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第19回東京国際映画祭<第6日目>

今日は会社にお休みをいただいて、4本鑑賞しました。今月は休み&早退し過ぎで、少しヤバイかも!?でも、観たいのが目白押しだったんだもん。

○ドッグ・バイト・ドッグ・・・エディソン・チャンとサム・リー主演のバイオレンス映画です。エディソンの挨拶があるということで、平日の昼間だと言うのに、広いオーチャード・ホールも結構埋まっていました。(お仲間さんが一杯で少し安心?)

カンボジアの貧村に、ゴミの山で生活しているような孤児達を集め、相手の息の根を止めるまで戦闘を続ける“ドッグ”と言う格闘集団があるらしいのですが、エディソンはその施設出身の殺し屋パンで香港にやって来ます。一方、サム・リーは、父親が優秀な刑事(現在は昏睡状態)と言う少し問題のある刑事ワイで、一般市民を巻き込んで、二人の乱闘乱射が続きます。

解説にはバイオレンスの連続とありましたが、ワイが問題を起こす原因が、父親が悪行に手を染めていることを自ら突き止め、心を痛めていたからだったりと人間ドラマもしっかりと描かれていたと思いました。

故郷に逃げ帰ったパンが、逃走の途中で救った同じ境遇の女性と結婚し、平和に暮らしているところに、警官を辞めたワイが現れて最後の決闘が行われます。本当のラストに「誰かを犠牲にしなければ、新しい生命は誕生しない」というようなテロップが出てきます。その決闘のシーンはかつて王国のあった遺跡で行われるのですが、国家も犠牲の上に成り立っているというのを暗喩しているのかな、と思ったのですが、六本木に移動しなければならず、Q&Aの途中で抜けてしまったので、確認できなかったです。

エディソンが「それまで見境なく人を殺していたパンが、少女と出逢い、どうして彼女だけを助けたのか理解できず、監督に5回も聞きに行って、毎回20分の説明を受けた」と話していましたが、僕もその流れがイマイチ分かりませんでした。日本資本での製作のため、2007年に一般公開ということなので、再度、確認してみましょうか、と考えています。

○マクシン・・・ヤスミン監督の最新作です。『細い目』の少女が小学生だった頃の夏休みの出来事。少女を演じるのは『細い目』の主演女優の実の妹ということで、違和感なく観ることができますし、主演の二人がとにかくかわいくて、それでいて大人びてもいて、良かったです。

『細い目』が「この人のこと好きだから、会いたい」と初めて男性を意識していることを自覚した初恋の物語でしたが、今回は男の子に混じって一緒に遊んでいた女の子に対する、その感情の名前すら分からない幼くて、かわいらしい初恋の物語です。普通は女の子の方が先に恋心に気づきそうなものですが、少年を12歳、少女を10歳に設定することで、男の子の方が先に気が付くという設定を自然にさせていました。

両親やメイドなどお馴染みのキャラもそのままですし、『細い目』のウン・チューソン君もカメオ出演していたのはチョット嬉しかったですね。

ヤスミン監督は挨拶で「オーキッドの成長物語はこれで最後」と話していました。こうなると、残る1本の『ガブラ』も是非観たいですね。そして、次回はどんな作品が出てくるのか、非常に楽しみな監督です。

○家族の誕生・・・先日の釜山映画祭で年間で優れた国内映画に対する優秀賞を受賞したばかりの韓国映画です。愛、そして家族というテーマを3つのエピソードで綴るのですが、そこに登場する家族は、家出した弟の自分よりも年上の妻と生活する姉、元亭主の連れ子、父親違いの年の離れた姉弟、など、これまでの韓国伝統の家族の形とは異なるものばかりなのです。韓国のニュースで紹介された交通事後で旦那さんを失った女性が旦那さんのお姉さんと50年以上も女二人で生活していたという実話がヒントになっているそうです。

キャストも、ムン・ソリ、オム・テウン、コン・ヒョジン、リュ・スンボムと実力派ばかり。第2話(第3話にも登場)の主役のコン・ヒョジンが「(映画の中の)元カレの役が出来るのは韓国に1人しかいない」と推薦したのが、私生活で本当の元カレのリュ・スンボムで、二人のケンカのシーンはシナリオでは3分の予定だったのに、結局10分位回して編集した、というエピソードも披露されました。

この3つのストーリーは、最後に一つにつながるのですが、愛を語る上での縁とかを表現したかったのですが、海外の映画祭では気付いてもらえず、Q&Aセッションで説明するのが大変だったそうです。僕は素直に感動出来ましたので、アジア特有の感覚なのかもしれません。

血のつながりのある家族が離散していっても、そこに新たな他人が加わって、新しい家族(コミュニティと言った方が正確かも)が形成されていく、という新しい時代の家族像が見られると思います。第1話では終始不機嫌な表情のムン・ソリが、15年後の第3話では満面の笑顔で新しい家族を迎え入れる、素敵な物語です。

○夏が過ぎゆく前に・・・パリに留学している29歳の女性が、韓国に帰省している夏休みの出来事が描かれます。パリではバツイチの外交官と付き合っていたのだけど、彼は既に帰国しており、会いに行くという設定で、二人の愛は風前の灯火といった状態です。

僕は男なので「会いに行っても機嫌を損ねたり、傷つくだけなら、会いに行かなければいいじゃん」と思うのですが、MCを始め、女性陣は「分かる」と初メガホンの女性監督を大絶賛していました。逆に、デートしていて、同僚や取引先の知り合いに会うんじゃないかなぁ、とキョロキョロしてしまう男の心理はリアルだと思ったのですが、何かヒントは有ったのでしょうか?

韓流パーソナリティとして有名な田代親世さんが来場されていて、Q&Aで質問されていたのでビックリしました。MCの方もライトがまぶしくて顔が見えなかったのでしょうね。「歌手のイ・ヒョヌさんが悪い男の役に合ってました」とかミーハー系な質問でなぜかホッとしたのでした。

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