« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »

2007年1月

『幸せのちから』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

実話をベースにした父子の愛情物語ということで、感動作を期待して観に行ったのですが、割と淡々とした、しかしながら描写のリアルな作品でした。

Happyness1981年、サンフランシスコ。医療機器のセールスマン、クリス・ガードナー(ウィル・スミス)の1日は5歳の息子・クリストファー(ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス)を託児所に送り届けることから始まる。骨密度を測定する機械は性能が良いのだが高価なため思うように売れず家賃は滞納、税金は不払いという極貧生活で、パートナーのリンダ(タンディ・ニュートン)は忍耐の限界に達して、姉のいるNYへと旅立ってしまう。

ある時、クリスは一流証券会社でインターンを募集していることを知り、面接にこぎつける。研修期間の6ヶ月間は無給で、20名の参加者の内、採用されるのはたった1名という狭き門。機器の在庫を販売して食いつなぎ、優良顧客になりそうな金持ちを見つけては人脈作りに奔走するが、思いもよらぬトラブルからアパートを追い出され、息子と二人その日の寝床を探す生活を強いられることになってしまう。全財産21ドルから父子はどうやって立ち上がるのか。

ウィル・スミスはこの作品でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされています。宇宙人やロボットと格闘するハリウッド大作でもなく、ウェットにとんだ会話を楽しむコメディでもなく、どちらかと言えば地味な印象のある作品かもしれませんが、全体にリラックスムード漂う自然体の「静」の演技が良かったのでしょう。そして、愛する息子のために、走って、走って、走りまくります。その姿は黒人アスリートのように美しく、彼の「動」の魅力も存分に発揮されています。受賞は難しいかもしれませんが、好きです、この雰囲気。

そして、この作品の成功は、息子・クリストファーを演じたスミスの実子・ジェイデンの存在。無茶苦茶キュートでかわいらしい。親の七光りで射止めたわけではなく、きちんとオーディションでつかんだ役なのだそうですが、この役は彼でなければ考えられないほど完璧で自然な演技でした。相手が実の父親ということでリラックスして演じていたということもあるでしょうが、ウィル・スミスも「何度もリハーサルを重ねて作り上げる演技とは異なる、自然に発せられる動きに、新しい可能性を発見させられた。自分の息子で良かった。他人の子供だったら、悔しくて、編集で切りまくっていたよ。」と大絶賛していました。

物語が父子の関係が中心なので、母親のリンダが家を出て行った時の心情とかを理解するのは難しいのですが、『クラッシュ』のタンディ・ニュートンは女性として魅力的で“子捨て”という行為にも説得力があるのでは。

実際のクリスのパートナーは、一度クリストファーを連れて家を出てから、クリスが一流証券会社に就職出来そうという噂を聞きつけ、子供を押し付けに帰ってきて、もう一度消えたのだそうです。その時のクリストファーは、まだ1歳半。託児所にも預けられない年齢で、実際の父子の生活はもっと過酷なものだったのだと想像します。

人生の底を知った男が再生し、超優良企業を興すまでの成功をつかむサクセスストーリーであり、それも“幸せ”の一つではあるのだけれども、それ以上に、何よりも大切なたった一人の息子へ注がれる愛情こそが“幸せのカタチ”だと声高にではなく、静かに気付かせてくれる映画です。(満足度:★★★★、オススメ度:★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (5)

『どろろ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Dororo手塚治虫さんの原作を読んだのは、大学生の時でした。結構好きな作品だったのですが、物語が佳境に入ったところで、「二人の旅は続く・・・」みたいなラストだったのを覚えています。昔、漫画誌は発刊しては消えていくという繰り返しで、手塚漫画には連載途中で終了が決まり、強引に終わらしたものが、結構多いのですよね。

魔物に身体の48ヶ所を奪われ、取り戻す旅を続ける青年・百鬼丸に妻夫木聡、彼の妖刀を狙い、旅に引っ付いていく孤児の泥棒“どろろ”に柴咲コウという組み合わせで、どんな映画になるのだろうと楽しみにしていました。

“どろろ”は原作では子供なのですが、乱世に生き残るために男として育てられた少女で、自分の両親を殺した国主を憎み、その息子をそうとは知らずに兄のように慕い、やがて彼が仇の一族と知った後も旅を続けるという複雑な設定です。「子役には、この心理を演じるのは不可能」という判断だったらしいのですが、柴咲さんを持ってきたのには斬新ですよね。

恨みを乗り越える過程の微妙な表情とかは上手いとは思いましたが、正直、男の子には見えなかったし、終始キンキン声を張り上げていてうるさいです。とは言え、重く暗くなりがちのストーリーを明るい方向に引っ張っていったのは彼女の演技なので、絶妙なバランス感で演じていたとも言えますし、二人の関係を恋愛感情とも受け取れる関係に置くことで理解しやすくなっていたと思います。

「日本は“本物のエンターテインメント”に目覚める」のキャッチコピー通り、アクションには香港から『少林サッカー』や『LOVERS』のアクション監督チン・シウトン氏を迎えた魔物との決闘シーンはダイナミックですし、撮影されたニュージーランドの風景は空が青くて、一面の砂地の砂埃っぽさや二人が駆け抜ける林の緑の鮮やかさ、ラストの広大な海辺のシーンまで雄大な自然を感じることが出来ます。

反面、エンターテインメントに徹したことで、手塚作品の持っている哲学観みたいなものは薄まっていたかもしれません。

百鬼丸の苦悩する感じが割とあっさりしていて、例えば「憎しみによる仇討ちは次の憎しみを生むだけ」と、闘いの中で学んでいくこともあったでしょうし、五感を失っていて第六感の発達したテレパシストですから、斬られた相手がどう感じるか、他人の痛みが自分に返ってくる苦痛も感じているはずです。

“どろろ”の役回りにしても、他の手塚作品のヒロインがそうであるように、仏教で言えば菩薩、キリスト教で言えばマリアのような「全てを許し、受け入れる母なる象徴」という部分があると思います。単なる恋愛感情にしてしまうと少し軽くなってしまったような気がします。

父親であり、宿敵・醍醐影光役の中井貴一さんは『陰陽師Ⅱ』の役に被っていますが、悪役も悪くないですね。ただ、魔の権化だった男が、最後の最後に父親としての選択をします。前フリとして悪になりきれない弱い部分、例えば、妻・百合(原田美枝子)や第二子・多宝丸(瑛太)へのギリギリ見せられる人間的な愛情、をもう少し見せていたら、もっと深みがあって良かったかもしれません。

