより老け込んだメイクで登場して、社会の中で揉まれて、最後にはキラキラ輝いた笑顔を見せてくれます。

題材的に2時間以上と言うのは長いかな、と思いましたが、夫の愛人との対決、同級生とのエピソード、フロ婆と甥っ子との交流、どれも切るには惜しいエピソードだし、切ってしまったら、ああいう風にはならなかったのではないでしょうか。

助演陣では、愛人役の三田佳子さんはチョット勿体ないかな、とも思いましたが、二人の対決シーンは緊迫感もあり、茶目っ気もあったりしていました。常盤チャンは最近助演が多いですが娘役を好演していましたし、カプセルホテルの支配人役の豊川悦司さんのダメっぷりはサスガでした。林隆三さんのエロ爺もダンディで通すのかなぁと思っていたので意外性があって面白かったです。

上映館は少なくなりますが、まだまだ上映中です。(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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『マリー・アントワネット』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Marie予告編等を観た感じでは特に興味はなかったのですが、常に「満席」や「お席は前の方になります」の札が出ていて、話題になっているみたいだし、観てみることにしました。観客の9割がOLを中心にした若い女性でした。

マリー・アントワネットと言えば、数奇な運命に翻弄される悲劇の王妃であり、派手好きな浪費家で、生活に困窮した民衆に革命を立ち上がらせた“稀代の悪女”のイメージがあります。『ベルばら』の影響かな。しかし、そのイメージを持ったまま映画を鑑賞すると肩透かしに会います。

14歳で異国の王家に嫁ぎ、18歳で王妃になった少女マリーとして、キルステン・ダンストが作りすぎていない自然な演技でポップでキュートに魅せます。悩みやプレッシャーから、オシャレやスィーツ、社交界やギャンブルに走ったり、夫がいるのに異国のワイルド系イケメンに一目惚れしたりする様子は、現代女性にも通じていて共感を持てるのではないでしょうか。宮廷音楽からいきなりロックやポップスに代わって、色鮮やかなテーブルに靴や洋菓子が並ぶ画像がパッ、パッと切り替わるシーンはかなりオシャレです。

少女と言ってもセレブなわけで、その行動・言動全てが注目され、新婚初夜さえも御付の人が側に使え、着替えを手渡すのにも序列があって裸のまま待たなければならないという宮殿生活のルールの滑稽さも面白く紹介されています。マリー・アントワネット生誕250年を記念して、実際にヴェルサイユ宮殿を借り切っての撮影だったそうですが、それらしくもあり、それらしくもなく不思議な空間になっていました。

子供が産まれた後、田舎でガーデニングを楽しみ、それまでの豪華な衣装が、コットンなど天然素材に変わるなど、それまでの生活が嘘のような穏やかな生活が描かれ、イメージって怖いなぁ、と思いました。

革命軍に捕らえられ、処刑台に上がるという人生の最期までが描かれていないので減点される方も多いと思いますが、生まれながらのセレブであるソフィア・コッポラ監督が描く、セレブの青春の輝きや悩みは楽しめるのではないでしょうか。(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★☆)

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『ユメ十夜』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Yume1“漱石から100年目の挑戦状”
夏目漱石の移植短編小説『夢十夜』に11人の監督と名優達が挑んだ10篇のオムニバス映画です。不条理感いっぱいな幻想的な夢物語が楽しめます。海外では一つのテーマを新旧織り交ぜて一人10分程度ずつ担当する作品は割りとあると思うのですが、日本でもいよいよ登場しましたね。

10作の中では、Jホラーテイストの清水崇監督の『第三夜』(堀部圭亮、香椎由宇)、ノスタルジックな清水厚監督の『第四夜』(山本耕史)、誰でも秘密を持っているとサスペンス&ホラーな豊島圭介監督の『第五夜』(市川実日子、大倉孝二)、運慶の彫像シーンをヒップホップでみせる遊び心満載の松尾スズキ監督の『第六夜』(阿部サダヲ)辺りが気に入りました。

