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2006年12月

2006年を振りかえる<My Music of the Year>

昨晩、放送されたレコード大賞を観ましたが、大賞が氷川きよしで、最優秀歌唱賞が倖田來未というのは如何なものでしょうか。「今年はこの1曲」というヒットがないので、氷川君が受賞するには、タイミング的には良かったのでしょうけど・・・。

そんなことで、難しいことは余り考えずに、単純に好きな音楽、良く聴いたCDを選んでみました。

<Songs of the year>

サルビアの花/HOME MADE 家族

onelove/ryohei feat. VERVAL (m-flo)

明かりの灯る方へ/松たか子

ハリケーン リリ、ボストン マリ/AAA

惑星タイマー/福耳

invitation/柴咲コウ

三日月/絢香

会社をやめて旅に出よう/河口恭吾

Around the world/FLOW

しるし/Mr.Children

<Album of the year>

Catch The Wave/Def Tech

HORIZON/レミオロメン

HABATAKE!/GANGA ZUMBA

<洋楽 of the year>

bad day/Daniel Powter

FUTURESEX/LOVESOUNDS/Justin Timberlake

once again/John Legend

<K-Pop of the year>

STATE OF THE ART/SHINHWA

THE 3RD MASTERPIECE/SG WANNABE+

RAIN'S WORLD/RAIN

<Inst. of the year>

Gently Weeps/ジェイク・シマブクロ

Ciao! Bravo!!/DEPAPEPE

WILD PEACE/東京スカパラダイスオーケストラ

来年も素晴らしい音楽に出会いたいですね。できるだけ沢山のライブにも行きたいなぁ。今のところ、3月の直太朗君のライブからになりそうです。

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2006年を振りかえる<My Cinema of the Year>

今年も、映画祭の特別上映のを含めると200本近い映画を観ているのですが、一般公開された作品の中から「僕的シネマ・オブ・ジ・イヤー2006」を選んでみました。

振り返ってみると鑑賞直後の星印とは若干違うのだなぁ、とつくづく思いました。(チョット手堅かったかも・・・。)

<作品>

フラガール

ゆれる

クライング・フィスト(カンヌ映画祭・国際批評家連盟賞受賞作品)

硫黄島からの手紙

クラッシュ(アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品)

春が来れば

うつせみ(ヴェェネチア映画祭監督賞受賞作品)

インサイド・マン

タイヨウのうた

明日の記憶

時をかける少女...本当は10本にしたかったのだけど、この作品を入れたくて11本になってしまいました。

<男優>

オダギリジョー、ジョージ・クルーニー、チェ・ミンシク

<女優>

中谷美紀、富司純子、蒼井優

2007年も良い作品に出会えますように。

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オススメ映画を紹介します(12月・3)

Oooku○大奥・・・正直「テレビスペシャルで良いじゃん」と思っていました、観るまでは。観てみたら、やはり衣装やセット、エキストラまで映画でないと出せないダイナミックさがありました。特にクライマックスの火災シーンから祭りの行列のシーンの流れはキレイ(少し不謹慎?)でした。

「絵島生島事件」って知らなかったのですが、不思議な事件ですよね。愛と嫉妬の世界を描くシリーズでしたが、テレビシリーズでは妬みの部分が多かったのですが、映画では愛の部分が多いという印象です。

若くして大奥の責任者になる恋を知らない堅物から、恋する普通の可愛い女への変化を仲間由紀恵が演じていました。普通に恋する仲間さんって結構珍しくて、メリハリが利いていました。

個人的には、杉田かおるの役が印象的。初めは高島礼子の忠実な部下だったのが、絵島を罠にはめていく途中で自分の中の嫉妬心に気が付いてゆく。いわば「一人大奥」みたいな役でした。

その杉田さんに「一番怖いのは、大人しそうな顔して、ちゃっかり幸せになった」(プライベートの話ですが)と言われた井川遙の役も、母の前に女であるみたいなサガを描いていて面白い。

第2作で敵同士だった高島礼子、松下由樹、木村多江が同じグループとして一つの画面にいるのは妙な気分ですが、豪華です。メインキャスト以外にも、カメオ出演も多いので、「ウォーリーをさがせ」的な楽しみもあるのでは。(☆☆☆☆)

Tkkon○鉄コン筋クリート・・・実は、観に行った日はスゴク疲れていて、楽しむ余裕がなかったのです。大森南朋君とか岡田義徳君がどの役をやっていたか、全然分からなかったし。そもそも原作を全く読んでいなかったので、ストーリーを追いかけるのがやっとでした。

でも、言われていた疾走感とかビルの上から飛び降りる感覚みたいなのは、確かに良かったと思います。ヘタウマな背景とかも味があります。

物語的にはテーマが深いですよね。街と人の関係(例えば、古き者が生き辛い時代)とか、「守るつもりが守られていた」とか、精神バランスの崩壊とか・・・。実写でやったらシラケてしまいそうだけど、アニメにすることで上手く表現できていました。

主役の嵐の二宮和也の声は合っていましたし、何より男の子役の蒼井優はスゴイ。11歳にしては幼い、でも実は大人な少年を見事に演じていました。

出来たら、もう1度観たいなぁ、と思っています。(☆☆☆☆)

Hyakuman○百万長者の初恋・・・「次世代韓流スター・ヒョンビンの主演作なんて」とバカにしつつ観に行ったのですが、意外に良かったです。「視聴率50%男」だけに、良い作品に出会えた、と言うことでしょうか。

財閥のバカ息子が初恋を通して成長していく物語。観る前の予想通りに展開するのですが、その初恋が悲しくて悲しくて、周りのお姉さま方からはすすり泣く声が聞こえてきました。

『オオカミの誘惑』と同じ監督なので、出だしこそ似ているなぁ、と思ってしまいましたが、言ってみれば『オオカミ』の完成形という印象ですね。単に初恋だけでなく、主人公のトラウマというか過去の傷を上手く絡めています。

ペ・ヨンジュンの『スキャンダル』にも出てくる、「鳳仙花で爪を染めて、初雪を見る」という恋の迷信がここでも登場するので、結構ポピュラーなのですね。

切ない恋に泣きたい人にはオススメです。(☆☆☆☆)

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オススメ映画を紹介します(12月・2)

Eragon○エラゴン 遺志を継ぐ者・・・全く予備知識もなく観ましたが、テンポが速くて、でも大変分かりやすく、楽しむことが出来ます。戦士の成長物としては『スターウォーズ』、エルフやドワーフなどの人間以外の種族が登場するのは『ロード・オブ・ザ・リング』と最近のファンタジー作品の良いとこ取り的な内容と言えるかもしれません。それらの作品の上映時間は3時間超と非常に長い印象がありますが、1時間40分という短い時間に上手くまとめ上げていて好感が持てました。

王の所有する森の中で青い石を見つけた少年・エラゴン。貧しい農村生活を送る彼は、石を売って食糧に替えようとするが、その石は「ドラゴンの卵」で、エラゴンは卵から孵ったドラゴン・サフィラを密かに育てはじめる。独裁者の王は、かつては竜を操り悪と戦い、世界の平和を維持していたドラゴン・ライダーだったが、仲間の竜を全滅して、世界統治を始めたのだった。ドラゴンに選ばれ、復活したドラゴン・ライダーとなるエラゴンの成長と、世界に平和と秩序を取り戻すための闘いの物語がはじまります。

3部作の序章ということで、ドラゴンも幼体から成体に成長する過程ですし、登場人物の顔見せ的ストーリーではありますが、原作自体が未完なだけに、次回作が観たくなる期待感は持てました。(☆☆☆☆)

Beethoven○敬愛なるベートヴェン・・・この季節になると街中に流れ出す『歓喜の歌』(日本だけだそうですが)。ベートヴェンがその『第九』を発表する4日前から始まるこの作品は、耳が聴こえなくなった生涯独身の天才作曲家の晩年を描きます。主演のエド・ハリスが、音楽室にあった額縁から出て来たようになりきっているのが、まず印象的でした。

ベートーヴェンのアトリエに楽譜を清書するために、音楽学校からアンナという女生徒が派遣されてくる。最初は女性というだけで怒り心頭のベートヴェンだったが、やがて彼女の才能を認め、二人の間には師弟愛以上の感情が芽生えてくるのであった。

ドラマのクライマックスは10分以上ある「第九」の初演シーンなのですが、指揮を取るベートヴェンと、耳の聴こえない彼のために合図を送るアンナの目と目の交感は、どんなラブシーンよりも濃厚ですし、単に音楽シーンとして観ても圧巻です。

ベートヴェンの写譜師は3人いて、正体不明の最後の1人をアンナという創作上の女性として登場させています。しかし、女性が普通の職業を持つことすら困難な時代に、実際に女性作曲家がいたことが確認されていて、型破りなベートヴェンだったらそんな型破りな弟子を持つかもしれない、という発想で脚本は書かれたそうです。ダイアン・クルーガーが、ベートヴェンに憧れ、ベートヴェンになろうとする女性を見事に演じています。

歴史物、伝記物でありながら、非常に現代的な側面を持った作品になっているのではないでしょうか。(☆☆☆☆)

Paprika○パプリカ・・・誰にでも「他人の夢の中を覗くことが出来たなら」と思ったことあると思うのですが、その願望を現実にしてしまったのが、筒井康隆のSF小説を今敏監督がアニメ化し、ベルリン映画祭で大絶賛をされたこの作品です。

精神医療の研究所に勤めるクール・ビューティな敦子は、対象者の夢に入り込み、治療方法の糸口を見つけ出す少女のような「夢探偵」パプリカというもう一つの顔を持っている。ある日、研究所から制御システムを組み込んでいない未完成の装置3台が盗まれた。彼女は真犯人を突き止めるため、関係者の夢に潜り込む。他人の夢に侵入し、人格破壊を可能にする危険な装置をめぐり、少女・パプリカと悪人たちとの戦いが精神世界の中で始まります。

奇想天外な極彩色の夢と、事件の黒幕との戦いに圧倒され、散々振り回されながら、帰結するところが、一人の男の囚われたままの過去からの解放だったり、ドリカムじゃないけど「大人の方が恋は切ない」的な素直になれない大人の男女関係だったりするところはヤラレタと思いました。