とは言え、これらを全て入れていたら決められた尺の中に収まりきらないですし、作品全体としての出来は決して悪いものではありません。

妻夫木君がインタビューで「まだ取り戻していないパーツが24ヶ所あるから、監督に続編を作ると呼ばれれば、出演したい」と言っていました。そうなると原作にはない部分なので、完全オリジナルということになります。どうせやるならもっと徹底したアクション活劇として、また、百鬼丸と“どろろ”のラブストーリーとして、とことんエンターテインメント性を追求した作品を観てみたいような気もします。そのためにはヒットしてもらわないと・・・。(満足度:★★★☆、オススメ度:★★★★)

Dororo_bukiDororo_kou

| | コメント (0) | トラックバック (3)

マイクロソフト杯セミファイナル!ヤマハvsサントリー@大阪花園ラグビー場

0128_boardいやぁ、焦りましたね。「買ってある来週のチケットどうしよう」って本気で心配になりました。40-39の辛勝。清宮さんも「勝つことが大事なので」と苦笑まじりのインタビューでした。

開始直後の先制トライ。いつもは立ち上がりの悪いサントリーが、リーグ戦の借りを返すために全力で戦っていた。最年長・早野のチャージからボールを拾って、そのままトライ、なんてのは感動モノ。前回の敗戦はフォワードが崩れたからと、スクラムも、モールも押して、押して、押していた。トヨタ、東芝と互角以上に戦い、「この4ヶ月で強くなったことを証明したい」というスゴイ迫力。フォワードは間違いなく勝ってました。

0128_wata対するヤマハは、SO大田尾とCTB将太郎の職人技的なパス、キックがあるものの、抜けられるのはFBのウィリアムだけ。でも、無茶苦茶強いし、速いですね。そして、SHには39歳の村田亙選手が先発。敵ながら、嬉しくなってしまいました。今日の調子を見ると、まだまだイケそうですね。

後半、ヤマハのFLフェヌキタウがシンビン退場中に40-20と突き放し、安堵していたのもつかの間、CTBにニュージランダーのブレンダン・レーニーを投入されると、破竹の3連続トライ。「誰でも良いから、ウィリアムスとレーニーを止めてくれ!!」という感じでした。サントリーはフォワード戦にこだわり過ぎていて、密集やその後のキックへの対応は良かったですが、パスで回されると疲労感もあって、隙があったのかもしれませんね。

でも、トーナメントという勝つことが大事な試合で勝てて、決勝進出。秩父宮の方でも38-33とこれまた接戦を制して東芝が勝ち上がって来ました。リーグ戦の借りを一つ返したので、もう一つの借りを返さないといけません。東芝にも勝って、全てのチームから勝ち星を挙げて本当のNo.1になりましょう。

丁度1年振りの花園でしたが、共に地元チームでないのに沢山の人が観戦に来ていて、驚きました。高架工事のため近鉄東花園駅は数百m移動したので、チョット不便になったのですが、快速も臨時停車してくれるので、盛り上げようと言うのが感じられて良いですよね。

1年に1~2回、移動時間の方が長いトンボ帰りの旅ですが、ランチに鶴橋で焼肉食べて、ラグビーを観て、贔屓のチームが勝てば、楽しい大阪行きなのでした。

0128_kiyomiya0128_kuri0128_takamichi0128_hayano0128_zawa

| | コメント (0) | トラックバック (2)

『あなたを忘れない』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Wasurenai恥ずかしながら、ボロボロにやられてしまいました。

2001年1月26日、JR新大久保駅で線路に転落した男性を救出しようとして自らも亡くなってしまった韓国人留学生・李秀賢(イ・スヒョン)さんの青春を描いた映画。

初日舞台挨拶があるということで、韓流ファンのオバサマや在日韓国人の方、それから中高生が多いので意外な感じがしたのですが、恋人役を演じたハイカラのマーキー目当てだったのですね。ほぼ満席でした。

JR新大久保駅は我が家からも近い(と言っても、結構遠い)駅なので、よく利用していると言うこともあり、当時のことはよく覚えています。

でも、それ以上に、僕にとっては思い入れの深い事故でもあります。

僕は、事故の半年前まで会社でアジア諸国からの研修生を受け入れる窓口をしていました。前年7月に人事異動があって、その仕事からは離れたのですが、最後に担当したのは3人の韓国人でした。

当時は、日本も『シュリ』が話題になった程度で、まだ『冬のソナタ』の放送もされておらず、ハングル教室に申し込んだら、「平日夜間コースは人数が集まらないので、昼間のコースにして下さい」と言われて、「見て分かる通り、普通の会社員なので無理です。」なんてこともありました。韓国の方でも、日本の文化開放は途上で、日本の映画や歌はアングラで熱狂的なファンはいるものの、ほとんど知られていない状況でした。

日本で公開された韓国映画はほぼ鑑賞し、定期的に韓国に行ってはK-POPSのCDを10枚も買って来るという僕は、完全に変人扱いでした。変われば変わるものです。

言葉や意思の疎通に悪戦苦闘しながらも充実した日々を懐かしく思い、「形は違っても、彼らと日本をつなぐパイプでありたい」と考えていた丁度その時に、ニュースで事故を知り、ものすごくショックでした。

そして、事故に巻き込まれた同世代(当時、僕は29歳、スヒョンさんは26歳)の韓国人青年も「アジアの架け橋になりたい」と話していたと聞き、「彼の遺志を継ぐようなことが、出来ないだろうか」と真剣に考え、居酒屋で会社の先輩に「会社を辞めて、留学生受け入れのような仕事をしたい」と話したこともありました。当時は新設された部署に着任したばかりで辞められる状況でもなく、先輩にもなだめられ、結局6年経った今も同じ会社に勤めているのですけどね・・・。

そんな訳で、映画の前半のほんわかした雰囲気にあっても、言葉が通じなくて「ヤレヤレ、困ったぞ。でも、まぁ、いっか。」という表情をするスヒョン役のイ・テソン君の表情は研修生が見せた表情そのものだったし、関係ないのに「風間さん、ロックの精神です」とアツク口出しされて、ちょっとウザッて顔をする金子貴俊君は当時の自分に重なってきて、全然泣けるところじゃないのに、ジワッと来ていました。

富士山登山や交通事故で日本不信になりかけたというエピソードが上手く織り込まれており、事実として知っていたので、この辺からはもうヤバイ感じでした。

主演のイ・テソン君は非常に真っ直ぐな演技で「スヒョンさんって、こんな青年だったのかもしれない」と思わせてくれます。初演技のマーキーも自然な感じで良かったし、金子君もいつもより全然格好良かったです。

スヒョンのルームメイト役は、『トンマッコル』にも出ていたソ・ジェギョン君で、コミカルな感じで笑わせておいて、ラストの「駅に行かなくちゃ」というセリフは心に響く、天才子役と呼ばれた演技を見せてくれます。マーキーの父親役で竹中直人さんが出演していますが、今回は笑わせるだけでない、チョット深みもあるオイシイ役になっていました。