『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘監督の『第八夜』(藤岡弘、)はシュール過ぎていて意味不明なのだけど、夢らしい不条理感があったし、ギャグ炸裂な山口雄大監督の『第十夜』(松山ケンイチ、本上まなみ、石坂浩二)は夢というより漫画そのもので、「そんなシチュエーション、ない、ない」と突っ込んでいました。

そして、故・久世光彦氏の脚本による、故・実相寺昭雄監督の『第一夜』は印象的。松尾スズキ演じる作家と小泉今日子演じる妻の100年の時空を超えた愛の物語。時間が逆に流れる不思議な空間を、セットの舞台裏(稼動装置)をわざと見せるなど実験的な手法で、とにかく主演の小泉さんを艶っぽく、幻想的に描いていて印象的でした。『ウルトラセブン』、『帝都物語』、『姑獲鳥の夏』など粒子の粗く、乾いているようで、エロティックな、引き込まれるような映像が好きだったので、新作はもう観られないのは非常に寂しい限りです。

もちろん市川昆監督のサイレントムービー『第二夜』(うじきつよし)もベテラン監督らしく渋いし、話の展開の仕方が見事に夢らしかったです。3Dアニメの『第八夜』はテクノロジーの進歩を感じますし、『ゆれる』の西川美和監督の『第九夜』(緒川たまき、ピエール瀧)も女性監督らしいリアルさでドキッとさせられます。

それから、『第四夜』の清水厚監督が担当したオープニングとエンディング。100年前の女学生が、エンディングで現代の女子高生になって再登場するまで戸田恵梨香だと気が付かなくて、「かわいい子だなぁ、何ていう女優だろう」と思って見てしまいました。『デスノート』の時のロリ系アイドルぶりとイメージが違ったので・・・。(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★)

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『夏物語』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Natsu韓国で11月末に公開されたばかりのイ・ビョンホンの最新主演映画の登場です。

韓国公開初日にはアジア各地からファンが渡韓して鑑賞したにも関わらず、動員数は初登場4位と出遅れ、「制作に時間と宣伝に多額の費用を掛けた割りには不調。彼の動員力に陰りが見えてきたのか。」と囁かれていると聞いています。
コメディとアクションが強い韓国では、正統派メロは苦戦ということのようですね。

生涯独身の大学教授がTV番組の企画で初恋の人探しに出演することになり、1969年の大学生時代、ボランティア活動で滞在した農村で出会った女性との思い出を語り、TVスタッフが彼女の人生を追跡する、と言うストーリーです。

30代のビョンホンが、20代前半の若々しい青年と、登場時間としては短いながら60代の気難しい教授を演じます。老け役については、特殊メイクの甲斐もあって、違和感はありませんでした。チンピラから御曹司までの演技の振り幅は大きい人なので、安心して観ていられます。

相手役は、イ・ビョンホンの推薦で抜擢された映画3本目のスエ。前作の『ウェディング・キャンペーン』では、不法滞在中の北朝鮮籍の勝気な女性を演じていましたが、今回も悲しい過去を背負い、それでも明るい笑顔を持った図書館司書をナチュラルに演じています。ある意味では、イ・ビョンホンを食った演技も見せていたのかもしれません。

学生運動が盛んで、ファッションもベルボトムを履いているのは、日本の同年代と余り代わりがありません。しかし、そこに横たわる大きなもの、軍事政権下で夜間外出禁止令などの引かれていた時代で、南北分断直後の“アカ狩り”など、歴史的背景は周知の事実として、ほとんど説明されることなく、物語は淡々と進んでいきます。

