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CINEMA KOREA 2006 <1>

霞ヶ関のイイノホールで開催されているシネマ・コリア2006に行って来た。19日3本、20日3本の6本を鑑賞予定。とりあえず、パート1ということで。

○拍手する時に去れ・・・演劇の演出出身のチャン・ジン監督が、自らの作品を映画化。ホテルで発見された女性の刺殺死体をめぐる、捜査官と容疑者、参考人たちの群集劇で、ミステリーなのだけど笑える、日本で言ったら三谷幸喜監督みたいなところでしょうか?捜査官にチャ・スンウォン、容疑者にシン・ハギュンと言うキャストで、昨年夏に韓国で公開された時からチェックしていました。チャン・ジン作品の特徴として、物語が本筋から外れていく面白さがあるのですが、今回も捜査官が真実に迫ろうとすればするほど、違う方向に向かっていくのが面白かったです。同じくチャン・ジン作品の映画化「トンマッコルへようこそ」はこの秋に公開されますが、こちらも日本でも公開して欲しいなぁ、と思いました。

○もし、あなたなら2・・・昨年日本でも公開されたオムニバス映画の第二弾です。国家人権委員会が製作する5作品。それぞれ、パク・キョンヒ監督のダウン症の少女、リュ・スンワン監督の「男らしさ」の固定観念にとらわれた男、チョン・ジウ監督の脱北少年少女、チャン・ジン監督の非正規雇用、キム・ドンウォン監督の出稼ぎ中国朝鮮族がテーマになっています。ここでもチャン・ジン監督の演出が見られます。80年代の学生運動時代の非正規雇用の秘密捜査官と尋問するソウル大学生と意気投合していく物語なのですが、ラストに学生が「もう少し待ってくれたら、良い世界になります(僕等がします)」というセリフがあるのですが、現在の政権下の役人の多くは当時の学生な訳で、今も非正規雇用の問題がクローズアップされているという皮肉が込められています。政府のお金で政府の批判をするというのがスゴイ。「クライング・フィスト」のリュ・スンワン作品は小さな役までゲストが豪華で、しかも笑えます。ダウン症の少女の演技かドキュメンタリーが分からない演技も新鮮でしたし、最後は「送還日記」のキム・ドンウォン監督の朝鮮族への賃金未払い問題のドキュメンタリーでビシッと締まっています。

○愛している、マンスルさん・・・女優ムン・ソリと天才子役イ・ジェウンが親子を演じる感動の母子愛。この二人というと「大統領の理髪師」でも親子役で共演していますが、とにかく二人とも演技が上手い。特に少し大きくなったジェウン君の思春期の少年にありがちな出来事、例えば、化粧品の販売員をしている母親に対して「恥ずかしいから化粧するのは止めてくれ」と言ってみたり、をセリフや表情の変化など的確に表現していた。それに対してムン・ソリもきっちりと応える。前半ムン・ソリにしては地味かなと思ったのですが、いやぁ上手い。中学生の息子にビール飲ませて、「お前も大きくなったよね」と言うシーン。オイオイ、という感じだが、後になって急いでそんなことをした意味が分かってくる。パク・フンシク監督の「実際に子供の時にあったことを盛り込んだ」という脚本が見事。観客の平均年齢が低くないこともあったのかもしれませんが、後半はあちこちからずっとグスンという音が止みませんでした。

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