反復される(でも、微妙に変化している)オモチャの大行進など、映像美の見事さは一見の価値ありです。(☆☆☆☆)

Tokage_1○とかげの可愛い嘘・・・以前に書きましたが、韓国版のDVDで鑑賞済みなのですが、英語字幕だったので、日本語字幕で細かいニュアンスまで確認したくて観てきました。

田舎の小学校に転校してきた黄色のレインコートを着て、ポケットにトカゲを隠し持つ、風変わりな少女アリ。心惹かれていくジョガンだが、ソウルに引っ越すことになってしまい離れ離れに。10年後、高校生になった二人は再会するが、数日後に突然消えてしまい、再び音信不通になってしまう。8年後、「銀行員と結婚する」という約束を信じて銀行に勤めていたジョガンの前にアリがフラッと現れるが、「明日からアメリカに行く」と再び消えてしまう。交通事故で怪我をした先輩が入院する病院で、アリに良く似た後姿を見かけ、彼女は本当はアメリカへは行っていないのではないか、と思い始める。

20年間、一人の女性を愛し続けた純情な青年が知る、彼女のついた嘘とその裏にある悲しい真実とは・・・。

トカゲとかUFOとか設定自体はものすごく奇抜だし、裏側には非常に今日的な問題を含んでいるのだけれど、内容自体はものすごく真っ直ぐな純愛物語。

“興行確約保証書”と言われたチョ・スンウと、私生活でもパートナーである演技派女優カン・へジョンとの共演作でありながら、この作品については韓国国内では不振に終わりました。しかし、次の作品『いかさま師』では観客動員数の自己記録を更新しているわけで、こういうメロドラマは流行らないということなのでしょうね。個人的には、結構、好きな作品なのだけどなぁ。(☆☆☆)

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今日のBGM~クリスマス編~

クリスマス・バージョンを作ってみました。今回も2年前に編集したMDの差し替えで作業したのですが、差し替え、差し替えで元に戻った感じです。

1.ホワイトロード/GRAY

2.シンデレラ・クリスマス/KinKi Kids

3.Glitter/柴咲コウ

  新曲の『actuality』と悩みましたが、こっちにしました。

  楽しげな曲調が珍しくてgood!!

4.柊/Do As Infinity

5.My Gift to You/ケミストリー

6.冬のうた/キロロ

7.ソネチネ/大江千里

  ライブでダンサーの女の子が歌った曲を急遽入れました。

  オリジナルの松本伊代バージョンも捨て難い。

8.angel song -イヴの鐘-/the brilliant green

9.粉雪/レミオロメン

10.雪の華/中島美嘉

11.ただ逢いたくて・・・/EXILE

12.M/浜崎あゆみ

13.メリクリ/BoA

  BoAも新曲と悩みましたが、失恋ソングより良いかと・・・。

14.白い恋人たち/桑田圭佑

15.もう一度夜をとめて/Skoop On Somebody

  最後の1曲を4分以内にしなければならず、選曲しました。

  崎谷さんのオリジナルって、17、8年位前になってしまうのですね。

16.いつかのメリークリスマス(「恋するハニカミ!」バージョン)/B'z

  要はこの曲を中心にしたオムニバスを作りたかったんです。

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トップリーグ第11節!サントリーvsワールド@秩父宮ラグビー場

今年、最後のラグビー観戦(のはず、明日の大学選手権行かない予定なので)です。晴天で、ぽかぽか陽気でコートなしでもOKでした。

1223_title今日の相手は現在、最下位のワールドです。少し前までは優勝争いに絡んだりしていた強豪でしたが、今期は低迷気味。正月明け一発目の東芝との直接対決へ弾みをつけるためにも負けられない試合ですが、サントリーの悪い癖が出たのか、すんなり勝たせてもらえませんでした。負ける気はしなかったのですが、前半はマズッ!!って感じでしたね。後半は良くなって、59-12と大差で勝ちましたけど・・・。

トヨタ戦、NEC戦と良いディフェンスを見せてくれていたFW陣が今日は良くありませんでした。ラックでは何度もターンオーバーされていたし(ダウンボールの仕方が悪い?)、ラインアウトは獲られるし・・・。直弥が左腕骨折、元君もお休みだったのが大きいかなと思いましたが、代わりに入っている早野の動きとかは良かったのですよね。相手のファールプレイが多かったにしても、相手のペースに飲まれていた印象でした。

1223_tairaBKの方はと言うと、今日はCTBの平選手が、タックルもアタックも目立っていたかな。50m独走のトライも見せてくれたし。後半に野村選手と交代しましたが、野村選手の動き、ギアの切り替えが速くて、スゴク良かったです。受ける二人が安定していたので、SO・菅藤心君のパスワークも冴えていました。沢木選手も復帰の目処がついたそうなので、正月以降はSO-CTBのセンターラインをどう組み合わせるのか、チョット楽しみですね。

1223_kuriそして、栗原選手はハットトリックを決めてくれました。相手のパスミスをついてインターセプトに成功してのトライでしたので、チームの形にはまったプレイではないのかもしれませんが、勝ちにつながったのですからクリ党としては大満足でした。

今年はレギュラー確実という状況ではないのですが、この調子を維持して、東芝戦でも先発出場して、大活躍して欲しいなぁ。クリちゃん、いつも応援しています。頑張って下さい。

2戦目はNECvs三洋電機だったのですが、NECはプレイオフ(マイクロソフト杯)への出場が絶望的となって、緊張の糸が切れたのかな。全く良いところなく53-14で三洋電機に負けてしまいました。元々リーグ戦は苦手で、一発勝負のトーナメントに強いチームでしたけど、少し残念ですね。

1223_kiyomiya

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『犬神家の一族』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Inugamike市川崑監督が1976年に公開された自身の傑作『犬神家の一族』を30年ぶりにリメークし、主人公の金田一耕助もオリジナル版と同じく石坂浩二が演じ、ヒロイン役で松嶋菜々子の出産休暇明け映画復帰作として話題の映画です。

オリジナル版が公開された時は5歳なので、映画館では観ていませんが、後に「日本発のメディアミックス」と言われているようにTVでCMが頻繁に流れていて「怖そうな映画だなぁ」と思って見ていたことは、微かに記憶しています。映画はTV放送された時に何度か観ていますし、他の俳優さんの作品としても観ているので、基本的なストーリーは知っています。

信州の犬神財閥の創始者である犬神佐兵衛は、腹違いの3人の娘とその息子たち、佐兵衛の大恩人の孫娘・野々宮珠世らを残してこの世を去る。巨額の遺産が一族の争いの元凶となることを予期した法律事務所の若林は金田一耕助に調査を依頼するが、一族の間で次々と殺人事件が発生する。

良くも悪くもオリジナルのまま、超豪華な出演者でリメイクしてみました、と言う印象です。名人芸とも言える日本映画の美しい映像は観て損はないと思いますが、当時はじめて観た時の衝撃なんかは薄いなぁ、と思いました。

Ishizakaそれでも見所を挙げるとすれば、まず、石坂浩二さんの金田一耕介は、歴代の中でも一番安心して観ていられますし、飄々としていて、しなやかなキレがあり、難事件を解決に導いてくれます。監督が「この人以外に考えられない」と指名したのが納得できます。

Matsushima松嶋菜々子の魅力と言うと、理知的な現代女性の強さや脆さだと思っているのですが、戦後の奥ゆかしい、思慮深い女性役ということで、控えめで余り感情を表に出さない演技というのは勿体ない気もしたのですが、たった一つの愛のために生き、耐え、何があっても動じない女の強さみたいなのは伝わってきます。何より“絶世の美人”ですからね。

“女優の魅力”という意味では、まずベテランの富司純子さんの怪演はこの映画の最大の見所だと思います。息子への愛故に、そして身勝手な両親に反発しながらも父親の意図した通りに、何かにとりつかれるように行動する女の悲しみが伝わってきます。最愛の息子役が本当の息子さんと言うのもポイントです。今年は『寝ずの番』、『フラガール』と良い仕事が続き、僕敵には助演女優賞の筆頭候補の一人と言えます。

そして、もう一人。暗く、重くなりがちな映画を違う方向にスコーンッと持って行ってくれる深田恭子の演技も見所。オリジナルでは坂口良子さんが演じた役で余り印象になかったのですが、おっとりした口調で、明るく、キラキラしていて、とにかく魅力的でした。登場場面のカラーを変えつつ、物語全体を壊していることもなく、正直こんなに出来るとは想像していなかったですが、フカキョン、やるなぁ。この豪華出演者の中で、主要人物でもないのに“ピン”でクレジットされているのも納得です。

こうして見るとオリジナルの持つドロドロしたものを省略し、親と子(孫)、男と女の“愛”とか“絆”に焦点を当てたかったのかな、とも思います。「とにかくハズレは観たくないのよ」と言う方にはオススメします。(☆☆☆☆)

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Live! L'ULTIMO BACIO @ 恵比寿ザ・ガーデンホール

良く理解しないで恵比寿に行ったのですが、恵比寿ガーデンプレイスのクリスマスの恒例イベントで、1週間の日替公演だったのですね。面子を見てみると、火曜日の「夏木マリ/藤井尚之、ムッシュかまやつ、斎藤ノブ」とか面白そうでしたね。ちゃんとチェックしておけばよかったです。

「最上質の音楽とワインとフードで、ゆったりとリラックス」ということで、お酒とオードブルの販売があったのですが、結構長い列になっていたのでスパークリングワインだけいただきました。甘くなくて、美味しかったです。

会場は、体育館みたいなスペースの後方に階段状に300席ほど座席があって、ほぼ満席。残りの半分がスタンディングで、全部で800~900人とか入っていたのでしょうか。

Liveは2部構成で、1組目が東京スカパラダイスオーケストラのピアノ・沖祐市さんとサックス・田中邦和によるデュオバンド『sembello』。スカパラとは違った感じのインストバンドで、哀愁感があって、リズム楽器ないのだけどポップで踊りたくなる曲が気に入ったので、週末にでもCD探しに行こうと決めています。

何曲かマルコス・スザーノと共演をしたのですが、これがまた格好イイ。スザーノがいたずらっ子のような目でテンポチェンジのタイミングを狙っているのとか、アイコンタクトしているのが分かりました。