初恋の美しさと切なさは十二分に感じることが出来ますが、そこにあるそれ以上の感情は想像しても、想像を超えてしまうようなもどかしさを感じてしまいました。

助演陣には、『オールド・ボーイ』のオ・ダルス、『王の男』のユ・ヘジンとチョン・ソギョン、『チャングム』のイ・セウン、『冬ソナ』のイ・へウンと名バイプレイヤー達がずらりと並びます。しかし、ちょっと地味と言わざるを得ないかもしれません。サイドストーリーとして描かれる、二人の過去を探すTVディレクターと放送作家の恋愛感情らしきものも、もう少し分かりやすく挿入していたら、映画全体が盛り上がったのかもしれませんね。

観客はオバ様、オネエ様が中心で、座席の6~7割が埋まっていました。韓流ではおなじみの“3回鑑賞でプレゼント”キャンペーン中ですので、リピーターも多く、週末の午前など満席の回もあるのかもしれませんね。

期待が大きかった分、物足りなさが残ったような気がします。(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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マイクロソフト杯ファイナル!! 東芝vsサントリー@秩父宮ラグビー場

0204_board感動しました。稀に見る白熱した好ゲーム。読売新聞の朝刊には「東芝の若干有利か。でも、今年のサントリーのゲームにはドラマがある」みたいに書かれていましたが、こんなドラマが用意されていたのですね。
リーグ戦の2点差に続いて、本日も何と1点差で東芝が3連覇を達成しました。東芝さん、おめでとうございます。

0204_enjin敗れた我等がサントリー・サンゴリアス。ラインアウトで優勢に立ち、スクラムで圧倒し、東芝得意のモール攻撃も最小限に食い止めていて、フォワードは公言通りの働きを見せてくれたと思います。

そして、隆道、クリ、平君と負傷交代が相次ぎましたが、リザーブ選手が出てきても全く落ちることのないパフォーマンスは、選手層の厚さを証明してくれていて、選手達が常々「試合に出ている人だけじゃなく、Bチームの人達のおかげ」とコメントしているのが、よく理解できました。
でも、ケガ人多いのは少し心配ですね。先週、怪我した剛ちゃんも後半はずっと脚延ばしていましたもんね。

東芝のバツベイ選手がシンビンで退場していた時間帯に敵陣ゴール前でスクラムを取りましたが、ここで追加点が欲しかったかな。ここ一番を決められない弱さが、今の課題ということでしょうね。残り(最大)二試合ありますので、きっちり立て直して、25日は東芝と再戦して、日本一になって欲しいです。次は勝てるような気がしますし、信じています。

0204_shunkan優勝した東芝はフォワードで押され気味で、やりたいように試合を運べなかったと思うのですが、最後の最後を決められる強さを持っていますね。

選手権の準決勝ではリーグ戦で負けているヤマハと当たりますが、今度は勝って、もう一度、決勝で戦いましょう。待っています。

表彰では、チーム表彰以外にMVPの発表があり、バツベイ選手が受賞しました。「シンビンで退場した選手がMVPかよ」って野次がありましたが、今年の東芝って、良きに付け悪きに付けバツベイ選手だけが目立っていたような気がします。突出した選手がいないのに強いというのは本当に強いということなのかもしれませんね。

0204_hirose個人的なMIPは、常に攻撃の起点になるCTBのマクラウド選手なのだけど、彼は昨年受賞しているので、日本人の中からSOの廣瀬選手にあげたいですね。清宮さんも試合前のインタビューで「注意するのは、外国勢と廣瀬選手。ありきたりの回答かな」と言っていました。

彼はすごく好青年で、ウィニング・ウォークでも、ファン一人一人に握手したり、サインしたりしていて、その度にトロフィーを置いたり、抱えたりを繰り返すので、最後の最後になってしまって係員に急かされていました。

さて、本日の観客数は、23,067人で久し振りの満員札止めだったようです。社会人では神戸製鋼が決勝に進出した年以来だと思いますが、何年前になるのだろう?数えられないです。
清宮さんは「メディアすら巧みに利用する」とか言われていて、本人もブログで「(事前の記事で)数千人は増えたかな」と語っていましたが、それだけ注目を集めた一戦だったわけですね。
でも、9月の国立競技場での開幕戦から観戦し続けたオヤジとしては、「こんなに集まるんなら、1ヶ月前の大雨の味スタも観に来いよ。赤い旗、邪魔だよ。」とひねくれたことを書いてしまうのでありました。(本当は、敵でも、味方でも、観客が多いと嬉しいくせに。)

リーグ戦、プレイオフと終了し、残すは選手権のみ。3週間後の2月25日には、神様はどんなドラマを用意しているのか。最高でも、最悪でも、もう一度、感動を下さい。

あ、18日の準決勝トヨタ戦は、花園だ!!今年二度目の大阪行きか!?

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ラグビー日本選手権!! 九州電力vs早稲田大学@秩父宮ラグビー場

0203_boardトップリーグの王者は明日のマイクロソフト杯決勝で決まりますが、一足先に日本選手権が始まりました。学生1、2位以外にも、社会人2部リーグの王者(来期のトップリーグに昇格)、アマチュアクラブチームの王者がトップリーグの上位陣に挑戦できる形式も定着してきたのかな。

今日は、第1回戦でトップチャレンジ1位の九州電力と学生2位の早稲田大学を観戦しました。(2試合目の関東学院とクラブ日本一のタマリバは、関東が圧勝すると思ったので、パスしちゃいました。)

大学選手権後、期末試験やレポート提出に追われ練習もままならない学生と、トップリーグ昇格を目指し、凌ぎを削っていたチームの対戦ということで、学生の分が悪いとは言え、勝てない相手ではないな、と思っていたのですが・・・。

今期の早稲田の特徴として、マイボール・ラインアウトが取れないというのが有ったのですが、今日も何回かありましたね。他にもタイムアップ、スクラムでのアーリープッシュなどつまらないミスも多かったです。

それでも、2部リーグとは言え社会人相手にFW戦も守っていたし、取られたトライ5つの内、FBピーター・ミラーの個人技でのトライが3つあります。五郎丸のキックも、雄太のステップ&スピードも、曽我部のパスも冴えていたので、残り10分、イケルと思ったのですが、36-33の僅差での惜敗となりました。

それから、今日は主審が前後半で交代するという珍しい試合でした。藤主審が前半の最後の方で脚を負傷して、後半は岸川副審が主審となりました。途中から反則の基準が変わってしまうのは選手にしたらやりづらいと思うのですが、加えて、岸川さんのレフリングは早稲田と観客には納得できない点がいくつかありました。とにかく野次がすごかったですね。「岸川、シンビン」とか。レフリングの不満を言っても仕方ないのですが、僅差の試合だっただけに、後味が悪く、残念でした。

早稲田のシーズンは本日で終了。今日は涙×2にはなりませんでしたね。
4年生はお疲れ様でした。トップリーグに入る人は、秋にもっともっと強くなって会いましょう。活躍を期待しています。
今年はレギュラーに4年生が多いから、来シーズンの早稲田は2、3年生がどんなチームを作り上げて来るのか、楽しみでもあります。

0203_kitchanさて、九州電力には早稲田OBが何人か在籍しています。特に、久し振りに吉上耕平選手のプレイを観ました。吉チャンも31歳なんですね。静かな男のイメージだったのですが、声を出して指示を出している姿を見て、大人になったなぁ、と感慨深いものがありました。秋からはトップで観られる頻度が増えそうですね。4年生の時、注目度赤丸急上昇だった『無印男』が選んだのは地元の古豪チームで、全国区への登場回数が減って残念だったので、楽しみが増えました。

明日は、トップリーグ王者が決定します。東芝の連覇達成か、サントリーがリーグ戦の雪辱を晴らして栄冠をつかむのか、すっごく楽しみです!

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