また、スヒョンさんが音楽を愛していたということで、素晴らしい音楽も多く使われています。何より、ラストに名シーンと共に流れるマッキー槇原敬之さんの主題歌が、またヤバイ。年を取って、涙腺弱くなったのかな。

さて、僕たちはラストシーンの後の出来事は報道を通じて知っています。ご両親の役が、韓国の名優ジョン・ドンファン氏(『冬のソナタ』)とイ・ギョシンさん(『美しき日々』)だっただけに見たかった気もするのですが、そうしたら涙、涙で完全にノックアウト状態になってしまったでしょう。そこを敢えて、スパッと切ってしまうことで、スヒョンさん本人を印象的に残すことに成功していると思います。

それが、関係者が口をそろえて言う、「悲しい結末だけど、希望に溢れる物語」なのですね。

そのメッセージをしっかり受け止めたいと思います。6年前に抱いていた「アジアの架け橋」になるという夢を思い出させてくれした。今年36歳になろうとする今の僕に、何が出来るか分からないけれど、何かカタチのあるものにしてみたいなぁと思いました。ほんのチョットの勇気をありがとうござました。

ハイカラ目当ての若者達の目に、彼の生き方がどう映ったのか、興味津々な僕なのでした。(満足度:★★★★★、オススメ度:★★★★★)

Aisatsu1Aisatsu2Aisatsu3Aisatsu4_1

| | コメント (2) | トラックバック (0)

『エレクション(黒社会)』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

今日の作品も『東京フィルメックス』で観ていますので、二度目の鑑賞です。二日続けて、蒸し返しネタですみません。

Election_1二度目ということで、各組織のボスの人間関係は理解していたので、会長選挙の過程についてはすんなり理解出来ましたが、「竜頭棍」をめぐる騒動は誰が誰の子分で、誰の手から誰の手に渡ったのか、というのはやっぱり頭がこんがらがりました。

初見では理解できなかったシーンは、「なるほど、そういうことか」と感心しましたし、結構細かいお笑いネタもあったのだなぁという発見もあって、面白かったです。アクションというよりバイオレンスと思っていたけど、武器は木の棒、大きな石、スコップと原始的、かつ、リアルだったのですね。

ロク役のサイモン・ヤンが金紫荊奨の主演男優賞、ディ約のレオン・カーフェイが金像奨の主演男優賞を受賞。ポスターはレオン・カーフェイがメインで、続編はサイモン・ヤンとチンピラの一人だったルイス・クーの争いな訳で、どっちが主役なのかは結局解決せず、やはり「2」の方が好きだなと思いました。

客層は割りと高め。女性もいましたが男性も多し、という感じでした。(満足度:★★★、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ディパーテッド』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

昨秋の東京シネフェスでも観ているので、二度目の鑑賞です。感想は、そちらを読んでいただけたらと思います。

Leo二度目で一番に感じたのは、宗教観の違いという部分かなぁ。『インファナル・アフェア』は“無間地獄”という中国仏教思想が根底にあって、同じアジアに住んでいる日本人にも受け入れ易く、単なるギャング映画というよりも心理劇として主人公達への共感がヒットの要因になっていると思います。

ハリウッド版は、アイリッシュ系とイタリア系の対立という背景があって、そこの部分は勉強不足なので「そういうのがあるのね」程度の認識で、ギャング、アクション、サスペンスとして、哀愁感漂う映像を楽しめます。

ハリウッド版では、ディカプリオは主演男優賞に値する演技を魅せてくれますが、ジャック・ニコルソンの怪演の方が目立っているし、マット・デイモンは役にハマッテいるけど勿体ない、というのは初見の時と同じです。これは、エピソードの重ね方だと思います。

例えば、オリジナルでは、潜入捜査官・ヤンとウォン警視の親子にも似た情が濃密に描かれますが、ハリウッド版は、割りとあっさりしています。これは、ストーリーの展開上、上司を優しい男と厳しい男の二人に分けてしまい、優しい上司の方は大した活躍のないままビルから突き落とされてしまいます。

Damon潜入マフィアのラウは、優秀な頭脳を持つ一方で、ボスの情婦に許されぬ想いを募らせ、同じマリーという名前の女性と婚約するという未練タラタラなダメ男君でもありましたし、「Ⅲ」では精神障害で自己認識が出来なくなります。マット・デイモンの役には、この辺のキャラクターの深みが足りなかったのだと思います。

それから、色々なプログで「携帯電話で連絡を取り合うのは無理がある」と言う感想を読みました。オリジナルは、携帯電話の機能も今ほど進んでいない頃の話の上、交信もモールス信号でしたが、ハリウッド版は年代は明らかにしていないもののメールも出てくるので、多分、現代なのですよね。時代設定をチョット前にする等の工夫は必要だったのではないでしょうか。

とは言え、オリジナルに入れ込んでDVDで何度も観ている人間の感想です。オリジナルを観ていないとか、観たことはある程度の方ならば、十分に楽しめますし、アカデミー賞にノミネートされるのも当然だし、是非とも監督賞辺りを獲ってもらいたいなぁ、と思っています。(ディカプリオは『ブラッド・ダイアモンド』でノミネート。こちらも期待大。)舞台となったボストンはレッドソックスの地元だし、松坂を応援ついでに行ってみたくもなっています。一見の価値アリです。(満足度:★★★、オススメ度:★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (2)

『それでもボクはやってない』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Soreboku11月から傑作を有難うございます。僕は朝一番の回で観たので大丈夫でしたが、2回目以降は結構長い列が出来ていて、立見が出るほどの大盛況でした。

周防正行監督の11年振りの新作となる“裁判映画”ですが、実は監督の作品(『ファンシイダンス』、『シコふんじゃった。』、『Shall we ダンス?』)はTV放送でしか観たことがなく、映画館で観るのは初めてでした。みんな好きなのですが、学生で毎月そんなに何本み観られなかったり、邦画離れする時期だったりしたので・・・。

内容としてはすごくシリアスで、笑いの要素としては竹中直人演じる大家の出てくるシーン位ですし、終わり方もハッピーエンドと言うわけではないのですが、非常に興味深い展開で、2時間半という時間が退屈することなく過ぎていきました。

役所広司演じる荒川弁護士のセリフに「痴漢冤罪事件には、日本の刑事裁判の問題点がはっきりとあらわれている」というのが登場します。警察はまず自供を取ってから、状況固めをし、起訴となれば、裁判官は有罪を前提に量刑の判断に終始するので、判決の99.9%が有罪というのは驚きました。被告人が否認している事件でも、無罪になるのは3%程度だとか。特に痴漢裁判の場合、被害者の届だけで確固たる証拠もなく、立証するのも難しければ、覆すのも難しいという状況下で、「被害者である女性が名乗り出てくる勇気は尊く、嘘をつくはずがない」的な心証だけで判断が左右されてしまうのは怖いですよね。

