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愛読書!「クライマーズ・ハイ」

Photo_2あの羽田発大阪行の日本航空機が群馬県の山中に墜落した事故から21年ということである。当時、僕は中学2年生だった。丁度夏休みで、フジテレビのお昼のニュースでショートカットの少年のような女の子が腕をダランと下にしてヘリコプターに吊り上げられていく場面を、昨日のことのように記憶している。

この作品は、その戦後最悪の航空機事故に遭遇した群馬県の地方紙の新聞社が舞台です。しかしながら、事故の直接的な場面は出て来ません。現場の記者が苦労して書いた記事が社内の派閥争いで潰されたり、全国紙とのスクープ争奪戦の様子がリアルに描かれていきます。また、大事故とは対照的とも言える、当日に一緒に山登りに行くはずだった同僚の過労死とその家族との関わり、そして自分の家族、特に息子との確執みたいなことも、事故当時の描写と、同僚の遺児と果たせなかった約束の登山に挑戦する現在を交互に描いていきます。

昨年の暮れだったと思うのですが、NHKで佐藤浩一さん主演でドラマ化されていました。放送は観ていない(5分くらい観た様な気もする)のですが、佐藤さんをイメージして読み進めて間違いがなかったです。DVDが出ているようなので、TSUTAYAで借りてみようかな、と思っています。

クライマーズ・ハイというのは、ロック・クライミングのような過酷な登山中に恐怖がピークに達すると恐怖感が消え、躁状態になることだそうです。しかし、無事に下山し、恐怖がなくなった瞬間に鬱積した気分に陥るのだとか。

原作の横山秀夫氏は、元・地方の新聞社の記者というプロフィールの持ち主。記者の最初の仕事と言うのは、警察に記者クラブに張り込んで、事件を集めてくることらしいのですが、その経験を活かした刑事モノが面白く、以前から好んで読んでいました。今回も新聞社が舞台ということで、非常にリアルな作品でした。

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