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第19回東京国際映画祭<第5日目>

本日は丁度『中日』です。朝のワイドショーでも、特別招待作品のイベントの様子を連日報じていますが、まだまだ続きますよ。

夕方から2本鑑賞しました。釜山映画祭のクロージング作品だった『Crazy Stone』も観たかったのですが、会社終わりではギリギリ間に合わず、香港映画『I'll Call You』と台湾映画『永遠の夏』となりました。

○I'll Call You・・・アンディー・ラウが若手映画人の育成のために創設したプロジェクトの作品の一つです。『少林サッカー』にも出演していたタレントのラム・ジーチョンの初監督作品です。夜は友達と酒を飲み、休日はサッカーを興じる平凡なサラリーマンとTVの通販番組などのMCを担当する女性のラブ・コメディです。台詞にもあるのですが、『猟奇的な彼女』の香港版とも言うべき、気まぐれ、わがままな女性に振り回される男性の生活が描かれます。

主題歌が演歌(監督が『紅白』の森進一氏が好きだからだとか)だったり、アンディーが若者を導くあるキャラクターで登場したり、爆笑の連続でした。ですが、余計な部分を削ぎ落として見ると、強がりで見栄っ張りなため本心を言えない香港人が見えてきたり、飲み屋からそのまま抜け出たような男3人の友情が感じられます。主役のアレックス以外は、それぞれ監督の親友で、この映画で知り合い、今では監督抜きで遊んでいるらしく、チョット悔しいと話していました。

ラストシーンは、心の殻の中の象徴と言うのか監獄のシーンなのですが、「素直にならないと本当の幸せはつかめないよ。今、隣りにいる人を大事にして下さい」というメッセージを込めた、と真面目に話してくれました。

○永遠の夏・・・主役の一人がTVドラマで有名らしく満席でした。そして、シークレットゲストとして、そのビリアント・チャンが登場し、シャッターの音が鳴りっ放しでした。

優等生のジョンシンと問題児のショウヘンは小学校からの親友同士。本当は先生が友達のいない問題児にクラス委員のジョンシンを無理矢理にくっつけて、嫌々始まった関係だけど、今では離れられない関係にある。高校生になって、香港から転校してきたホイジィアという少女がジョンシンに恋したことで三人の関係は微妙なものになって行く。

親友に友情以上の秘めた想いを抱きながら国立大学への進学を目指す優等生、たった一人の親友を過剰な程に大事にしながらその元カノに惹かれていく野生的な青年、そして愛した青年が親友に恋していることを悟り、結果その相手と交際することになる少女。非常に繊細なストーリーを、若手3人が非常に繊細に演じていました。

中国本土や香港よりもルックスが日本人に近い台湾人には親近感を感じますし、とは言え亜熱帯地方特有の温度や湿度も感じられる映像は、少しブルーのフィルターに掛かっているようでキレイだなぁと思って観ていました。監督が「ブルーが好きで、それは海の色でもあるのですが、少しメランコリックな気分にさせてくれます」と説明していて、納得しました。

監督も「是非、一般公開を」と話されていましたが、ミニシアター系でやれば、それなりに入るのではないでしょうか。テーマがテーマだけに、他の作品では見かけない男性グループがいたのも、何だか微笑ましかったかな。

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受信: 2006年11月17日 (金) 00時26分

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