綿密な取材に基づくエピソードの積み重ね、登場人物のキャラクター構築、見逃しそうな細かな演技など待った甲斐があったなぁ、と思いましたが、男性ならば誰もが被告人側に立つ可能性があり、女性ならば被害者になり得るという、身近に感じられるテーマを発見した時点で勝利を手にしたと言えるのかもしれません。

荒川弁護士は元裁判官という設定で、日本の裁判の問題点を説明する物語の推進力みたいな役なのですが、役所さんが演じることで単なる説明役にはなっておらず、「一審で負けても、控訴審で判決を覆せば勝ち」的な策士の余裕を見せたりもしてくれるところも魅力的でした。

また、頼りなげな26歳フリーターの被告人役の加瀬亮君は見事にピッタリだし、女性として痴漢の弁護に嫌悪感を抱きつつ、彼の誠実な人柄に触れて弁護を続け、また裁判の問題点を理解して戦っていく新米弁護士役の瀬戸朝香も役に合っていると思いました。ホラーとかオーバーアクションな役柄よりこういう淡々としながら変化していく役の方が良いのではないでしょうか。

それから、極端に個性的な役を演じることが多い、もたいまさこさんが、普通の母親を普通に演じていて、我が子の無罪を信じて必死に目撃者探しのビラ巻きをするシーンはじんわりと感動できるシーンの一つになっています。

朝の情報番組で、アメリカでの試写会では、場内が爆笑になったと聞きました。陪審員制度のアメリカとは裁判の仕組みがギャップがあるのは確かですが、何処で笑えたのか、非常に気になりました。「すごい面白かったよ。でも、これは現実ではないよね。もし本当だったら問題だよ」ってコメントしていました。(満足度:★★★★★、オススメ度:★★★★★)

Soreboku2Soreboku3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『悪夢探偵』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Akumuこれクセになりそうです。

少しブルー掛かった映像がキレイで、真っ赤な血が広がっていきます。どこまでが夢でどこからが現実なのか境が曖昧で、頭の中がこんがらがりますし、何より有り得ない設定を出演者全員が大マジメに演じているところが面白かったです。

昨秋の釜山映画祭でワールドプレミアがあって、ブラピがリメイク権獲得に名乗りを挙げ、シリーズ化もほぼ決定、とニュースばかりが伝えられていた塚本晋也監督の新作を漸く観ることが出来ました。

他人の心が読め、夢の中に入り込んで悩みの原因を感じることのできる能力を持った青年と、夢の中で誰かに襲われるという不可思議な事件を担当することになったキャリア組の美人刑事が、自殺サイトの管理人「ゼロ」に挑んでいく。

「嫌だぁ、嫌だぁ」と思いっ切り後ろ向きなヒーローというのが目新しく、且つ、松田龍平という役者にピッタシで、彼以外に考えられない位ハマっていたし、黒いマントの下は全裸になるというのも彼だから許せるのかもしれない。

演技初挑戦のhitomiも自然体の演技というか、キャリアウーマンとしての強がった部分と本当は弱い部分と上手く表現していて驚きました。まぁ、彼女のキャラを活かして、ミニスカ、ハイヒールで現場に現れたりもしますが。

ゼロ役は塚本監督自身が演じていて、妙な動きを見せてくれますし、先輩刑事(だけど部下?)の大杉蓮さんは異境の世界に行きそうな物語を現実に引き戻すバランス棒的な役割を果たしてくれています。冒頭の原田芳雄のエピソードは、本編に全く関係なくて、でも好きだなぁ。

脚本は数パターンあるらしくて、次は警察は出てこないパターンなのかもしれませんが、すごく楽しみです。

誰にでも自殺願望とか、厭世観と言うのは持っていて、そこに漬け込まれて暗示を掛けられ、夢の中で殺されてしまうとしたら、気の小さい人は眠るのが怖くなってしまったりして・・・。(満足度:★★★★、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『ラッキーナンバー7』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Luckyno7この作品については、コメントを書くのが難しいですね。ネタバレしないようにしなくては・・・。

予告編で観た時から豪華な出演者に迷わず「観たい!」と決めました。主演はジュシュ・ハートネット、共演陣がブルース・ウィルス、モーガン・フリーマン、ルーシー・リュー、ベン・キングズレー、スタンリー・トゥッチと言うサスペンス映画。とは言え、ジュシュが人違いで組織に呼び出されるシーンはユーモラスに、ジュシュとルーシーのラブシーンはロマンティックに、また色々な形で父と息子の関係が出てくるなど、エンターテインメントの要素がふんだんに散りばめられたスタイリッシュな作品です。

伏線の張りかたなど、よく練られた脚本だと思いましたが、一秒たりとも見逃せないと言う印象ですし、各人物の登場シーンで最初に「こうかな?」と決め付けて観てしまったらその通りに展開してしまったので、もう少し余裕があったり、フェイク的な引っ掛けがあったりしたら良かったかなと思いました。人を騙すことにかけては素人のはずのキャラクターも、嘘つくのが上手すぎでしょう?

物語前半はジュシュはずっとバスタオル一枚の裸で通すというサービスカット満載(?)で巻き込まれ役を演じていて、ルーシー演じる検死官は好奇心旺盛で明るくてかわいかったです。反面、敵対する組織のボスのモーガン・フリーマンとベン・キングスレーという二人の名優には、もう少し活躍の場があっても良かったのではないかな、と思いました。ブルース・ウィルスは出番は多くないのですが、印象的なセリフや行動を残していきます。

デートと言うよりも、一人か、サスペンス好きの友達同士で集中して観る作品かな。間違っても隣りで「今の何?」とか話しかけられたくないなぁ。鑑賞後に、コーヒーでも飲みながら、「あそこはああだったよね」とか、やって欲しいです。(満足度:★★★★、オススメ度:★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

気になるドラマ<1月スタートのドラマに思う>

1月のTV改編で放送開始されたドラマがほぼ出揃いました。(TV朝日系『わるいやつら』は19日~。)風邪をひいていたこともあり、早く帰宅する日々だったので、初回を観てしまい、気になるものが何本かあります。

○ハケンの品格(日本テレビ系、水曜22時、篠原涼子)
「こんな会社ないだろう」と突っ込みを入れつつ、観てしまいました。「おい、そこの派遣社員」、「何ですか、使えない正社員」と呼び合っているのですから・・・。丸の内にオフィスを構える割と大企業のようなので、上司役の小泉孝太郎は主任にしては少し若いかな、とも思いました。
篠原涼子が演じるスーパー派遣には出会ったことないなぁ。加藤あいが演じる「就活に失敗して、とりあえず派遣です。仕事できません。」っていうのは、確かに増えているみたいですね・・・。
本来、仕事の分担がはっきりしていても、互いに補完し合い、分け隔てない仲間として働きたいところですが、スーパー派遣がこの会社にどんな化学反応を起こすのか、楽しみになってしまいました。

