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『夏物語』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Natsu韓国で11月末に公開されたばかりのイ・ビョンホンの最新主演映画の登場です。

韓国公開初日にはアジア各地からファンが渡韓して鑑賞したにも関わらず、動員数は初登場4位と出遅れ、「制作に時間と宣伝に多額の費用を掛けた割りには不調。彼の動員力に陰りが見えてきたのか。」と囁かれていると聞いています。
コメディとアクションが強い韓国では、正統派メロは苦戦ということのようですね。

生涯独身の大学教授がTV番組の企画で初恋の人探しに出演することになり、1969年の大学生時代、ボランティア活動で滞在した農村で出会った女性との思い出を語り、TVスタッフが彼女の人生を追跡する、と言うストーリーです。

30代のビョンホンが、20代前半の若々しい青年と、登場時間としては短いながら60代の気難しい教授を演じます。老け役については、特殊メイクの甲斐もあって、違和感はありませんでした。チンピラから御曹司までの演技の振り幅は大きい人なので、安心して観ていられます。

相手役は、イ・ビョンホンの推薦で抜擢された映画3本目のスエ。前作の『ウェディング・キャンペーン』では、不法滞在中の北朝鮮籍の勝気な女性を演じていましたが、今回も悲しい過去を背負い、それでも明るい笑顔を持った図書館司書をナチュラルに演じています。ある意味では、イ・ビョンホンを食った演技も見せていたのかもしれません。

学生運動が盛んで、ファッションもベルボトムを履いているのは、日本の同年代と余り代わりがありません。しかし、そこに横たわる大きなもの、軍事政権下で夜間外出禁止令などの引かれていた時代で、南北分断直後の“アカ狩り”など、歴史的背景は周知の事実として、ほとんど説明されることなく、物語は淡々と進んでいきます。

初恋の美しさと切なさは十二分に感じることが出来ますが、そこにあるそれ以上の感情は想像しても、想像を超えてしまうようなもどかしさを感じてしまいました。

助演陣には、『オールド・ボーイ』のオ・ダルス、『王の男』のユ・ヘジンとチョン・ソギョン、『チャングム』のイ・セウン、『冬ソナ』のイ・へウンと名バイプレイヤー達がずらりと並びます。しかし、ちょっと地味と言わざるを得ないかもしれません。サイドストーリーとして描かれる、二人の過去を探すTVディレクターと放送作家の恋愛感情らしきものも、もう少し分かりやすく挿入していたら、映画全体が盛り上がったのかもしれませんね。

観客はオバ様、オネエ様が中心で、座席の6~7割が埋まっていました。韓流ではおなじみの“3回鑑賞でプレゼント”キャンペーン中ですので、リピーターも多く、週末の午前など満席の回もあるのかもしれませんね。

期待が大きかった分、物足りなさが残ったような気がします。(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

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