« 第19回東京国際映画祭<第2日目> | トップページ | 第19回東京国際映画祭<第4日目> »

第19回東京国際映画祭<第3日目>

当初は今日は観に行く予定にしていなかったのですが、『セランビ』の特別上映が決まった時点で、折角だからと観に行くことにしたのでした。まぁ、その後になってから『多細胞少女』の上映が緊急に決定したので、『多細胞』→『バイト・オブ・ラブ』って言うコースもありになったのですが、初志貫徹ということで就業後に渋谷会場へ向かいました。

○セランビ・・・インドネシアを襲った大津波で被害の大きかったアチェ地区のドキュメンタリーです。災害時に素人が撮影した映像や直後の被害の様子、行方不明者へのメッセージと言った映像から始まり、人々の生活が始まっていく様子が淡々と描かれていきますす。映像は次第に、サイドカー付きのバイクで運び屋を始めた男、両親を失い祖父の家で生活を始めた少女、チェ・ゲバラを崇拝する学生の3人に絞られてきます。

僕は特にゲバラの青年を注目してしまいました。崩壊した恋人の自宅で涙し、普段はバンドでギターを担当している青年が、「今回、色々な土地に行き、僕が探していたものは、何と戦うべきかということだった」というようなことを語るシーンがあります。アチェ地区と言うとニュースなどを見聞きする限りでは独立運動の盛んな地区ですが、ごくごく普通に見える青年も反骨精神を受け継いでいるのだな、ということが非常に印象に残りました。

運び屋の男は妻と二人の娘を失ったのですが、習慣から外食が出来ず、家のあった場所でテイクアウトした弁当を一人食します。最後には、椰子の木を集めて、家の再建を始めるのですが、そうやって人々の生活は少しずつ元に戻り始めています。

僕達にとって怖いのは、「知らないこと」と「忘れていくこと」だと思いました。プロデューサーも神戸との関係について話していましたが、外国で起きた災害を知らないだけでなく、神戸で起きた大地震のことだって忘れてしまいがちですよね。映画祭というきっかけがなければ観ることのなかった映画ですが、出会えて良かったな、と思います。今日の入場料は義援金として寄付されるそうです。

さて、映画自体は75分と短いものなのですが、監督(コンペ部門の審査員)とプロデューサー(インドネシアの大女優だそうです)の舞台挨拶とアチェ地方の伝統舞踊があり、終演後にティーチインがありました。伝統舞踊を見られたのは非常にラッキーでしたが、挨拶とティーチインはどちらか片方だけで良かったのではないかと思いました。インドネシア人自体がのんびりしているし、インドネシア語ものんびりした感じなので、スピーチが長く、日本語から直接翻訳するのは難しい言語と聞いたこともあるのですが、質問の内容と微妙にズレていったりもしていました。司会者も苦笑していましたね。

|

« 第19回東京国際映画祭<第2日目> | トップページ | 第19回東京国際映画祭<第4日目> »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/83452/3934147

この記事へのトラックバック一覧です: 第19回東京国際映画祭<第3日目> :

» すっごいクレンジング (完全プロ仕様次世代型メイク落とし) 激安通販 [すっごいクレンジング (完全プロ仕様次世代型メイク落とし) 激安通販]
女優・モデル・メイクアップアーティストが絶賛する、すっごいクレンジング の楽天で1番安い店はこちら! すっごいクレンジング は、メイク落としの常識を完全に覆しました! 特殊メイク・油性マジックまでもスルっと落とす実力派のクレンジングです。 [続きを読む]

受信: 2006年10月25日 (水) 19時45分

« 第19回東京国際映画祭<第2日目> | トップページ | 第19回東京国際映画祭<第4日目> »