○拝啓、父上様(フジテレビ系、木曜22時、二宮和也)
脚本家・倉本聡氏が、前作『優しい時間』でも起用した嵐のニノに惚れ込んで描いたという自信作。ショーケンの『前略、おふくろ様』は幼稚園生の頃なので、記憶にありません。
ニノのナレーションをはじめ、いかにも倉本作品らしいセリフ満載で、『北の国から』ファンとしては嬉しくなってしまいます。舞台となる神楽坂という街も良いですよね。歩いていける距離に住んでいるのに、数えるほどしか行ったことないですけど。
18日の放送では、16歳の福田沙紀ちゃんと毘沙門天の境内で並んでしゃべるシーンがありましたが、「ニノ、24歳には見えない。若ぁ。」と思ってしまいました。
後ろ盾を失った料亭はどうなるのか、一平の父親は誰なのか、黒木メイサが演じるフランス語でしゃべる少女は誰なのか。結構、楽しみです。

○華麗なる一族(TBS系、日曜21時、木村拓哉)
『白い巨塔』もリバイバル・ヒットした山崎豊子の原作ですが、1960年代を舞台にした関西の財閥家の愛憎劇で、キムタクと言えど苦戦するかな、と思ったのですが、初回視聴率27%と『日曜劇場』史上3位の成績で好発信しましたね。
初回は人物紹介がメインでしたが、相武さん、フッキー、山田優と旬の女優さんを起用していてきらびやかですし、初のヒール役の鈴木京香さんは楽しみで、元・恋人役の稲森いずみは助演にするのは勿体ないなぁとか思いつつ、観てしまいました。

その他では、仲間由紀恵主演の『エラいところに嫁いでしまった!』や釈由美子主演の『ヒミツの花園』と言ったコメディも面白かった。NHK大河ドラマの『風林火山』は地味ですが、見応えがありそう。高橋克典の『特命係長・只野仁』シリーズの新作は安心して観ることが出来ました。ドラマと全く関係ありませんが、新大久保のコリアン・ストリートで三浦理恵子さんを見かけました。携帯で話す声があの声だったので、間違いないのですが・・・。

また、苦戦を強いられている速水もこみち主演の『東京タワー』ですが、倍賞美津子さんのオカンは最高です。強くて、明るくて、温かくて、でっかくて、本当に素敵なオカンになっています。実際はもこみちと並ぶと背の小さい方だと言うことが分かります。お姉さんの千恵子さんが「下町の太陽」と言われるように、存在感がデッカイ姉妹ですよね。
今後はオトンの泉谷しげる氏も、『Dr.コトー』の時のように悪ぶりながらも泣かせる芝居を魅せることは必至でしょうし、アジア系ファンとしては、台湾俳優・チェン・ボーリンが日本ドラマに初参加していることにも注目しています。

今後は全部観られることはないでしょうし、録画しても面倒臭がって観ない人なので、家にいる時には必ずチェックしていきたいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (11)

『愛の流刑地』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Airuke日経新聞を読んだ時に気が向いたら読む程度の熱心な読者でもなかったので、先入観というか、イメージがそれほどなかったのですね。まぁ、豊川悦司はチョット若いかなぁ・・・程度なものです。

客層は、割りと高めだったかな。韓流とは少し違う感じのオバ様グループが多いのと、チョット油ギッシュなオジ様もいて、周りが普段とは少し違う感じが面白かったです。

かつては注目された恋愛小説家だったが長いスランプで世間からは忘れ去られた村尾菊治は、不倫交際中であったエリートサラリーマンの妻・入江冬香を、情事の最中に首を締めて殺してしまう。「愛しているから殺した」と供述する二人の愛の軌跡が明らかにされていく。

映画はいきなり冬香を殺害してしまうシーンから始まり、二人の出逢いから殺害に至るまでに深く愛し合う過程が取調べと法廷中で語られる回想として表現されています。非常に映画的で、サスペンスドラマや法廷劇のような趣きがありました。昔から法廷物は好きなので、好みのジャンルだったのが良かったかもしれません。

先に大胆な濡れ場を見せておいたので、出逢いのシーンでの寺島しのぶ演じる冬香が人妻の割りに初々しくおとなしそうなのに、段々とオンナへと変化していった過程や、豊川悦司演じる菊治の恋愛が始まった頃のオチャメなところとかが引き立っていたと思います。

二人は上半身は曝け出していて潔いですし、裸はキレイだと思いましたが、猥雑さというか、エロさは余り感じられませんでした。そこがテーマではないということもあるでしょうが、そこを目当ての人は期待しない方が良いかもしれません。

新聞の批評では「ハセキョーはキャラに合っていない」とありましたが、無意味にノースリーブ姿になったりしますが、彼らと対立する検事という立場にありながら、彼らの恋愛の形を唯一人理解していき、それ故に嫉妬心で闘っていくというキーになる役を懸命に演じていて、悪くはなかったと思うのですが、如何でしょうか?確かに不倫をする(相手が佐々木蔵之介)女のイメージは無いですけど。

何だカンだ言っても、女優陣では母親役で母娘共演となった富司純子が今回も印象的でした。実の母娘ですから、姿、立ち振る舞いは似ていて当然なのですが、二人が同じ画面の中にいるだけでスゴイと思いました。娘を殺した男は許せないけれども、最後のメッセージを託され、真実を知るために、被告側の証人となる母の真っ直ぐな強さが、ヒシヒシと感じられます。「私は忙しいんです」と逆切れし、被害者面なのに実は妻のことは特別愛していた訳でもない亭主(仲村トオルのダメダメさもgood)とは大違いです。

また、今回の掘り出し物という言われ方をしている菊治の娘役の貫地谷しほりも印象的です。原作では息子でしたが、父親の愛人を悪者よばわりしたり、子供なりに父親を擁護する設定は、娘に変更して正解だったと思えますし、実年齢は21歳の彼女が高校生役をすることで子供のような大人のような危うい女の子になっていたのではないでしょうか。これまで見せてきた、コメディエンヌだけではない魅力開花となりますか・・・。

渡辺淳一が描き出す「女は情熱的に燃え上がり、逆に男は冷めていく」とか、「愛の絶頂で死にたい」とかいう恋愛感は、自分は有りだなと思ったのですが、現在という時代の中でどれだけ受け入れられるのか・・・。(満足度:★★★★、オススメ度:★★★☆)

| | コメント (1) | トラックバック (9)