実は彼らは今日が初対面でいきなり共演したらしく、ほぼブッツケ本番みたいなものですが、音楽ってスゴイと思いました。この後登場したMIYAさんが「バンドへの加入を勧誘しているのですが、忙しいバンドに所属している二人なので難航していて、逆にマルコスを取られそうで心配」とジョークを飛ばしていました。

そして、2組目がお目当てのGAMGA ZUMBA。今日は本編50分とショートバージョンでしたが、短い分だけ一気にヒートアップした感じでした。

『HABATAKE!』なんて今までで一番良かったと思ったし、『DISCOTIQUE』とか、『WONDERFUL WORLD』とか新曲はライブ映えする曲ですね。ルイスをフィーチャーした『Mambolero』や『BAILA CON GAMGA ZUMBA』はLiveで成長しているなぁと思います。1曲1曲の出来は渋谷より完成度高かったんじゃないでしょうか。

何より手を伸ばせば届くところで演奏しているというのが良かったと思います。実際に、最前列にいたスーツ姿のお兄ちゃんが握手してもらっていたし。

それから、『楽園』はMIYAさんの「みんなで歌いましょう」で始まったのですが、やっぱりMIYAファンの女性は声高いよなぁ。最後まできちんと歌えませんでした。

MCは少なめでしたが、絶好調でしたよ。スカパラ勧誘の話もそうですが、携帯電話の機種交換の話、「店に入ったら、GAMGA ZUMBAの曲が流れていて、待っている間リズム取っていた。ひとしきりミスチルとかに変わって、落ち着いて契約書とか書けたので良かったのですが、新しい電話を渡されて、“あと2分でつながります”って言われたら、また流れてきたから、一人だけノリノリ」とネタとして完成されていました。(有線放送ならば、同じ曲は1時間の間隔を空けるはず。)

それから、“メンバー100人計画”。「CDが売れない時代だから、ファンだなんて言ってないで、メンバーに入ってもらう」ということですが、壷とか売りつけられるのは嫌ですが、本気なら入りたいよなぁ。歌いますし、踊ります(!?)よ。

現在、1stフルアルバムを録音中と聞いています。ミニアルバム2枚でもこれだけ濃いLiveが出来るのですから、どういうことになるのでしょうか。怖いような気もしますが、スゴク楽しみです。

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LIVE! 大江千里 / "PAGODAPIA 2006" @ 東京グローブ座

今年も千里さんのグローブ座の季節がやって来たのですね。休日の公演は混んでいるし、用事もあるので、平日狙いで行って来ました。2階以上の席は空いていましたが、1階は埋まっているという感じでしょうか。男子も割りといたので、とりあえず安心しました。

今回の"PAGODAPIA"は、サブタイトルに『アロハ!クリスマス』と付いていまして、雪降る東京(成田?)から飛行機に乗ってハワイでクリスマスを過ごそうと言うミュージカル仕立てになっています。ハワイ挙式をあげるカップルや、訳あり風のキャピタルアテンダント、パイロットやホテルのポーターなど、少ない出演者が交代交代に演じていて、楽しげな雰囲気でした。と言うことで、フリートークは割りと控えめ。きっちり2時間半弱で収まりました。

最初の1、2曲はドラムとベースの音が大きいかなとも思ったのですが、段々慣れてきました。アレンジはウクレレあり、フラダンスのコーチング有りのハワイアン、弾き語り、アカペラとバラエティに富んでいて、久し振りに聴く曲、真冬に聞くリゾートソング、季節柄クリスマス公演でしか聴けない曲など、レギュラー公演とは違う選曲なのも面白かったです。

衣装換えタイムの時に、1曲だけ、千里さんのLiveのレギュラーとなりつつあるダンサーの桑田さゆりちゃんがソロでクリスマスソングを歌いました。プロの歌手ではないのですが、R&B風にアレンジされていて格好良かったし、何より一生懸命歌っているのが伝わってきました。千里さんの曲って、ただでさえ半音で進行したりして難しくて、最近のLiveでは千里さんもそこをわざとズラして歌っているのに慣れていたので、女のコが歌う千里ソングはスゴク新鮮だし、良いもんだなぁ、と思いました。そう言えば、昔、満里奈の『ちいさなBreakin' my heart』は、好きだったもんなぁ。聖子ちゃんの『Pearl - White Eve』も。(この曲のセルフカバーも聴きたかったなぁ。)

でも、今回一番印象に残ったのは、千里さん本人も「こんなハッピーな楽曲の中で歌う意味がある」とピアノとベースとドラムだけで歌った『コスモポリタン』と、“納涼”で歌詞と現実が合致して印象的だった『ペルセウス座流星群』でした。元々、最近のジャズアレンジが気に入っていたというのもあるのですが、両方とも歌詞が胸にズシッと来ました。『コスモポリタン』の「自分のしてきたことは意味がないのではないか」という自問と葛藤を20代の千里さんが書いたということ、そして、40代になって「グループで流星を見に行ったけど、皆は夢を語っていて、僕は君だけを見てた。一度は告白してフラれたけど、夢見ることは諦めない」と今でも青春している(回顧録とも、現在進行形とも取れる)『ペルセウス座』。どっちも深いものがあるし、中間地点にいる30代の僕にスコンッと、フィットしたのだと思います。

お約束の『Bedtme stories』や『GLORY DAYS』。この2曲を聴けたのは結構満足してます。『Bedtime』は、シングルバージョンより、ライブバージョンや昔1度だけTVで演奏した弾き語りバージョンが好きなので、再録して発売して欲しいのですが・・・。

今日の観客は大人しめだったのか、普段だったらキーが女声に引きずられてしまって、最後まで歌えないアカペラコーナーも、普通のキー(それでも高め?)ですんなりと歌えました。でも、終演後のアナウンスが始まっても5分位拍手していて熱心だなぁと思いました。(平日に観に来る位ですからねぇ。)これが最終日なら、もう1回出てくるのかもしれませんね。

あの曲や、この曲もと言い始めると切りがない。とにかく、温かくて、楽しめたLiveでした。千里サンタさん、Merry X'mas!!をありがとう。

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『硫黄島からの手紙』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Iwojima正直、突っ込み所は多いのですが、それ以上に得る物の多い作品でした。クリント・イーストウッド監督の硫黄島2部作の後編、前作では姿を見せない不気味な存在だった日本兵の立場から見た、硫黄島の戦いです。

2006年の硫黄島で、戦場の発掘作業中に発見された、届けられることなく書かれた大量の手紙が、61年前に硫黄島で起きた真実を語り始める。

1944年6月、大宮で夫婦でパン屋を営む西郷は、娘の顔を見ることなく出征し、硫黄島で海岸に穴を掘る毎日。ふっと漏らした不満を上官に聞かれて、体罰を受けていたところに、本土から新しくやって来た指揮官・栗林中将に救われる。栗林はアメリカに留学経験のある軍人で、着任早々にこれまでの作戦を変更し、島中にトンネルを張り巡らした地下要塞を築き、アメリカ軍を迎え撃つ準備を進める。

1945年2月19日、ついにアメリカ軍が上陸作戦を開始する。死こそ名誉とされる戦争の真っ只中、栗林中将は兵士たちに「死ぬな」と命じるのだった。

ロサンゼルス・オリンピック馬術競技の金メダリストで戦場にあって国際人であり続けた「バロン西」こと西竹一中佐。栗林の奇策に反発し、軍人らしく玉砕を貫こうと死に場所を求める伊藤中尉。元・憲兵隊のエリートから一転、過酷な戦場に送り込まれた清水。まだ見ぬ娘を抱きしめるために生きて帰ると誓う西郷。そして彼らを指揮する栗林自身も軍人の前に子煩悩な家庭人であった。

多くの人がハリウッド・スターである渡辺謙さん、嵐の二宮和也君に注目しがちだと思います。謙さん演じる栗林の敵を熟知している故の苦悩とか、家族思い、特に、小さな娘に絵手紙をしたためる姿のさみしく、優し気なたたずまいは、さすがに上手い。しかしながら、栗林は指揮官なので、最終決戦まで戦場に出て行くことはありません。

物語の語り手・ニノ演じる西郷は、当時の日本人らしくない自我を持っていて、現代人ぽいかなと思いました。何も知識を持っていないアメリカの観客は、彼を通して物語を理解しなければならないので、ある意味では狙い通りなのかもしれません。逆に、軍人として死ぬことを求め、タイミングを逸してしまう伊藤中尉は非常に日本人的でした。『大和』と被るところもありますが、こういう殺気立った演技は中村獅童は上手いですよ。

そして、僕が最も印象に残ったのは、理想主義者であるが故に憲兵隊をクビになり、戦地にやって来て、アメリカ人を殺すことは何ともないと思っていた清水が、西中佐に「君はアメリカ人に会ったことがあるか」と問われて、捕虜に接することで、敵であるアメリカ人も自分と同じ人間であることを理解するシーンでした。加瀬亮は、いつもながらに繊細な演技を見せ、作品のテーマを体現する、ある意味で一番美味しい役だったと思いました。今回も加瀬君にやられましたね。

こうして観ると、『父親たちの星条旗』は、戦争におけるプロパガンダの恐怖、個人と国家の関係から反戦を訴え、『硫黄島からの手紙』では兵士たちの心の動きを追い、手紙から読み取れる家族への愛情で反戦を訴えていると思えました。時間軸を飛び交い、主人公は何も語りたがらない『星条旗』に比較して、非常にストレートで普遍的な作品と言えます。アメリカの映画賞で『星条旗』ではなく、こちらが受けているのは何となく分かるような気がします。

これは文句無く、観ておくべき作品でしょう。(☆☆☆☆☆)

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『王の男』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Manofking平日の夜に観たのですが、結構入っていましたね。この夏『グエムル』に抜かれるまで歴代興行成績トップだった、国民の4人に1人が観たという話題の韓国時代劇です。

16世紀初頭。幼なじみの旅芸人チャンセンとコンギルは、国一番の芸人になるという決意を胸に漢陽の都にやって来た。時の王・燕山君が妓生出身のノクスを妾にし、連日連夜遊び呆けているという噂を聞きつけた2人は、宮廷を面白おかしく皮肉った芝居を演じ、たちまち民衆の人気を得る。

