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『長州ファイブ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Five伊藤博文、井上馨など、幕末の長州出身の5人の若者が密航して、イギリスに「生ける機械」になるべく留学したという史実に基づく話です。

主人公である松田龍平君の演じる山尾庸三は、帰国後は造船業の技術者として、また、聾唖者教育に傾倒していくという人物で、歴史上の重要人物である伊藤、井上と比べると地味な印象が強いです。そのおかげと言いますか、僕は歴史、特に幕末は好きなのですが、歴史が苦手という人にも「そんなことあったんだぁ」と、抵抗なく楽しめのではないかと思います。

日本にいる間は北村有起哉さんが演じる志道聞太(後の外務大臣・井上馨)を中心に進んでいき、イギリスに着いてからは庸三が中心になっていく構成になってります。前半から庸三中心にした方が自然だと思うのですが、史実に忠実に描くと仕方のない設定ではあるのですけど・・・。

後半は主に造船技術を取得していく物語なのですが、庸三が聾唖の工員とのほのかな恋愛関係になっていく過程に比重が偏っていたような気がしました。それはそれで良いのですが、職人気質の工員との交流など期待していたものとは違っていたような気がします。山下徹大さんの演じる野村弥吉は函館でロシア人に英語を習ったという設定なのですが、5人とも海外生活にそれほど苦労していないというのが、そもそも気になっていました。まぁ、優秀な若者達であるというのは確かですが。

伊藤俊輔(後の初代総理大臣・伊藤博文、俳優は三浦アキフミさん)が、日本でもイギリスでも娼婦を買うシーンがあったのは意外性はありました。「この国が本当に幸福だと思っているのかい?」とか言われていたので、そこから何かを感じたのかもしれませんが、残念ながら、脇役なので多くは語られていません。

本人は言われるのは嫌かもしれませんが、龍平君は段々と父親の優作さんに似てきましたね。映画の中で何度も「あっ」と思うシーンがありました。そっちの方が気になったかもしれません。(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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