トップリーグ第13節!東芝vs三洋電機、他@秩父宮ラグビー場

トップリーグ最終節です。昨日、大阪でサントリーが勝って暫定1位になりましたが、東芝が勝つか引き分ければ東芝が1位通過、負ければボーナスポイントを得たとしても得失点差でサントリーが1位と言う状況です。それ以上に、3位グループが混戦していて、6位の神戸製鋼までがプレイオフ進出のチャンスがあります。

秩父宮1戦目は、既にプレイオフ進出の望みが断たれ、今期の最終試合となるNECと勝って上位進出を狙うトヨタの対戦。トヨタが手堅くSO・廣瀬選手のキックでつなぎ、15-19で勝利しました。出来ればトライを取りに行って、勝ち点4をゲットして欲しかったというのはありますが、勝たなければいけない試合なので仕方がないかな。

0114_title2試合目は、東芝対三洋電機。前半は、三洋電機が風上だったこともありましたが、26-20と非常に緊張感のある展開でした。個人的な好みで言うと、ほとんどがバツベイ選手か、マクラウド選手で抜いていくので、単調かなぁとも思うのですが、止められないから仕方がないですね。

ここ何試合か、SOに廣瀬選手、WTBに吉田(大)選手を入れて、攻撃パターンに応じてポジションを入れ替えるということをしていて、廣瀬選手にボールが触れる回数が多くなったのは、面白いなと思いました。特に、今日はノックオンが少なかったので、ボールがつながっていたので、楽しめました。

しかしながら、後半はかなり大味な試合になってしまい、66-30というスコアになってしまいました。

神戸での試合結果を待って、プレイオフのカードが決定しました。「東芝vsトヨタ」と「サントリーvsヤマハ」です。東西どちらのスタジアムでやるかは未定のようです。やはりサントリーが大阪なのでしょうか・・・。

でも、個人的にはヤマハとは一番当たって欲しくなかったなぁ。リーグ戦でも東芝以外で負けている相手ですし・・・。トヨタがNECに勝負かけてくれていたら、勝ち点で並び、得失点差でトヨタと当たることになっていたのに・・・。

しかし、ヤマハに勝っておかないと本当の意味ではNo.1にはなれないですし、必ず勝って、東芝ともう一度やれるって信じています。

0114_tomi0114_gohshi0114_enjin0114_aisatsu

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大学ラグビー!! 大学選手権決勝

0113_title毎年選手の入れ替わる学生チームが3年間トップを守り続けることの難しさを実感しました。対戦前は早稲田の絶対有利の声が高く、逆に史上2校目の三連覇に対するプレッシャーと“打倒、早稲田”の日々を過ごしてきた関東学院大学にも勝機はある、ということでした。

0113_enjin早稲田フリークとしては悔しく、でも選手達の熱さが伝わってきて、試合自体は楽しく観戦することが出来ました。

観戦した何試合か、早稲田の立ち上がりの悪さは気になっていたのですが、そこを突いてきましたね。前半で3トライ取られて、追いつけるとは思いましたが、結果として33-26と1トライ1ゴール差でしたので・・・。

関東学院が風上でキックが非常に遠くまで飛んでいたということもありましたが、マイボール・ラインアウトも取られてしまい、チャンスがピンチになっていましたからね。関東学院には190cm以上の選手が2人いて、その差は思ったよりデカかったですね。

それでも前半はフォワードで負けていたという感じだったので、バックスにボールが出た後はまだ余裕を持って観ていられたのですが、後半は主将の東条選手を始め、フォワードの選手3人がケガで交代してしまい、ディフェンスの綻びをキレイに抜いていきましたね。

関東学院の勝ちたいという思いが強かったのだと思います。
王座奪還、おめでとうございます。

試合後、早稲田の4年生は泣き崩れていましたね。特に矢富選手の号泣には、かなり熱いものがこみ上げて来ました。「去年、トヨタに負けた時も泣いていたなぁ」とか思い出したし、仕事帰りの新宿で偶然見かけて話しかけたこととかもあったし・・・。

でも、ここで気持ちを切り替えて、3週間後はチャレンジリーグチャンピオン(九州電力、近鉄、三菱重工業のどれか)に勝って、トップリーグ上位と対戦して欲しいですね。関東学院の春口監督が「サントリーと(と言うより清宮さんと?)やりたい」とインタビューで応えていましたが、個人的には早稲田vsサントリーの師弟対決が観たいなぁ。(その場合、どっち応援すれば良いのだろう?)

時間が空いてしまうのは厳しい面もあると思いますが、社会人と互角以上の戦いをまた楽しませて下さい。信じています。

今日は国立競技場も満杯になっていましたね。7:3で早稲田の応援の方が多かったような気がします。だからなのか、平均年齢が高かったような・・・。

明日の国立競技場はサッカーの学生選手権の決勝で、早稲田vs駒澤だそうです。僕は隣りの秩父宮ラグビー場でトップリーグの最終節を観ていますが、学生にはもっと競技場に足を運んでほしいなぁ。老婆心ながら・・・。

0113_noside0113_namida_1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

キネ旬ベストテン

ちょっと前になりますが、キネマ旬報のベストテンが発表されました。

【日本映画ベストテン】
1位 フラガール
2位 ゆれる
3位 雪に願うこと
4位 紙屋悦子の青春
5位 武士の一分
6位 嫌われ松子の一生
7位 博士の愛した数式
8位 明日の記憶
9位 かもめ食堂
10位 カミュなんて知らない

まず、1位、2位が僕の選出した作品と全く同じでした。8位も自分のベストテンに入れた作品で、3位、7位も好きな作品です。

『紙屋悦子の青春』、『かもめ食堂』は観たかったのですが、観そびれた作品。神保町、銀座には余り行かないので、どうしても落としてしまいます。「映画は映画館の大きいスクリーンで観るべき」だと思っているのですが、DVDで鑑賞したいと思います。

【外国映画ベストテン】
1位 父親たちの星条旗
2位 硫黄島からの手紙
3位 グエムル 漢江の怪物
4位 ブロークバック・マウンテン
5位 麦の穂をゆらす風
6位 太陽
7位 カポーティ
8位 グッドナイト&グッドラック
9位 クラッシュ
10位 マッチポイント

こちらも1位、2位は順当だと思います。他に僕の選んだのと被っているのは9位だけですが、ジョージ・クルーニーの8位も好きです。4位は感動とかしなかったのですが、映像はキレイだし、繊細な演技は見応えあったと思います。