しかし、彼らは王の側近の重臣に捕らえられ、「王が芝居を見て笑わなければ死刑だ」と言い渡される。王は幼い頃に母親を毒殺されてから心を閉ざし、人前で笑ったことがなかった。そんな王が、一目でコンギルの美しさに魅入られ、達者な演技に爆笑し、臣下の猛反対を押し切って彼らを宮廷に住まわせる。最下層の身分から、宮廷芸人にのし上がった2人だったが、いつしか王を取り巻きたちの陰謀と策略に巻き込まれていく。母親の死の真相を知った王は狂気に満ちた行動に走り、ノクスは王の心を奪ったコンギルへの恐るべき復讐を計画する。果たして、2人の運命は・・・。

日本では「素朴な奈良か、質実堅剛な鎌倉」の寺社が落ち着くのですが、韓国の宮廷や寺院も何気に好きなのですよね。朱塗りの柱と原色の色使い、京都の神社仏閣を更に派手にした感じというのでしょうか。とにかく、宮廷で原色が行き交う芝居のシーンはキレイの一言に尽きます。

やはり朱塗りの赤が目に飛び込んできますが、王の衣装の青も王の悲しみを描いているようで印象的でした。

日本では美貌の女形を演じたイ・ジュンギに注目が集まっていますが、カン・ウソン、チョン・ジニョンという名優の演技が素晴らしかったですね。韓国では、3人の同性愛的な部分が話題になったそうで、原作になった演劇バージョンは更にそうなのだそうですが、映画版では、それぞれの同姓愛とは異なる「情」が描かれていたと思いました。

特に、歴史上実在した暴君として有名な燕山君は、その笑顔も暴力性も、母親の愛に飢えた子供のように見えました。コミカルから真面目な役まで多才なチョン・ジニョンは、複雑な人物像を上手く表現しています。ラスト近くに、ノスクのスカートに飛び込むシーン。母親への思慕が深く感じられました。彼自身も「あそこは母親の子宮に戻る、すなわち死をイメージして演じた」と語っています。

対して、チャンセンにしても王への嫉妬の部分もあったでしょうが、芝居のパートナーとして無くてはならないコンギルという存在、そのつながりの部分を感じました。演じたカン・ウソンは『結婚は狂気の沙汰』とか『スパイダーフォレスト』とか、一筋縄でいかない作品が多いですが、ここでも職人系の旅芸人というキャラクターを見事に表現しています。『ウルルン』で韓国の綱渡り修行を見たことありますが、目隠ししてやってしまうなんてスゴイの一言です。

それに妾のノスクも、低い身分から王の愛だけでのし上がってきたけれど、それがなくなってしまえば後ろ盾になるものが何もない、かわいそうな女性ですよね。それに比べて、コンギルは何もしていない。ただそこに立って、微笑み、王に哀れみの目を向けているだけ。その役を存在感たっぷりに演じてしまうイ・ジュンギと言う若者はスゴイのかもしれませんね。

個人的には、王の唯一の理解者となるチョソンという側近の存在が良かったです。心から心配しているから苦言を呈してくれる存在で、旅芸人の二人を宮廷に呼んだのも王や宮廷を変えてくれる力を持っていると信じたから。結局、それが裏目に出てしまった訳で、王がそばにいて欲しいと気付いた時にはいなくなっていた、というのが主人公達の破綻を象徴的に示していました。

ラスト、追い詰められた2人の迫力ある芝居と王のどこか清々しさをも感じさせる表情が非常に印象的です。

関係ありませんが、『チャングム』は、ラストのクーデター後に王位に就く、燕山君の弟・中宗の時代の物語。何となく最初から観直したくなってしましました。(☆☆☆☆☆)

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トップリーグ第10節!NECvsサントリー他@秩父宮ラグビー場

「今日の関東地方は晴れて気温が上がる」という天気予報を信じて薄着で出掛けたら、曇天でちっとも温かくない。アディダスのウィンブレ持ってきておいて良かった。

今日の秩父宮は2試合。「リコーvsヤマハ発動機」と「NECvsサントリー」という好カード。特に5位と低迷中のNECと首位を東芝に勝ち点1差で明け渡したサントリーは負けられない試合です。

1戦目はスコア的には7-36という大差が付きましたが、実力で上を行くヤマハがリコーに押されているという印象が強かったです。結構面白い試合だったと思います。

1216_otao1216_shotaroヤマハで面白いなと思ったのは、大西将太郎選手と大田尾選手というSOもCTBもこなせる選手を「ツイン司令塔」として使っていた点です。自陣ではSOに大田尾選手が入って、キックで陣地を稼ぎ、相手陣では将太郎選手がSOで攻め込み、パスの上手い大田尾選手がバックパスや飛ばしパスでバックスに回すという感じかな。このツイン司令塔は見ていてスゴク楽しかったです。将太郎選手、大学やワールドにいた時よりデカクなったんじゃないでしょうか。

1216_tsukitaそれから、リコーで久し振りにSH・月田選手を見ました。相変わらずカワイイ顔してるなぁ。

ツッキーと言えば、東福岡高校ですが、東福岡と言えば村田亙選手。亙さん、見たかったなぁ。東福岡の先輩・後輩対決って、何気に多くないのですよね。

それから、今日はリコーの田沼選手が先発出場していたのですが、リコーの応援団長「タヌーママ」が健在だったのが嬉しかった。息子を「タヌー」って呼んでいましたね。昔は「ヒロちゃん」だったのに。

2戦目。今日もロースコアだろうなぁ、と思っていたら、試合が始まって直ぐに動きました。

1216_zawaCTB平選手が独走して、最後はWTBの小野澤選手がゴールに持ち込みました。いやぁ、気持ちイイ!! 小野澤選手はインターセプトして、そのままゴールまで一直線に走りこんだトライなど、今日はハットトリック。このところゲームキャプテンなんて慣れないことしていて、固くなっていた印象でしたが、たまっていたフラストレーションが大爆発って感じでした。

1216_takamichi決める人が決めると盛り上がって、佐々木隆道選手も自陣から走ってトライを決めました。隆道、良いですよね。新人とは思えないです。今年のルーキー・オブ・ザ・イヤーは、FB・有賀剛選手とどっちが獲るかなぁ。個人的には隆道に1票!ですけど。(投票権ないって。)

トライを連発していても、相手がNECだけにFWが強く、試合はサントリー陣内で展開することが多かったです。しかし、先週の甲府でトヨタ自動車を止めていたFW陣は今日もディフェンスが絶好調でした。箕内選手以外にはサイドを抜かせませんでしたし。今週も坂田選手が出てきましたが、それまでの間、青木選手のフィールドプレイ、良かったですよ。

けど、攻守で体を張って引っ張っていた大久保直弥選手が、手首を捻ったか何かで退場したのが気がかりです。何とも無ければ良いのですけど・・・。

1216_zawa_kuri後半は、なかなか点が取れずにやきもきしていましたが、剛チャンと交代したジャック、クリが決めて、終わってみたら「0-43」。何とNECを完封しちゃいました!!花園で結果を聞いた人たちのどよめきが聞こえてきそうでした。

1216_kiyomiyaさて、僕は見ていないのですが、数日前に放送されたスポーツ番組での清宮監督の問題発言が話題になっているそうです。それが影響していたのかどうかは分かりませんが、「神戸製鋼の試合以外では珍しいなぁ」と思う位に人が入っていました。1試合目で帰る人も少なかったように思います。毎試合、これ位入っていると、盛り上がるのだけどなぁ・・・。

来週は、秩父宮でワールド戦です。

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シネマート・シネマ・フェスティバル in 新宿(最終日)

フェスティバルも最終日となりました。今日のは“掘り出し物”でした。

○ウェディング・キャンペーン・・・『トンマッコル』のチョン・ジェヨンと話題のスエの共演で、ドジで田舎臭いが純情な心を持つ男性が、初めて女性に恋した純愛ラブ・コメディ。スエは『ファミリー』よりもこちらの方が合っていたような気がします。

田舎暮らしのマンテクは、初恋の女の子に風呂覗き(未遂)の現場を目撃されて以来、女性と話すこともできない独身38歳。そんな彼が幼なじみ(覗きの犯人)のタクシー運転手・ヒチョルと、ウズベキスタンへ花嫁探しの旅に出た。女性とまともに目も合わすことすらきないマンテクは、見合い相手と上手く会話ができず失敗ばかりだったが、活発で頑固なところもある通訳兼世話係のララに次第に心を開き、想いを寄せていく。しかし、彼女には人には言えない秘密があった。

農村の嫁探しというテーマは、『ユア・マイ・サンシャイン』でも取り上げられていましたね。 ウズベキスタンは戦争の時にロシア軍に捕虜で連れ去られた朝鮮族の人たちが結構住んでいるそうです。エンドロールにも現地スタッフにナントカ・パクさんが何人もいました。そういう現代的な問題と歴史的な事実ことを知ることが出来るのも、こういうシネ・フェスならではのことだと思います。なかなか一般公開は難しいですもんね。(でも、この映画の配給はシネマートのSPOではなく、ソニーピクチャーらしいです。)

いつもは男臭い役の多いチョン・ジェヨンがヘタレ独身中年を演じています。体型も腹だけがチョイ出ている感じに変えていました。前半の母親があきれ、祖父が心配する位のヘタレっぷり、ララに恋してからは、カワイイ少年のように一生懸命しゃべっているところとか、ララのために警官と大立ち回りするシーンとか、上手いなぁと思いましたよ。絶対にこういう奴いないでしょうけど。

ホテルから自宅に電話して、見合いのことより、体調のこととかお金のことを先に聞いてしまう辺り、子供はいくつになっても子供なのだな、と思いましたし、「キツイ作業は放っておいてくれれば帰国してやるよ」という親思いの優しさを感じる、韓国らしいシーンだったと思います。このやり取りをララが聞いているという演出も良いです。

スエは活発で気の強い部分と、結婚相談所の社長(というよりブローカーのボス?)から結婚成約を強要されている影の部分と、マンテクに気を許すようになってからの女性らしい部分と魅力が引き出されていたと思います。パッと見が小雪みたいで正統派の美人ですよね。

ララの過去は途中で気付きますが、一応最後まで語られません。こうなってくれたら良いなぁ、と思って観ていたのですが・・・。

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シネマート・シネマ・フェスティバル in 新宿(第5日)

会社から歩いて行けるとは言え、日参している僕って一体・・・。

○朴大統領暗殺(原題『その時、その人々』)・・・ハン・ソッキュ主演のパク・チョンヒ大統領殺害事件を素材にした政治風刺ブラックコメディ。韓国公開時より話題になっていて、遺族からの上映差止請求が出て、請求は通らなかったものの、不適切な部分はカットして上映する判決が出て、音声だけを残し、真っ黒な画面のまま上映されたと聞いていました。今回はインターナショナル版での上映かな、と思っていたのですが、無画面シーンのまんま上映されました。

1979年10月26日、中央情報部のキム部長は、ヘリコプターに席がなく、大統領に同行出来なかったので、病院に行き、主治医から肝臓の状態が良くないので、休暇を取るように勧められる。執務室で大統領の晩餐会の様子を聞いたキム部長は、しばらく考えに浸るが、すぐに随行秘書のミン大佐と本日の晩餐会の会場となる宮井洞へ向かう。

キム部長の片腕・チュ課長は、大統領のスキャンダルもみ消しなど頭が痛いことを収拾する毎日にうんざりしていた。そんな時に突然の晩餐会開催を告げられ、ゲストの女性を交渉して、晩餐会場に到着する。

晩餐会が始まり、警護室長の傍若無人な態度が気に障ったキム部長は、何気なく部屋を抜け出て、チュ課長とミン大佐を呼び出し、大統領殺害計画を知らせる。「私が片づけるから支援しろ」というキム部長の命令に、チュ課長はためらいつつも、警備室に行き、部下達に武装を命じる。忠実な部下ヨンジョ、素朴なジュニョン、非番にもかかわらず出てきた警備員ウォンテ、そして海兵隊出身という理由だけで指名した運転手サンウク。理由もわからずチュ課長の命令に従って各自の位置で待機する部下たち。緊張したまま銃声を待つのだが・・・。

事件自体は『大統領の理髪師』などでも取り上げられているので知っていますが、日本人には、韓国におけるこの事件の重要性が今一ピンと来ないので、どう受け止めて良いのか微妙なところがありました。

閣僚が大統領が入院した病院に行列して行くところや、陸軍の門番が陸軍参謀総長の顔を知らずに通さなかったり、ゲストに招かれた女性の態度が横柄だったり、突っ込み所は多いのですが、笑い所が分からず、観客も多くありませんでしたが、終始シーンとしていました。(僕はニヤニヤしながら、観てましたけど。)これは韓国の映画館で観ないと面白くないかもなぁ、と思いました。

陸軍本部の玄関に長くて急な階段があるのですが、ミン大佐が階段を降りて来るのに、転げ落ちるんじゃないかと思うようなローアングルから取ったシーンは、軽い高所恐怖症(ビルの4~5階位の高さが一番怖く、東京タワーの展望台位になると逆に好き)の僕は怖かったし、形勢が逆転し、転落していく様子を示しているのかなと思いました。

それから、相手の悪口を言う時は、なぜか日本語になるのですよね。あの年代の方は日本語教育を受けていたでしょうけど、何を意味していたのか、気になりました。

この作品は、“暗黒の時代”とも言うべき80年代へ突入するきっかけとなった事件を風刺すると共に、現代の政治に対する風刺もあるのかな、と思いました。

チュ課長役のハン・ソッキュは、仕事にうんざりし、訳の分からぬ内に巻き込まれ、戸惑いながらも後始末に奔走する、その瞬間に運命に翻弄される人々の1人を熱演しています。取調や部下に対する強面の表情や、晩餐会場の血の海を見た時の戸惑いの表情、逃がすつもりが誤まって海軍時代の先輩の警護室員を射殺してしまい絶望した時の表情、どれも上手いな、と思います。

興行的にはかつての勢いはなくなったものの、演技力は常に安定しており、この作品の評価も高かったと聞きます。近年はキワ物的な個性の強い作品が多いですが、『八クリ』辺りのナチュラルな作品でも観てみたいものです。でも、個人的には『グリーンフィッシュ』が一番好きなので、この作品での役柄は近いものがあったのかもしれません。

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シネマート・シネマ・フェスティバル in 新宿(第3&4日)

3日目(11日)と4日目(12日)に観た作品です。

○血も涙もなく・・・リュ・スンワン監督の2002年に公開された作品。先日のフィルメックスで「どうして男が主役の映画ばかり撮るの」と質問されて、「女性が主役の作品もありますよ」と話していた作品です。チョン・ドヨンとイ・ヘヨンが、これでもかって位に殴り殴られるシーンの連続で、イメージを覆しつつも、内容的にはいつもとあんまり変わらないのかもしれないなぁ。

元腕利きの金庫荒しで今はタクシー運転手のギョンソンは、元旦那の借金を背負わされて、暴力団に追われている。元ラウンドガールで歌手を夢見るスジンは、ドメスティック・バイオレンスを受けながらも暴力的な男との縁を切れずにいる。そんな2人が出会い、もう一度人生と戦う決意をする。賭博場、金貸し、クラブのボーイ達も巻き込み、大金をめぐる大事件が勃発する。

作品としては『アラハン』の前だと思うのですが、アクションシーンには、そこにつながる原型みたいなものが見えますし、暴力とカーチェイスは痛々しくも、爽快さもあって、不思議な感覚になりました。

まだ新人だった弟リュ・スンボムが、DV男にいじめられていたボーイ役で大金を狙います。初々しいながらも、既にあの鋭い目つきは完成していました。

○フェイス・・・シン・ヒョンジュン主演のホラー風ミステリー。2004年の公開作品で、「全くのノーマークでしたが、もしかすると掘り出し物かも」と期待したのですが、ホラー色は無理に入れなくても良かったかな、と思います。当時は韓国ホラーの大ブームでしたからね・・・。

法医学研究所で復顔(頭蓋骨から顔を復元する)の第一人者として有名なヒョンミンは、心臓移植をした娘の看病のために、仕事を辞職するつもりだったが、上司に辞表を受理されず、長期休暇を取ることになる。娘の心臓発作も収まらず、さらに幻覚や幻聴がヒョンミンを襲うようになっていた。ある日、後輩のソニョンが連続猟奇殺人事件の4番目の犠牲者の遺骨を持って、自宅兼作業場にやって来た。始めは「もう仕事はしない」と断るヒョンミンだったが、娘が移植した心臓提供者と連続殺人事件の被害者達に接点があることが分かって来て、復顔作業を始めるのだった。遺体は誰なのか、連続殺人犯は誰なのか。

物語の前半で大体のストーリーは読めてしまいました。だから、「そういう設定ならば、どうして主人公親子を驚かすような行為をするのだろう」という疑問が浮かんできて、気になってしまいました。TVモニタにもきちんと映っていたので、「もしかして勘違いなのかなぁ・・・」とも思ったのですが、間違いはなかったのですが・・・。

それでも、シン・ヒョンジュンは娘を思う父親像を熱演していて、法医学医の卵役のソン・ユンアの哀しみを秘めた表情と共に、楽しめはしましたが・・・。

明日はハン・ソッキュ主演の朴大統領暗殺事件を扱った問題作ですので、期待大です。

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『NANA2』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Nana結論から言うと、映画としては『2』の方がストーリーに喜怒哀楽があって、断然面白かったです。成宮寛貴君が「今回のエピソードを演じたくて、ノブ役を引き受けた」と話していたのも納得できます。キャスト交代ばかりが注目されているのが少し残念な気もします。因みに、これも原作は全く読んだことありません。少女マンガだしね。

大崎ナナがボーカルを務めるパンク・バンド“Black Stones(略称「ブラスト」)”はメジャーデビューに向けて充実した日々を送っていた。一方、失恋したばかりのハチ(小松奈々)は、ずっと憧れていた“トラップネスト(略称「トラネス」)”のタクミと関係を持ってしまい、そのことをナナに打ち明けられずにいた。

この後、前半は「ハチに片想いをしていたノブが告白→タクミと別れてノブと付き合いはじめる→妊娠が発覚」とハチが中心に物語は動きます。

『1』のハチは天真爛漫な女の子だったけれど、今回は打算的なところもある女の子として描かれます。一番好きな男性が振り向いてくれないなら、「好きだ」と言ってくれる優しい男の子と付き合うし、妊娠すれば「産めば良い。結婚しよう。」と受け止めてくれる大人な男の方になびきます。優柔不断と言うか、女から見て一番嫌われるキャラクターとも言えるけど、そういう今ドキの女の子って市川由衣に合っているし、今回のハチは彼女にしか演じられなかったと思えます。大谷監督が『ラフ』で彼女の演技を見た時に「見つけた」と思ったのも頷けます。

それだけに、純粋のかたまりのような宮崎あおいが、この役をどのように料理するはずだったのか、観たかったような気もします。

玉鉄も、女ったらしで生活臭の全くないイヤな奴を嫌味にならない感じで上手く演じてましたよね。『手紙』の直後で坊主頭のはずなのに、ロン毛が似合ってました。

対照的に、成宮君のノブはカワイイ男のコで、ナナやシンじゃないけど、応援したくなりました。

後半は、「ブラスト」のデビューをめぐる展開で、レンとナナの関係がマスコミに発覚して、スキャンダルになっていきます。

Nana_s歌手として中島美嘉がスゴク好きで、『1』を観たのですが、今回は「女優としても絵になる女性だなぁ」と思いました。『1』では自分の弱みは見せないクールな感じだったけれど、今回も基本は同じなのだけど、すれ違う親友を心配したり、自分の恋に悩んだり、恋人のレンや、深夜のファミレスでヤスには弱い部分も見せていて、その辺もきちんと演じ切れていました。

「(ハチの)一挙一同が台風なみの勢力で心をかき乱して、あたしは初めて恋する少年のようだ」というモノローグは鳥肌が立ったし、振られたノブに泣きながら「人間嫌いだったあたしが、ノブに出会って人間って良いなと初めて思えた」と言うシーンはジーンとしました。

それから、ラストのゲリラライブのシーンは当然格好良いです。

それにしても、自分の恋人でもないのに深夜に呼び出されて朝まで話を聞いてやるヤスって格好良いよなぁ。「自分が女なら絶対惚れるのに」ってこれ男ならではの感想なんでしょうけどね。

シンの本郷奏多君、レンの姜暢雄君も映画の中に溶け込んでいましたよ。姜君なんて全然違う人かと思いました。

Reiraさて、もう一つの主役とも言うべき音楽にも触れておきましょう。

今回の主題歌を歌番組で聴いた時は「GLAYのTAKUROらしい歌謡曲チックな曲だな」と思ったのですが、映画で聴いてみて、特にパンクバージョンは格好良いですね。伊藤由奈さんの曲も含めて4曲登場しますが、映画の中で聴くと、歌単独で聴くのでは気が付かないメッセージが入っていることが分かって、ちょっと感動しました。

それから、REIRA役の伊藤由奈の演技にもちょっと注目して下さい。台詞はある一言以外は全て英語ですけど。

正月映画の強敵たちに苦戦を強いられそうですが、観る価値はかなり高いと思います。(☆☆☆☆)

Nana_b

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トップリーグ第9節!トヨタ自動車vsサントリー@甲府・小瀬スポーツ公園

サンゴリアスを追いかけて、8時30分のあずさ7号で甲府に行って来ました。

1210_board甲府のスタジアムは2度目なのですが、前回(2年前の三菱電機戦)はサントリーのツアー(サントリーのワイナリーに立ち寄り)だったので、位置関係が良く分かっていませんでした。今回は電車と路線バスを乗り継いだのですが、スポーツ公園行きのバスは何と2時間に1本(!!)しかないのです。Jリーグの時はシャトルバスが出るらしいのですが・・・。基本的に地方都市は車社会ですから、どこのスタジアムもとんでもないところに有るのですよね。路線バスがあるだけ良いのかもしれません。

さて、第9節にもなると、首位と3位と言う上位陣同士の対戦に入ってきて、今日はどちらのチームも負けられない一戦です。試合前からロースコアになるだろうと予想していましたが、17-13と辛うじてサントリーが勝つことが出来ました。

地元の方はバックスの華麗な展開を期待されていたと思うのですが、「何だかピリッとしない試合だね」って声が聞こえてました。それだけ両チームのディフェンス良かった試合だったのですが・・・。

前半はトヨタのディフェンスが優勢でした。サントリーはLOに入っていたサイモン選手が突破するのだけど、ラック状態になるとターンオーバーされると言うのを繰り返し、ゲインすることが出来ませんでした。結局、サイモン選手は後半に交代してしまいました。

後半はトヨタが、SO・廣瀬選手の「いぶし銀」(注目した時は大学生だったのに・・・)のパスワークでバックスに展開していて、サントリーが耐え凌いだと言う感じです。トヨタ相手にこれだけディフェンス出来たので、今後の強豪相手でも少し安心して見られそうなのは、収穫とも言えますが。

1210_gohで、今日の主役は、山梨県の日川高校出身の有賀剛選手。日本代表に選ばれてW杯予選から帰国した直後と言うこともあり、ポスター、チラシは彼一色でしたし、アナウンスでも彼の名前が連呼されていました。地元の選手だと、嬉しさも大きいでしょうが、「活躍しなければならない」と言うプレッシャーで大変でしょうね。今日はフルバックまでボールが回るシーンがそれほど多くなかったので、見せ場を作ることなく、後半途中で交代してしまいました。

1210_kuri それから、今日はWTBで栗原選手が先発出場。先週も大活躍だったみたいですけど、久し振りの生クリを観ることが出来ました。前半の最初の方で変なヒザのつき方をしたので、もしや・・・と思ったのですが、最後まで走っていたので安心しました。今日も、得点には結びつきませんでしたが、自陣からゲインを突破して、チャンスを作っていました。次は秩父宮での活躍を期待しています。

1210_shin久し振りと言えば、今日はベテラン2人も頑張ってました。PR・長谷川慎選手が先発で、HO・坂田正彰選手が後半ラスト10分で登場しました。いやぁ、同世代(慎君は同じ学年)としては嬉しいなぁ。今日はダブった時間帯はなかったけれど、次は「アジア一の第一列」を再現して欲しいなぁ。それから、今日の先発HO・青木佑輔選手のフィールドプレイがすごく良かったなぁと思っていたのですが、坂田君がリザーブに入れるまで調子を上げて来た影響って大きいと思いますよ。がんばれ、サーティーズ!!

次節は、秩父宮でNEC戦。ここが一つの山場ですよね。頑張りましょう!!

1210_kiyomiya

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シネマート・シネマ・フェスティバル in 新宿(初日)

新宿三丁目、明治通りをはさんで伊勢丹百貨店の向かい、かつて「新宿文化シネマ」があった場所に、アジア映画の発信基地としてシネマート新宿が本日オープンしました。オープニングの1週間は「シネマート・シネマ・フェスティバル in 新宿」と題して、韓国映画を中心に特別上映されています。

チケット販売開始30秒で完売したカン・ドンウォンの『私たちの幸せの時間』や、本日公開の『王の男』のイ・ジュンギ主演の韓国版『フライ、ダディ、フライ』は、一般公開されると読んで最初から外して、チケットを購入しました。(上記の2本は、来年公開されます。読みが当たって、「してやったり」なのですが、正直ホッとしています。)

尚、映画館は基本は文化シネマのままですが、座席や売店はグレードアップしていました。

○キリマンジャロ・・・パク・シニャンが双子の兄弟の二役を演じた、韓国では2000年に公開された作品。

早くに故郷を離れ、昇進を目前に控えたエリート刑事になった兄・ヘシクと、出来は悪いが故郷で母親を看取った弟・へチョル。へチョルが巻き込まれた殺人事件の捜査が原因で停職となったヘシクは、弟の遺骨を持って、久し振りに故郷へ帰る。しかし、街中で弟と勘違いされてヤクザの抗争に巻き込まれてしまう。ヘシクは刑事に復帰するため、弟を装ってヤクザに近づき、事件の全貌を探り始める。

社会的に見ればエリートで恵まれているはずの兄が、ヤクザでどうしようもないと思っていた弟が、家族や弟の友人たちからどれだけ愛されていたかを知っていく皮肉が描かれています。物語のほとんどは兄のシーンで、弟は回想シーン程度。パク・シニャンは、刑事なのにヤクザよりもタチが悪い感じの兄を見事に演じています。弟の友人の元ヤクザに名優アン・ソンギが扮して、映画を引き締めていました。

韓国のヤクザ映画にありそうなラストで、日本では受け入れ難いかな、と言う印象でした。

○インディアン・サマー・・・こちらもパク・シニャンが主演した、2001年の公開作品です。将来有望な弁護士と、彼が弁護する殺人容疑の美女とのラブ・ストーリー。共演は『黒水仙』、『恋愛中毒』のイ・ミヨン。物語も、パク・シニャン演じるキャラクターもすごく良かったです。ちょっとあっさりした顔は、演じる役によって本当にどうにでも変化して見えてくるから不思議です。

弁護士のソ・ジュナは大手の法律事務所に勤務しながら、国選弁護人も率先して務める正義感を持った弁護士。海外研修に行く前に国選で弁護を担当することになったのは、夫殺害容疑で死刑の求刑を受けているシニョン。彼女は一環して黙秘を続け、死を待つかのように全ての弁護を放棄している。シニョンの頑なな態度に疑問を感じたジュナは、いつしか事件を徹底的に調べ始める。そんなジュナにシニョンの心も開いていく。

インディアン・サマーって、晩秋から初冬にかけて、まるで夏に戻ったかのように気温が高くなる天気のことを言うのですが、弁護士という感情的であってはいけない職業の男が、殺人者かもしれない女性と出会い、愛してしまい、昇進のチャンスであった海外研修を放棄し、最後には偽パスポートまで用意して、国外に逃がそうとする情熱を内に秘めていることを知る、素敵なタイトルだと思いました。

最初は「死にたい」と言っていたシニョンが、「今は生きたい」と語り始める真実と、最後の法廷での嘘。複雑な女性像を演じるイ・ミヨンも上手いです。

○インビジブル・ウェーブ・・・2006年のベルリン国際映画祭コンペティション部門で上映された話題作。『地球で最後のふたり』でもタッグを組んだタイのペンエーグ・ラッタナルアーン監督と日本人俳優の浅野忠信、撮影に香港映画でおなじみのクリストファー・ドイル、ヒロインに韓国のカン・ヘジョンとアジアの才能が結集した作品です。

ボスから妻の殺害を命じられたキョウジ。実は彼女とは不倫の関係にあり、それを疑われないための犯行でもあった。殺人後、罪の意識を抱えながら香港からタイ・プーケットへと逃亡する。逃避行の間、誰かに監視されているような感じもするが、船の上で出逢った赤ん坊を抱いた女性に好意を抱き、連絡先を聞いて分かれた。潜伏先のホテルで暴漢に襲われ、助けを求めたボスが派遣したヤクザ者こそが自分を襲った人物だと知り、自分がボスに命を狙われていることを悟る。

とにかく浅野君のセリフが少ないので、キョウジの監視役の光石研さんが登場するまで、どんな状況なのかを把握できません。でも、それまでの「間」の取り方は不自然なものではないし、クリストファー・ドイル氏の映し出す波とか光とかの映像は見事で、浅野君の哀愁感あるビジュアルも活かされていて、気持ちの良い感覚でした。

子連れでキョウジに声をかけてくる女性のカン・ヘジョン。セルフがほとんど英語なので、母国語の演技を見たかったですね。罪の意識に悩むキョウジの前に現れた天使のようだし、彼女の存在が後でキョウジを更に最悪な方向に転がすという意味では悪魔なのかもしれないし、そういうカン・ヘジョンの危うい魅力は出ていました。彼女の正体(なぜ、同じ船でプーケットに向かったのか)が分かった時は、「らしくない」キャラだと思いましたが・・・。

『インファナル・アフェア』のエリック・ツァンも僧侶になりすました武器売人の役でちょこっと出演しています。ほんの数分の出番なのに、インパクトありすぎでした。

後は平日の19時台で3~4本観られたら、と思っております。

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オススメ映画を紹介します(12月・1)

そろそろ「正月映画」と呼ばれる作品も公開される時期となってきました。そんなこともあってか、現在、公開中の作品はどちらかと言うと小粒な感じなのかなぁ・・・。

Tomorrowworld○トゥモロー・ワールド・・・『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のアルフォンソ・キュアロン監督の近未来サスペンス。でも、『ハリポタ』シリーズは映画館で観たことがない(TV放送、レンタルDVDで観た)のでした。ごめんなさい。

2027年のロンドン。人類の生殖機能が退化し、原因が分からぬまま、子供が生まれなくなって18年が過ぎた。南米で最後に生まれた18歳の少年が事故死した日、エネルギー省官僚のセオは、テロによるコーヒーショップ爆破事件を間一髪のところで逃れるが、絶望感に打ちひしがれる。そんな時に、20年ぶりに再会した元・妻で、反体制運動の同志でもあったジュリアンから、ある少女を国外に逃がすために必要な「通行証」の入手を依頼される。入手した「通行証」がセオの同行が条件だったために、反体制運動の戦闘に巻き込まれ、少女を謎の世界組織・ヒューマンプロジェクトへ引き渡すことになる。そして、ジュリアンに「人類の未来を変える存在」として託された少女は、18年ぶりの人類類の子供を身籠っていたのだった。

ほとんど説明なしに物語は始まりますが、主人公が元・反体制運動の志士であり、前妻との間の子供を失ったために戦意を喪失し、体制側に回ったことが分かります。『インサイドマン』で銀行強盗を演じたクライブ・オーウェンが、人生にあきらめの入った、ちょっとダークな感じを上手く出してました。

映像的には、長回しが効果的に使用されていました。特にクライマックスの収容所での銃撃戦のシーンでは、カメラに飛び散った血糊が付いたまま動き回っていたのが臨場感、緊張感が伝わってきて、印象に残りました。

そして、その直後に続くシーン。全員が戦闘の手を止め、道がサッと開き、少女を見つめる優しいまなざし、構図的にも窓から差し込む光の使い方も見事で、全ての人にとって「待望の子供なんだなぁ」というのが伝わってきました。

先進国が晩婚少子化傾向で人口減少傾向ということもあり、SFと言うよりも、もっと現実的な恐怖を感じられた映画でした。鑑賞後に「次の世代を引き継ぐ子等に輝かしい未来を残してあげたい」と思えれば、映画としては成功ではないでしょうか。(「なら、早く結婚しなさい」と言われそうですが・・・。)(☆☆☆☆)

Photo_4○Mr.ソクラテス・・・韓国で公開された時から観たくて、期待が大きかった分、評価が厳しいモノになってしまったかもしれません。

不良少年がある組織に誘拐され、廃校に軟禁され、強制的に勉強をさせられ、高校卒業検定、警察官採用試験にパスします。やがて犯罪を扱う刑事になり、正義感に目覚めた彼は上司からも目に掛けられる存在になっていきます。しかし、組織が彼等の犯罪を不正に合法化するために警察官に仕立てられたことに気が付き、組織との決別と戦いを決意します。

後半の正義感に目覚め、組織に戦いに挑む流れはスリリングだし、上司との信頼関係も興味深いものがあったので、前半に特訓と交通課に配属されてのエピソードで1時間近く費やしたのは残念。“先生”との交流があったから、後のエピソードも生きてくるのですが、もう少しコンパクトにまとめても良かったのではないかと思います。

いつもは優柔不断な今どきの若者や優男な役が多いキム・レォンが、ワイルドでタフな不良を好演していました。彼のファンならば、オススメですが。(☆☆☆)

Family○ファミリー・・・地味な題材ながら韓国では大ヒットした、反目し合う不良娘と厳格な父親との家族愛をテーマにした作品。

不良仲間の身代わりとなり刑務所に入っていたジョンウンが、3年間の刑期を終えて出所する。そんな娘に父チュソクは冷たく当たる。父は優秀な警察官だったが、事故で片目を損傷し、現在は市場で魚屋を営み、小学生の息子と細々と暮らしていた。

ジョンウンの夢は自分の美容院を持つこと。開業資金の調達のために、傷害事件の真犯人であるチャンウォンを訪ねる。しかし、ナイトクラブを経営する組織のボスに成り上がっいた彼は、3年前の事務所荒らしはジョンウンの仕業だと気付いており、逆に奪った金を返せと要求してくる。同時に父の古くからの友人の医師から、チュソクが白血病を患っていることを告げられる。また、父親の目を傷つけたのは“美容師ごっこ”をしていた幼少の自分だと聞かされ、それまでのわだかまりも一気にとけていく。

しかし、チャンウォンの魔の手が父や小さな弟まで及んでくる。そんな時、不良仲間の一人で、今はチャンウォンの子分と言う立場のドンスから「チャンウォンを殺してくれれば、全て見逃してやる」と言われる。その時、ジョンウンと父親が取った行動は・・・。

ヤクザと難病という韓国映画お得意のパターンですが、チャンウォンがジョンウンに抗ガン剤で抜け落ちた髪を隠していた鬘を投げつけるシーンは衝撃的でした。

主演のスエは、正統的な美人顔ですね。ドラマ界ではチェ・ジウに継ぐ“涙の女王”だそうですが、今回は泣きにシーンでも感情を抑えるハスッパな娘を演じています。キャラに合っているかどうかは微妙ですが、本作で認められて、イ・ビョンホンの相手役など大役が回ってきています。

弟役は『奇跡の夏』や『青春漫画』のパク・チビン君で、本作が映画デビュー作だそうです。重く暗くなりがちなストーリーを明るい方向に引っ張ってくれる、天真爛漫で、小さいながらに健気な男の子を演じていました。「子供と動物には勝てない」と言いますが、本当に一人勝ちな感じで、彼を観るだけでも楽しめるかもしれません。(☆☆☆)

Amaoto○雨音にきみを想う・・・台湾出身のディラン・クォ主演の香港映画です。『ファミリー』の翌日に観たのですが、愛する人をヤクザの攻撃から守るために、組織のボスを刺しに向うというストーリー、主人公が難病で、小さい子供が出てくる等、シチュエーションが似ていたので、不思議でした。これって、やっぱりアジア映画の王道なのでしょうね。

台湾出身の泥棒のチョッカンは、逃走中に路地裏で迷子になった少女を見つけ、自宅まで送り届けることになる。そこで、少女の叔母で、全身麻痺の兄を看護するウィンインと出会い、ひかれていく。彼女たちも同じ遺伝性の病に冒されていて、身体を冷やすと血管収縮が起こり、全身麻痺になると言う。彼等を救いたいと考えたチョッカンは、大金を得るために組織のボス殺しを引き受けるのだが・・・。

兄は元バイオリニストなのですが、発病と同時に娘を置き去りにして妻に逃げられており、障害者介護の問題とか結構シビアな問題がさりげなく描かれています。

ヒロインに扮したフィオナ・シッは人気歌手らしいのですが、前半は兄の介護に疲れ、自らも何時発病するか分からない恐怖と、貧しい生活もあり、すごく不細工な女の子なのですが、チョッカンと出会い、恋をしてからは非常にかわいらしく見えてくるので不思議です。

途中交わされる「海賊」のエピソードは、最後に意外なプレゼントとして登場します。チョッカンは死んだようでもあり、組織から隠れて生きているようでもあり・・・。

華流のドラマで、長身のディラン・クォが気になると言う方なら。(☆☆☆)

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『暗いところで待ち合わせ』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Kurai1

交通事故が原因で光を失い、引きこもりがちな女性・ミチル。映画の冒頭で父親が急病で失い、親友のカズエ(宮路真緒)と日用品の買い物に出掛ける以外は外に出ることもなく、広い家で一人、何をすることもなく暮らしています。

悲しみと孤独を全身で受け止める盲目の女性を田中麗奈が繊細に演じています。田中麗奈の映画って、『きょうのできごと』位まで観たことなかったのですが、ここ最近は『姑獲鳥の夏』、『容疑者室井慎次』、『幻遊伝』と連続して観てますね。飛びっきりの美人ではないけど、何となく近寄り難い高嶺の花的な存在なのは、映画とCMだけで、TVドラマには出演しないというスタンスのせいなのかな。今回のよく言えば一人で生きる強さを持った、悪く言えば、他人を受け付けない頑固さみたいなのは、キャラに合っていたのかもしれません。

Kurai2対して、日本人と中国人のハーフで、来日して10年近く経つが友人もなく、職場の印刷工場でも溶け込むことが出来ない、常に光の当たらない場所で生きてきた青年・アキヒロ。駅のホームから突き落とされた会社の上司の殺人容疑で手配され、現場となったホームの目の前にあるミチルの家に忍び込み、彼女に悟られないように、ひっそりと生活を始めます。

彼を演じるのは、台湾の俳優、チェン・ボーリン。田中麗奈と共演した台湾映画『幻遊伝』、柳楽優弥君と共演した『シュガー&スパイス』に続く日本語の演技ですが、存在していないはずの存在ですので、セリフは極端に少ないです。それでも、アキヒロの持っている孤独感を表情だけでも表現していますし、日本語のセリフも細かい発音は別にして、心情はしっかり伝わってきました。

光から見捨てられた場所にいる二人が出会い、お互いに存在を認め合うことで成長し、それまで踏み出せなかった一歩を踏み出すまでの過程を、殺人事件の犯人探しというミステリーと、カズエと交わされる障害者の自立をめぐる問題を絡めて物語が展開します。

それまで外に出ることを怖がっていたミチルが、アキヒロのサポートで街を歩くシーンは印象的で、ちょっとしたラブシーンみたいだなぁと思っていたら、監督はそのつもりで撮影されていたそうです。男女間のきわどい感情みたいなのはないのですが、心がほっこりするような暖かな心の交流を感じました。このシーンは好きだなぁ。

物語が非常にゆったりしたテンポで流れているので気がつかないのですが、季節は秋からクリスマスまでの数ヶ月間の話なので、時間の流れは結構速いのですよね。

ミチルの父親に岸部一徳、アキヒロの上司に佐藤浩市、印刷会社の社長に佐野史郎と日本映画界の名優がチョイ役ながら脇を固めています。

乙一さんの原作は読んでいませんが、ストーリーも配役も割りと好みのタイプの作品でした。(☆☆☆☆)

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『武士の一分』鑑賞(オススメ映画を紹介します)

Bushinoitibun山田洋次監督の時代劇三部作のラストであり、キムタクが時代劇に初挑戦するということで制作発表の時から興味ありました。東京国際映画祭のオープニングイブではチケットが即完売で、オークションでは数万円の金額がついた映画です。

藩主のお毒見役を務める三十石の下級武士・三村新之丞は、美しく気立ての良い妻・加世、父の代から使える中間の徳平と、つつましく平和な日々を送っていた。ある日、藩主の昼食に出された貝の毒にあたってしまう。加世と徳平の献身的な看護で一命は取り留めるが、視力を失っていた。暗闇の中で絶望するが、加世の泣きながらの説得で自殺を思いとどまったのだった。

叔母の以寧ら親戚が今後の生活を話し合い、加世が顔見知りである藩の番頭・島田藤弥に口添えを頼むことになる。暫くして、新之丞は「三村家存続、家禄はそのまま、生涯養生せよ」との処遇を受けるのだった。しかし、加世が島田に口添えを頼むために身体を許さざるを得なかったこと、新之上の処遇は藩主自らの温情であり、島田の口添えは一切なかったことが、次々に明らかになる。

「武士として譲れない一分がある。」目の見えない新之丞は、妻をもてあそんだ島田に果たし合いを申し入れる。相手が盲人相手に油断した瞬間、その一瞬のチャンスを狙って。

前半はキムタクも宝塚出身の壇れいさんも、庄内弁がぎこちない印象があった(多分、撮影自体が早い段階だったのだと思うのですが、)のですが、中盤からは観るほうも慣れてきたし、アドリブっぽいところもあり、「やっぱりキムタクだ」と思える雰囲気になっていました。

キムタクの演技の魅力と言えば、相手を見つめ、射抜くような“目力”だと思うのですが、ここでは盲人ですので目の焦点を合わせておらず、どんよりとした怒りとか悲しみを表現できていたと思います。また、剣道経験者なので、殺陣の姿はサマになっていたのではないでしょうか。

中間・徳平役の笹野高史さんが、若い夫婦を幼い時から知り、常にそばで仕え、温かく見守る男をコミカルに演じていて、印象に残りました。笹野さんが、これだけ最初から最後まで出ずっぱりというのも珍しいと思うのですか、渋い演技を堪能させていただきました。ラストの泣きどころの演出ぶりも憎いです。

おしゃべりで嫌われ者の叔母・以寧役の桃井かおりさんも、どこにでもいそうなオバちゃんっぽくて良かったです。インタビューで、「キムタクの従姉役でのオファーだったのに、脚本が届いたら叔母役になっていた。」とか、「(役柄はキムタクと)恋仲です。そう言っとけば、勘違いして来る客もいるじゃない。」と相変わらずの迷珍発言を連発。でも、ハンサムな自慢の甥を持っていった嫁に焼き餅して意地悪している、と解釈するとそれはそれで面白いかも(本当か!?)。旧知の仲というキムタクとのやり取りは一番の笑いところと言えます。

敵役の三津五郎さんは、本当に憎たらしくて役に合っていたと思いますが、果たし合いはあっけなくて、もう少し頑張れよ、って思ってしまいました。夫婦愛がテーマなので、血生臭いシーンはあっさりと演出されたのだと思いますが。

日本映画の良心。観るだけの価値はあると思いますよ。(☆☆☆☆☆)

Bushi

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ラグビー関東大学対抗戦 早明戦2006

1203_wm僕の中での勝手な思い込みなのですが、ラグビー早慶明戦って各校の学生達のイベントであって欲しいのです。ラグビーなんて知らなくてもいいから、本物の愛校心に目覚める通過儀礼というか、とにかく学生にはスタジアムに足を運んで欲しいのですよ。それで、ラグビーに興味を持ってくれるきっかけになれば、尚、良しです。

その反面、ラグビー親父(自分で言うなんて、悲しい・・・)としては、若者のバカ騒ぎがウザイから嫌だったんですね。でも、ここ数年は清宮フィーバーで盛り上がっていても、国立競技場が満杯になることはないのですよね。僕が学生だった十数年前はプラチナチケットで、夜中に先輩からチケット取りの呼び出しの電話がある位大変だったのにね。

今は当日券も出ているから、早明関係者でも、ラグビーファンでもない、普通のカップルがデイトに使っているみたいです。で、やっぱりウザかったです。だって、女子が「ルール分かんな~い」って言ってて、男子が説明しているのだけど、全然トンチンカンなこと言っているんだもん。ブツブツ。そうです。女子と一緒にもう何年もスタジアムに来ていない、ラグビー親父のヒガミです。気にしないで下さい。

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さて、“史上最強”と言われた昨年のチームほどは強くないとは言え、ここまで全勝中の早稲田が勝つだろうとは予想していましたが、明治もなかなか押していましたね。昔からチーム力と早明戦の結果は別物と言われていますが、後半10分間の明治の怒涛の反撃は見応えがありましたし、大学選手権連覇を狙う早稲田にとっては、気持ちを最後まで切らさないようにしなければいけないことを確認できた良い機会だったのではないでしょうか。

全体としては、明治の重戦車FW対早稲田の展開ラグビーという伝統復活という印象でした。それでも、早稲田のFWもスクラムは低く、押し負けていなかったし、モールでも「そこでズラしてくれ」ってところできちんと攻撃を切っていましたね。スコアとしては、43-21とWスコアでしたが、楽しめました。

1203_yuta僕が勝手に注目しているCTB・今村雄太選手は良かったですね。エースですからマークは厳しく、タックルをドンピシャで合わされていたシーンもありましたが、クラッシュしたり、オトリになってSO・曽我部選手の飛ばしパスを成功させたりしていましたし、ディフェンスも良かったです。ただ、俊足を活かそうとして飛び出したところで、ピンチにもなってましたね。

学生新聞『早稲田スポーツ』によると、就職先は神戸製鋼に決めたようですね。サントリーに来てくれると期待していたので残念ですが、神戸さんは世代交代に苦労していますので、核となる選手に育って欲しいですね。

『早スポ』と言えば、去年から引き続きハーフ団でコンビを組む、SH・矢富選手、SO・曽我部選手の記事が載っていました。春シーズンには日本代表に選ばれたりしていましたが、「昨年できていたコンビネーションが全く出来ず、昨年のチームにプレイさせてもらっていたことを痛感。今年は余計なことはしないで行こう。」と突出したプレイヤー故の悩みが書かれていました。

1203_sogabeまぁ、曽我部選手も良いのですけどね、飛ばしパスを多様しすぎるから、インターセプト狙われていたし、そこから明治WTB・浜島選手に独走トライ許しちゃいましたからねぇ。彼、サントリーに来るのですか。ベテラン・沢木敬介選手と中堅・菅藤心選手が凌ぎを削っているところに参戦ですね。頑張ってもらいましょう。

1203_yatomiラグビーはボールを後ろにパスしながら前進していく球技ですので、水平方向の動きって無意味なことが多いのですが、矢富選手は横っ走りで活路を開ける珍しいタイプのプレイをします。今日もトリッキーな動きしていました。五郎丸選手がシンビンで10分間退場していた時は、ディフェンス中はFBの位置にいて、攻撃に転じたら密集に走り寄って本職のハーフをしていました。SHにしては背も高いし、TBもこなせるのは面白いですよね。就職先はまだ公表していないようですが、何処へ進むのか楽しみです。

1週間空けて、17日から大学選手権が始まります。関西リーグで同志社が負けたので、結構早い段階で潰し合いになるようですね。正月まで早稲田が残って、13日に関東学院と決勝で対戦できるように応援しましょう。

(あ、でも、13日は大阪・花園にサンゴリアスの試合を観戦に行く予定だったんだ。)

1203_goromaru

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トップリーグ第8節!東芝vsリコー他@秩父宮ラグビー場

ワールドカップ最終予選のために中断されていたトップリーグが再開です。と言っても、今節はサンゴリアスは熊本遠征なのでした。今日は部屋の掃除でもしようかなぁと思っていたのですが、ラグビー協会のホームページでJRFUメンバーズカードで招待券プレゼントという記事を発見し、「タダなら観に行こう」と秩父宮へ出掛けたのでありました。

今日の秩父宮は2試合あって、1戦目がセコム対クボタ、2戦目が東芝対リコーです。僕にとっては、どちらもどうでも良い試合ではありますが、現在、サンゴリアスと東芝は勝ち点が一緒で得失点差でサンゴリアスが首位ということで、リコーが東芝にどれだけ接戦をしてくれるか、という興味はありました。でも、リコーって昔から余り好きではないので、結局東芝を応援していたのですが・・・。

Itoそう言えば、クボタには、元サントリーSOの伊藤宏明選手がいたのでしたね。イタリアのセリエAでプレイ。帰国してサニックスに所属していて、今期はクボタと言うことですね。ラグビーもプロ化して久しいですが、1~2年で所属が変わるっていうのも何か不思議ですよね。クボタは少し前までは明治系の選手が多かった印象がありましたが、最近はそうでもないみたいですね。

日本のSOって、キック系、パス系、アタック系に分かれてしまいがちなのに、宏明選手はパスもキックも出来るので、個人的には結構好きだし、何度も優勝を経験しているのに、観客が選ぶベスト15に選ばれたことないし、ジャパンも結局は候補止まりでした。まぁ、凡ミスも多いし、小さいのでディフェンスが弱いというのはあるのかもしれませんが。

東芝は、大野選手、伊藤選手とジャパン組を温存していましたが、層が厚いですね。今日も、バツベイ選手(この人もジャパンか。底なしの体力だなぁ。)が大活躍でした。去年までSOでも出場していた日原選手、品川選手が一気に退団してしまったこともあって、今日のSOは島崎選手が先発出場。“復活”って訳でもないですが、何か嬉しいですね。

Hiroseそれから、ここ最近、ウィングの廣瀬選手に注目しています。慶応義塾出身で、背は小さいけれど走力があって、キックも蹴れるという選手で、そろそろ代表に呼ばれても良いんじゃないかなぁと思っているのですが。トップリーグ後半戦、マイクロソフトカップ、日本選手権での大ブレイクに期待しています。

あ、試合は1戦目が59-17でクボタが、2戦目は50-14で東芝が勝ちました。

さて、明日、サンゴリアスは熊本でコカコーラ・ウエストと対戦ですが、何点差で勝つことができるのでしょうか。上位陣と対戦する前は、首位をキープするぞ!

そして、来週10日(日)は、甲府へトヨタ自動車戦を観戦に行って来ます!

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