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オススメ映画を紹介します(11月・3)

Sadmovie○サッド・ムービー・・・チョン・ウソン、イム・スジョン、チャ・テヒョン、シン・ミナ、ヨム・ジョンア他、韓国のトップ俳優が演じる8人の男女による“別れ”をテーマにした4つの愛の物語。オムニバスという形ではなく、それぞれに関連を持ちながら同時進行で語られていきます。

チョン・ウソンとイム・スジョンの消防士と手話アナウンサーの物語が中心なのかもしれませんが、ラストが予想通りだったのが残念。ヨム・ジュンアが演じるキャリアウーマンの母親が病気になり、子供との時間を取り戻す話が一番感情移入が出来ました。やはり、子供と動物には勝てないということでしょうか。

チャ・テヒョンの“別れさせ屋”は相手役のソン・テヨンの本当の感情を語られない(が、分かりますが)ですし、シン・ミナとイ・ギウの聴覚障害者と美大生の話もさらっとしすぎていたような気がします。

ところで、イム・スジョンとシン・ミナは姉妹の役なのですが、高校生役の印象が強いイム・スジョンと女子大生役の多いシン・ミナなので、設定だけを見た時はエッと思ったのですが、実際も映画同様にイム・スジョンの方が4つも年上なのですね。チョット驚きました。(☆☆☆☆)

Winter○ウィンター・ソング・・・『ラブストーリー』のピーター・チャン監督の新作は、金城武主演のミュージカル映画。ミュージカル映画といても映画界の物語なので、現実にそっくりな設定の映画を撮っていて、その劇中劇がミュージカルという構成になっています。

10年前の北京。監督を夢見て映画専門学校で学ぶ香港人のリン・ジェントンと、クラブ歌手のスン・ナーが出会い、愛し合うが、スン・ナーは女優としてステップ・アップするためにジェントンを裏切り、消えてしまう。10年後の上海。スン・ナーは有名監督の庇護の下に大女優として成功している。しかし、監督は自分の才能に自信が無くなってきており、スン・ナーも自分の下から消えてしまうのではないかと不安を感じていた。そこに、香港で俳優として成功したジェントンが共演者としてやって来る。再会した二人に、あの日の愛は復活するのか。

金城武が元・アイドル歌手(本人談)の歌声を披露してくれますし、物語の語り部として『チャングム』でおなじみの韓国俳優チ・ジニが出演したりしているのですが、監督役のジャッキー・チュンに注目。さすがに“香港四天王”の“歌神”と呼ばれるだけあって、ミュージカルシーンで聴かせる歌唱には感動しました。(☆☆☆☆)

Tadakimi○ただ、君を愛してる・・・玉木宏と宮崎あおい主演のラブストーリー。以前に広末涼子と松田龍平主演による『恋愛写眞』と同じ登場人物、設定によるアナザー・バージョンということですが、オリジナルはなぜか観ていないので、DVDを借りようと思っています。

大学の入学式の日に出会ったコンプレックスを抱えた誠人と幼い容姿の静流は、大学生活になじめず、学校裏の立ち入り禁止の森に入って写真を撮る日々を過ごす。静流は誠人のことが好きだが、子供っぽさ故に恋の対象にされず、誠人は同級生・みゆきに憧れていた。卒業を間近に控えたある日、コンクールに出品する写真のモデルとして静流にキスをした日、誠人は静流が好きだと確信するが、静流は大学を退学して、消えてしまう。数年後、ニューヨークに住んでいると手紙が届くのだが・・・。

宮崎あおいが、東京での子供っぽい女の子とニューヨークでの成長した女性をメリハリ利かせて演じているのはさすが。玉木君も格好良いのにヘタレというキャラを楽しげに演じています。でも、ここでは誠人の憧れるみゆき役の黒木メイサに注目。17歳には見えない大人っぽい雰囲気で愛する人が親友を愛していることを知り、親友を応援する女性の女子大生と外資系OL(NY駐在員)の二つの年齢を演じています。こんな引き出しもあるのか、と関心しました。

さて、主題歌の大塚愛の『恋愛写真』ですが、この人の歌ってほとんど聞かないのですが、この曲は良いですね。サビ以外は何を歌っているのか聞き取りづらいけど、“ただ、君を愛してるぅ~”っていう詩はスゴイと思う。(☆☆☆)

July24○7月24日通りのクリスマス・・・『電車男』のスタッフが再結集した、大沢たかお、中谷美紀主演のラブコメディ。“日本にラブコメディを定着させたい”ということでしたが、僕は笑えませんでした。映画がつまらないということではなく、中谷さん演じる不器用な女性が結構リアルで可笑しいとは思えなかったのです。

主人公は脇役街道まっしぐらの何をやっても目立たない29歳OLのサユリ。自分の住む長崎をポルトガルのリスボンだと妄想する風変わりな女性。唯一の自慢の弟も地味な彼女を連れてきて機嫌が悪い。そこに、東京でライティング・デザイナーとして成功した学生時代からの憧れの王子様・聡史がOB会で帰省する。思い切って声をかけ、デイトの約束を取り付けたサユリは、MOTE女になるべく服を買い込み、メイクに精を出すのだが・・・。

『電車男』のエルメスは、電車男の憧れの対象という“アイコン”みたいなもので、彼女自身にドラマ性はないのですが、大沢たかお演じる聡史は事業に失敗していて、単なる“王子様”ではありません。そんなところが、人と人がお互いに向かい合うということになり、単なるコメディではないと感じてしまった理由でもあります。でも、こういうライトな感じのキャラクターを演じる大沢さんを見るのは初めてなので新鮮でした。

サユリをずっと見守ってきた幼なじみ役の佐藤隆太君もイイ味出ています。こういう奴と友達になりたいと思いました。それから、父親の恋人役のYOUさんの脱力っぷりも注目。『今会い』の先生、『有頂天ホテル』のシンガーと最近の演技は好きだなぁ。ついでに、青田典子さんがカメオ出演しているのですが、クリスマスと言う事で、例の決めゼリフが・・・。観てのお楽しみです。

得にクリスマスに向かう季節ということで、長崎の異国情緒たっぷりの風景はきれいですし、リスボンとシンクロするのも面白かったです。(☆☆☆)

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