意外なのは、興行的には成功したとは言えない『グエムル』が韓国勢唯一の作品としてランキング(しかも3位!)されていること。予告から想像する「モンスターパニック」と言うよりは、地味な「家族愛」がテーマだし、日本人好みではない(ハッピーエンディングではない)展開だし、バックグランドにある反米感情の問題とか細かい描写は韓国社会を風刺したブラックユーモア的な笑いを狙っていて、日本人の理解できるものではなかったりもするのですが・・・。

『麦の穂・・・』は、まだ公開中だと思うので、機会があれば観てみようかな。

今週末から正月第2弾の公開が始まりますね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

トップリーグ第12節!(Ⅱ)NECvs神戸製鋼@秩父宮ラグビー場

0108_title今日の秩父宮キャンペーンは「新成人&亥年生まれ」。と言うことで、年男の私はタダで入場できたのでした。今日のメインイベントである神戸製鋼には、CTBの元木由記夫選手、FL/No.8の伊藤剛臣選手、そして増保輝則監督が同じ学年です。現役続けているのが、彼等とサントリーの長谷川慎選手位なのかなぁ。フォワードは熟練度も必要だったりしますが、元木にはもっと続けて欲しいなぁ。病気の公表をしたけれど、無理はしない程度に・・・。今日、見た感じだと、まだまだイケそうでしたけど。

しかし、今日は1試合目のIBMvsクボタが27-27、2試合目のNECvs神鋼が27-24と拮抗した面白い試合を観ることが出来ました。組み合わせ的にレベルの同じ位のチーム同士になっていると言うのもありますが、毎週が今節位の緊張感があって観られたら楽しいのになぁ。

よく考えたら、神鋼の試合を観るのは今シーズン初めてでした。ずっとすれ違っていましたので。それにしても、神鋼の試合だけは秩父宮も一杯になるのですよね。今の形式になる前の全国社会人大会では、チケット完売していましたからね。

世代交代に苦しんでいて、ここ何年か上位進出が出来ていませんでしたが、久し振りに試合を観て、今日は負けましたが、上手いなぁ、と思いました。特に、SOの森田選手(今日はマスクマンでした)は、キックで注目を集めましたが、キックだけでなく、パスも絶妙なタイミングで出しますね。

元木選手は相変わらずクラッシュ系だし、大畑選手の快速は健在だし、観ていて楽しいかったです。全盛期は「判官びいき」と言うのもありましたし、負けない試合運びが好きではなかったのですが、SHに後藤翔太選手もいたりして、来シーズンは応援しても良いかな、と思いました。

NECの方は、中盤戦の不調からは抜け出したみたいですね。もう少し早ければ・・・というところでしょうか。しかし、箕内選手の突破は分かっていても強いですね。最初にトライを狙わずにとったペナルティ・キックの3点を守りきって、勝利しましたが、これって昔の神鋼の逃げパターンですよね。

リーグ戦も次節で最終戦。1、2位は確定するも、3~6位(三洋、トヨタ、ヤマハ、神鋼)は混戦状態です。どこのチームが飛び出してくるのでしょうか。ヤマハ、トヨタ辺りになりそうだなぁ・・・。

0108_ohmori_motoki 0108_morita0108_takeomi 0108_miuchi

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トップリーグ第12節!サントリーvs東芝@味の素スタジアム

0106_titleうーん、悔しい。だけど、ものすごく良い試合だった。今期のトップリーグの両雄の対決なんだなぁ、という熱さがそこにあった。12-10、共にトライ2つという互角の闘いでの惜敗。非常に内容の濃い一戦でした。次に同じカードを組んだら、サントリーの勝利を信じていますが、正直、結果は予想できませんね。

味の素スタジアムのある京王線の飛田給の駅は、大雨に関わらずごった返していて、スタジアムまでの人の流れが出来ていました。地元で開催される「府中ダービー」ということもあり、注目度が高いことが分かります。

それにしても、今期のトップリーグで雨が降ったのって、初めてではないかなぁ?少なくとも、僕が観戦した試合では初めてでした。

0106_enjin今日のような雨の日は、バックスに展開しても、脚を取られたり、ボールが滑ってノックオンを続けたりするので、フォワード戦で耐えに耐えなければならないことは想像できていた。サントリー的には、出来れば晴れの日に試合をさせてあげたかったなぁ、というのが正直なところ。しかし、フタを開けてみれば、東芝の強力フォワード相手に互角に押していたし、ターンオーバー取ったりとイケていましたね。これ、かなりの自信になったのではないでしょうか。再戦が楽しみです。

それから、雨の試合というとキックで陣地を進める機会も多いのですが、東芝が廣瀬選手、マウラウド選手、立川選手と60m級で的確にキックしていたのに対し、サントリーは40m程度で、遠くに蹴った時はタッチを切らずにピンチになるケースが多かったですね。ラインアウトでも、ノット・ワン・メーターの反則を何度も取られていました。反則は東芝が多かったですが、サントリーは小さなミスが多かったような気がします。

さて、サントリーがトップリーグを首位でプレイオフに進出するには、次の試合に4トライ以上で勝って、東芝が負けるしかないので、厳しくなりました。2位通過だとプレイオフの初戦は大阪になるのかな・・・。やはり、13日は国立で「荒ぶる」の方が濃厚だなぁ。それは良いとして、3週間後の再戦、本当に楽しみです。次は勝ってくれるでしょう。

0106_takamichi0106_kuri0106_zawa0106_goh   

| | コメント (0) | トラックバック (1)

オススメ映画を紹介します(1月・1)

年末から年始にかけて観た、単館系の正月映画を紹介します。「家族」をテーマにした作品が多いのが、今年の特徴かな。

Sharot○シャーロットからのおくりもの・・・年末までに使わなければいけないチケットがあり、観られる作品から選んだのですが、やはり家族向けだと思いますし、世界的に有名な作品だけに外国人の家族も多かったように思います。

平凡な田舎町で起きる少女と動物たちの心の交流がもたらした奇跡の物語です。映像的には極力CGを使わずに動物達に演技させているところがスゴイと思いました。

動物の言葉を解する少女役のダコタ・ファニングが、動物と話すことが楽しいという子供から、動物達と協力することで社会性を身につけ、最後には少年に恋して巣立っていく少女への変化を自然に演じていて印象に残りました。今年は彼女もティーンエイジに突入しますが、子役ではない役柄にも挑戦していくのは楽しみですね。(☆☆☆)

Squid_whele○イカとクジラ・・・80年代のアメリカ・ブルックリン。16歳と12歳の兄弟が直面する、かつての人気作家でスランプ気味の父と新進作家として注目されている母親が離婚の物語。

自意識過剰気味な父派の兄、俗的なものを好む母派の弟に分かれていくのですが、家族崩壊の中で、昔は母親のことを好きだったな、と思い出したり、大人も自分達と同じ不安定な人間なんだな、と悟るのだけれど、そんなメッセージを声高に伝えるでなく、皮肉の利いたセリフと共にサラッと伝える脚本が見事です。

兄が盗作した詩がコンクールで優勝してしまったり、弟が学校の図書館で問題を引き起こしたりと、思春期の不安定さを表現しています。特に弟役の子役はフィービー・ケイツの息子だとか。ちょっと注目です。(☆☆☆☆)

Little○リトル・ミス・サンシャイン・・・こちらも崩壊した家族がポンコツ・バスでの旅行を通して再生していく物語。東京国際映画祭で、観客賞、監督賞、主演女優賞を受賞した話題作。

登場人物たちが全員、自分が「負け犬」であることに気が付いていないところがおかしく、娘の美少女コンテストの会場を目指すバスの旅もトラブル続き。途中、笑えない(どちらかという悲しい)事件もあるのですが、そこも笑いに変えてしまう脚本が面白い。特に、ミスコン会場で見せる家族の行動は痛快です。

アメリカのインディペンデント系から出現したヒット作ですが、数年前にメジャー系での映画化が企画されたそう。主演はジム・キャリー、トム・ハンクス、ロビン・ウィリアムスが検討されていたそうなのですが、そうなると彼らに合わせて脚本が書き換えられていたでしょう。そうならずに良かった、と思える仕上がりです。

女優賞を受賞した末娘役のアビゲイル・ブレスリンのこまっしゃくれていない少女らしい自然なかわいらしさ、失恋して自殺未遂をして大学教授を失職したゲイの義兄役のスティーヴ・カレルの「負け犬」っぷりからの微妙な変化が注目と思います。(☆☆☆☆)

Sakaike○酒井家のしあわせ・・・この作品は秋に釜山映画祭で上映していて、その後の日本の映画祭では取り上げられていなかったので、非常に気になっていた作品です。こちらも崩壊した家族が再生する物語なのですが、淡々としていて、滑稽で可笑しくもあり、ホロッとさせながらも、次の瞬間には笑いに転じるというユーモア感覚が抜群な脚本でした。大林宣彦監督の事務所で働いていた呉美保さんの脚本&長編初監督作品。

中学2年生の次雄は、母親と母親の再婚相手の継父、父親違いの妹の4人暮らし。中学生になり、複雑な家庭事情をウザク感じてきている。そんな時、突然に父親が「好きな人が出来た」と言って、家を飛び出してしまう。しかも、その相手と言うのは男性だと言う。怒りよりもあきれて物を言えなくなる次雄だったが、村祭りで見かけた父の姿に、何かを隠していると感じて、真相を探り始める。

前夫を事故で亡くした母親を芸人の友近が演じていますが、関西(舞台は三重県)のオバちゃんをコントではなく自然に演じています。また、両親を早くになくし、他人の愛し方を知らない継父をユースケ・サンタマリアが飄々と演じています。

でも、ここでは主演の次雄役の森田直幸君に注目。『女王の教室SP』で頭の切れるいじめっ子を演じていた時は大人びた小学生だなぁ、と思いましたが、この作品では子供っぽい中学生だなと思いました。多分、それは狙い通りなのだと思います。多分、もう少しはっちゃけた感じの子だと思うのですが、抑えて抑えて演じていて、それが思春期の違和感だったりを表現するためだったのではないかと思いました。

音楽を山崎まさよしが担当していて、サントラ欲しい、と思いました。(☆☆☆☆)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

大学ラグビー!! 大学選手権準決勝

元日は初詣、2日は箱根駅伝の「花の2区」まで観てから国立競技場に行く、という正月を何年も過ごしている。因みに明日3日は、例年通りならば映画に行くことになっている。

0102_titleそんな訳で、ラグビー大学選手権準決勝です。「大阪体育大学vs関東学院大学」と「早稲田大学vs京都産業大学」。2試合とも東西対決と言うのは珍しいし、西も同志社大学でないところが新鮮。でも、同志社のキックを多用しない、イケイケ高速ラグビーは捨て難いので、少し残念でした。

実力から言えば、関東と早大が順当に勝ち上がるのですが、両チームとも前半立ち上がり悪かったですね。掲示板側の席で観ていたのですが、二試合とも、前半、後半を通してずっーと反対のサイドで試合が展開していたように思います。

京産大は前半にFWが優位に立っていて、息切れしなければ金星を上げるかなとも思いましたが、後半は案の定息切れしていましたね。今日は京都からは大応援団来ていたみたい(駅で関西弁、新幹線の切符を握った人を多数目撃)ですが、早稲田の学生は帰省しているのか、後半にトライを量産しても、「紺碧の空」はそれほど聴こえてきませんでしたね。

PR畠山選手、スクラムをコラプシングで潰してしまいましたが、2トライを上げて良かったですね。でも、彼が活躍すると、なぜか笑いが起きていました。

CTB今村雄太選手はマークが厳しいですね。オトリになるはずで放たれた飛ばしパスで、オトリにならずインターセプトされてしまい、トライを許してしまいました。学生一と言われているスカッとした快走を観たいものです。

SH矢富選手は、後半に曽我部選手の代わりにSO入っていましたが、器用な選手ですよね。キックの処理がもう少しかもしれませんが、突っ込んだり、パス回しはトリッキーで観ていて面白かったです。そう言えば、中竹監督が大学4年の時、SHは4年に前田、西岡、3年にツッキー月田がいて、ツッキーをSOで起用していたことを思い出しました。あの時は、タックルマンの前田は直ぐに密集に飲み込まれてしまうので、ツッキーが球出ししてました。「SOやって、前が見えるようになったので、SHの時に役立つ」とか言ってましたよね。

準決勝で苦労すると決勝の時はもっと強くなるので、早大、関東共に仕上がりが楽しみです。

13日は大阪・花園ラグビー場にサントリーの応援に行こうと思っていましたが、今週末の「府中ダービー」の結果次第では、大学選手権にしようかなぁ、と言うプランが浮上中。「荒ぶる」を生で聴きたいんですよね。去年、目の前で聴いた時、一緒になって泣いちゃいましたもん。

でも、早大前監督であるサントリー監督の清宮さんのブログに「1月2日は練習です。早稲田の応援には行きません。」と書いていたので、サントリーもトップリーグ1位通過に向けて気合入っているみたいなんですよね・・・。うーん、両方観たい!!

0102_yatomi_hatake0102_yuta_goro 

| | コメント (0) | トラックバック (2)

新年明けました!!

新しい年が始まりました。

2006年は精神的に沈んでいて、だからこそ行動はアクティブにと過ごした1年でしたが、2007年は無理をしなくても楽しめる1年になれば良いなぁと思っております。

年男ですからね。猪突猛進して参りましょう!!

今年もお付き合い、宜しくお願い致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »